日々雑談~2070~

夏目漱石「西住ちゃん」
 なんでコレを思いついたのか、なんで逸見エリカにここまで厳しいのか、そんな疑問をまとめ上げてしまう腕前。まだまだ、未知の達人がごろりと居る、ネット界隈。ネットは、広大だわ。
 今日は、WEB拍手返信です。
 
>テラーの最大の脅威は、寺田農の演じる園咲琉兵衛の底知れなさにあると思います。やっぱりボスたるものかんたんに底を覚られない能力は大事ですよね。
 
 寺田さんの怪演が見事に実った結果の底知れぬ恐怖ですよね、テラー・ドーパント。立ち位置も含めて、ライダーでは珍しい後衛型ボスを務めきったのは、偉業だと思います。
 
>ローグス達は亜光速で走り視覚認識する事も不可能なフラッシュをなぜああも安々と捉えられるのだろう。やはり愛の前には道理など無意味ということなのだろうか(意味深)
 
 なんだかんだで、アイツら長年戦っているだけあって、慣れてますからねえ……。ジョーカーが、対バットマンに慣れているように。加速の妨害、速度への直接干渉、地形変化による妨害、撹乱、飛行能力のような上下移動による対抗……全員、対フラッシュへの切り札を一つは持っているからこその、息の長い宿敵です。
 
>いつも楽しませてもらってます。カオチャ小説めちゃ面白かったです!今度の夏コミとかでカオチャの同人書いたりしないのでしょうか?
 
 小説を読んでいただき、ありがとうございます! 是非とも今後のアニメまで、色々滾らせておいていただければ! カオチャ関係の同人誌に関してですが、現状サークルとしての活動や刊行予定はありません。ちょっとしたことや感想雑感はちびちび呟いたり書いたりしていきますので、そちらをお楽しみいただければなと。アニメだけでなく、コミカライズも複数あるんだよなー……まだまだ、伸びしろあるぜ!
 
>当時モノが家にあります>マーヴルクロス等 もう20年も前なんだなあ(いまだにオンスロート等が『最近の話』感覚)
 
 この辺りの資料が家には無かったので、譲ってもらえたことが本当にありがたかったのです。エイジ・オブ・アポカリプスもオンスロートも、落ち着いて読めるぞ! 最近のお気に入りはマーヴルクロスのスパイダーマンです。どうしょうもないケチッぷりを見せつけつつも、ジャーナリストとしての強固な芯も披露すると、やっぱジェイ・ジョナ・ジェイムソンは面白いよなあ。この人は本当に“良くも悪くも”頑固だ。若干悪い寄りな気もするけど。

日々雑談~2053~

 ヒュー! まるでバットマンやスパイダーマンを追ってる気分だぜ!
 こんなコブラめいたセリフが口から出るくらいに、日本の邦訳攻勢を超える勢いで盛り上がっている、本国コミックスでのデッドプール。他のヒーローやヴィランにコスチュームを着せてのチームデッドプールの結成、アベンジャーズへの参加、ケーブルとのチームアップ、そして今週は過去のデッドプールのエピソードの再販となるTrue Believers Deadpoolが開始。このシリーズは、デッドプールの名エピソードやターニングポイントとなるエピソードを、一話1ドルという安さで再販した物です。今週は初登場やオリジン、来週以降はシクラーとの結婚やエビルデッドプール誕生といったラインナップが予定されています。
 そして今年一番の注目作とも言える、新シリーズ“Spider-Man/Deadpool”も開始。デッドプールとスパイダーマン、二人の正式コラボは何をもたらすのか! 何ももたらさないのか!

スパイダーマン&デッドプール

 馴れ馴れしいデッドプールと、そのデッドプールをぞんざいに扱うスパイダーマン。関係性としては、邦訳も出ているデッドプール:モンキー・ビジネスに近いものを感じますね。片方が無闇矢鱈に踏み込み、片方が一歩退く。でも踏み込む側がずっと追いかけてくる。これはこれで、一つのコンビの形か……。
 アクションも登場キャラもデッドプールの損傷率もド派手な一作、しゃべくりまくる二人のコラボなので、台詞も多いよ! また強力な一冊が、デッドプール界隈に誕生。いやあ、上り調子だなあ!

デッドプール邦訳奇譚~アイデンティティ・ウォー:デッドプール/スパイダーマン/ハルク~

アイデンティティ・ウォー:デッドプール/スパイダーマン/ハルク

アイデンティティ・ウォー:デッドプール/スパイダーマン/ハルク 表紙

トラブルにより偶然開いてしまった異世界への扉。デッドプール、スパイダーマン、ハルク、2人のヒーローと1人のロクデナシ3人のヒーローは異世界へと飛び、ありえない存在と邂逅する。

史上最強、金持ちでモテモテで人気者なスパイダーマン
真っ赤ではなく真緑な、デッドプールのそっくりさんデスウィッシュ
正しい異名のはずのに根本的におかしい“ドクター”ブルース・バナー

異世界に悩み戸惑い満喫する3人。スパイダーマンの大事な人であるベンおじさん。真紅のドクター・ドゥーム、デスマスク。地獄に棲まう最強の鬼神。元の世界に存在しない者達の運命も絡みあい、3人のヒーローの戦いは加速する。果たして3人は、元の世界に帰って来れるのか!?

F「時間が空いてしまったが、デッドプール邦訳奇譚再会だ。今回のテーマは、デッドプール、スパイダーマン、ハルクの三人が集う、アイデンティティ・ウォーだ」

S「今回あらすじは、自分で書いたん?」

F「結構、公式のあらすじが核心まで踏み込んじゃっているかなあと思ってな。ちょっとだけ、ネタバレの深度を浅くしたものを作ってみた。というわけで、デッドプールの邦訳本なアイデンティティ・ウォー……というのは、正しくもあり、ちょっと違う感じでもあり」

S「そりゃあなあ。この本、タイトルにもある通り、デッドプールとスパイダーマンとハルクの本だからな」

F「スパイダーマン編、デッドプール編、ハルク編。この三本が連なって、アイデンティティ・ウォーという一つの作品になってるわけだからな。だから、スパイダーマンの邦訳本でもあり、ハルクの邦訳本でもあり。正確に言うなら、3人の邦訳本だろうな」

S「いやでもさあ、スパイダーマンはともかく、ハルクの邦訳本って……どれくらい久々だ?」

F「アベンジャーズ系や大型クロスオーバーには顔出ししてるし通販限定の本でレッドハルク編が出たりしているけど、名前が入った個人誌で一般流通していてプレミアついてない本となると、ワールド・ウォー・ハルクぐらいじゃないかなあ……いやこれも、ハルク個人誌と言うより、大型クロスオーバーではあるんだけど」

S「流石にワールド・ウォー・ハルクは、ハルクの本にカウントしていいだろ」

F「日本だけでなく、本国の事情も含めて、ハルクの扱い方は試行錯誤なイメージがあるな。それはそれとして、アイデンティティ・ウォー本体の話に戻るぜ。話としては、結構なインパクトのある話だな。なにせ、ベンおじさんが生きてる」

S「大いなる力には大いなる責任が伴う。スパイダーマンの原初、ベンおじさんが死ぬという前提が崩れるからな。そりゃあ当然、スパイダーマンのあり方からして変わるか」

F「貧乏でマスコミに叩かれて女性関係も上手くいかない本家スパイダーマンとは真逆だもんな。アイデンティティ・ウォーのスパイダーマン」

S「ひどい言い草だが、だいたい合ってるし、詳しい言及を求めたらもっとヒドいことになるのがわかるから、何も言えない……」

F「デッドプール編もハルク編も、スパイダーマン編に負けず劣らずぶっとんだ設定だからな。異世界や異次元の話っていうのは、アメコミにゃあ結構あるが、アイデンティティ・ウォーは短編連作な中編という環境をフルに活かして、異世界だからこそ、違う世界だから見れる場面や光景をたんと用意。一回こっきりの環境だからこそ許されるラインを、制作側がきちんと把握している感じだな」

S「とっぴな設定という飛び道具をただ乱射しているのではなく、きちんと的を定めた上で集中砲火しているってことか」

F「そうだな。いやしかし、このアイデンティティ・ウォーの世界、底意地が悪いところもある。金に名誉にベンおじさん、“ある手段”でハルクとの分離に成功したブルース・バナー。アイデンティティ・ウォー世界のスパイダーマンやブルース・バナー(ハルク)は、本来の世界のスパイダーマンやブルース・バナーが内心求めていたもの、足りなかったものを持っている自分たちなんだぜ? そんな夢の自分たちを目の当たりにして、しかもそれが必ずしも幸福に直結していないことを見せつけられる。コイツぁ、中々に辛い話だぜ」

S「なるほど……ところで、デッドプールが内心求めていて、足りないと思ってるものって?」

F「えーと。毎日おもしろ愉快に楽しく暮らしたい?」

S「……それは、すでに叶っているのではないでしょうか?」

F「いやまあ、一例だからなあ、コレ! しかし改めてアイデンティティ・ウォーを読みなおしてみると、デッドプールのストーリにあり方は、箸休めポジションというか、結構な異彩を放ってるなあ。いやまあ、いつも通りなんだけどさ」

デッドプール邦訳奇譚~デッドプール:スーサイド・キングス~

デッドプール:スーサイド・キングス

デッドプール スーサイド キングス 表紙

あらすじ

我らの“冗舌な庸兵”のもとに、100万ドルの暗殺依頼が舞い込んだ。だが、高額な暗殺の裏には、大いなる陰謀が仕組まれていた。罪のない一般市民を殺害したという濡れ衣を着せられたデッドプールは、あろうことかパニッシャーに命を狙われることになる。しかし、彼の無実を信じる者もいた。その名はデアデビル…。暗黒街の仕置人パニッシャーを前にして、恐れを知らぬ男に勝ち目はあるのか!?(Amazon商品説明より抜粋)

F「マーク・ウィズ・ア・マウスもキルズ・マーベルユニバースも好評なようだし、こりゃあ次の邦訳も近いうちに出るな! ガハハ!と思っていたら半年以上かかったよ!な通販入れれば四冊目、一般販売では三冊目なデッドプール:スーサイド・キングス! あらすじや概要に関しては以前書いた発売直前企画を見てくださいませ……と言ったところで、気がついたんだが」

S「何に?」

F「前書いた、この発売直前企画で、自分の推したいところ、ほとんど書いちゃったなあと」

S「そりゃあなあ、書いてるヤツが同じな以上なあ」

F「やはり自分の敵は自分だったか……」

S「そんな少年漫画で出てくるような哲学的な問を持ちだされても」

F「シンプルにポイントをまとめると、以下のとおりだな」

スーサイド・キングスは、ニューヨークを舞台としたストリート系のストーリー

スパイダーマンやデアデビルやパニッシャーが登場

ぼくらのアイドル、レッキングクルーも登場!

同時収録の短編“Game$ of DEATH(死亡$遊戯)”はくそったれでイカした良短編

F「まあこんなところかね、あとヒロイン枠として出てくるのは、スーサイド・キングス以前のデッドプール誌でもヒロイン枠を務めていた、アウトローってのもあるけど」

S「どっかのバカルテットより、ヒロインの方が優先すべきポイントじゃなかろうか」

F「人気の高いスパイダーマンとの邦訳初タッグ。デッドプール&スパイダーマン、すっげえ五月蝿くて耳が痛くなる!なデアデビル。デッドプールとのセット以外でも邦訳出ていいのよ?なパニッシャー。人気ゲストキャラとの共闘や対決はやはりこの本のウリだな」

S「邦訳初タッグはこの本で、初共演は……キルズ・マーベルユニバース?」

F「あの本持ってきたら、この三人だけでなくアベンジャーズともファンタスティック・フォーともX-MENともパワーパックともハワード・ザ・ダックとも共演済みになるけどよ。アレは共演というより、なんだろうね? 対決……破壊……殺戮……殲滅……」

S「どんどん、テロリストの好感度が高そうな単語になってるぞ」

F「あと注目すべきは“Game$ of DEATH(死亡$遊戯)”。この作品、今まで出た邦訳デッドプールのエピソードの中でも、ある意味はじめてなんだわ」

S「公開殺人ショーがおこなわれている島に、デッドプールが乗り込む話だったな」

F「ああ。カンフー映画のシナリオっぽくて、シチュエーションからして大好きよ! はじめてポイントとしてはだな、この話、デッドプール以外のヒーローやヴィラン、いわゆるゲストキャラが出てこない」

S「なるほど」

F「つまりはじめての、デッドプール単独主演作というわけだな。今までのがゲストキャラ大勢登場な劇場版やTVスペシャルだとしたら、“Game$ of DEATH(死亡$遊戯)”は通常回。普段のデッドプールさんの一枠よ。そしてこの話には、日本語訳ならではの仕掛けがあるので、気になる人はデッドプールのセリフの一語一句に注目してみよう!」

S「仕掛けのヒントは?」

F「うーん……シュワルマ……じゃなかった、チミチャンガ!」

日々雑談~1988~

 僕らのデッドプールさんが、偉人の力を借りつつ、蘇った39人のアメリカ大統領の魂を回収するため奮闘する、デッドプール Vol.1:デッド・プレジデント。10月21日発売!

デッドプール デッド・プレジデント

 「偉人っつっても総勢約1名じゃねえか!」とか「どこの幽霊ライダーのあらすじ!?」との内から湧き出るツッコミは抑え、いけしゃあしゃあと。流行りものというか、世の中の流れには積極的に乗って行くスタンスです。vol1ということは続くのでしょうが、果たして何処まで行けるのか。映画までまだ時間もあるので、行けるところまで行って欲しいですね!

 アルティメット・スパイダーマン ウェブ・ウォーリアーズが本日最終回。兄であるグランドマスターには勝てないと刷り込まれてしまったコレクターを支える、ずっと勝てない戦いに挑んできた男! スパイダーマッ! ……もとい、スパイダーマン。突拍子のないコンビに見えましたが、実際のところは好対照なコンビとなりました。趣味“戦い”なチャンピオン・オブ・ザ・ユニバース以外のエルダーズ・オブ・ザ・ユニバースが実戦に立つことはあまりないものの、全員宇宙開闢の時から生きている上にビッグバンのエネルギーも内包しているから、あいつら普通に強いんだよなあ……。そんな彼らについて触れた記事は、コレですね。マイティ・ソー:ダークワールドの解説記事です。しかし、MJの存在が消えた結果、最終的にメイおばさんがヒロインポジションでシメるとは思わなかった。1期&2期ではハリーと共に出番があったものの、3期だと無い=3期しか放映していない地上波だとホント出番ないよねというオチに。
 いやあでも、ディスク・ウォーズとは違った味付けで、これまた面白い作品だったなあ。次週からはスターウォーズだけど、海外枠、ディズニー枠としては残ったわけで、そのうちまた、マーベルにも出番はあるさ。でも個人的には、そろそろバットマンやレゴジャスティス・リーグみたいな、DCコミックスのアニメも地上波で見たいなあ。