日々雑談~5928~

 ここしばらく、ネットを見つつも、あまり発信しない日々を過ごしておりました。
 いろいろバタバタしているのもあったけど、ほらアレだ、選挙とかの時期はどうしてもね。みんなが気が立っているので、そっと距離を取るしかないというか。
 しかしまあ、今回の選挙は大抵の政党が負けるかマイナスの現状維持で、勝った党もどうにも腰が落ち着かずにふらつき気味と、なんだか全員課題を抱えるタイプの選挙だったね。課題が見えて、解決という宿題が生まれたって意味では、良い選挙だったのかもしれない。課題を解決しなかったら、そりゃ次は大負けよ。

 あとここしばらくと言えば、映画? いやー、鬼滅の刃は大ヒット確定と言えども、いくらなんでもここまで枠がいるのか? と思ってたら、その枠がほぼほぼ埋まってて、こりゃいるわと。そもそも無限列車編が400億でしょ? もし売上が前作比50%減の普通の映画ならやべえよな成績だとしても、それでも200億の映画なわけで。200億だってハリー・ポッターやもののけ姫の域だって考えると、そりゃ大ヒット前提の組み方をしておかんとマズいよね。

 そんな鬼滅ラッシュの隙間を狙ってスーパーマンを見てきたけど、これまたジェームズ・ガンはすげえことやったな。ある種の神性持ちのスーパーマンから、神性を剥ぎ取って、親しみやすい主人公にする。あえて神性を高める方にいったザック・スナイダーとは、ある意味真逆のアプローチというか。ただ、この革新性は……神棚にいるスーパーマンに慣れきった業界やファンが、上手く活かしたり説明できるタイプのものなんだろうか?

日々雑談~5927~

 少し一段落したので、いよいよ映画スーパーマンが観れるんじゃないかと思って映画館のサイトを覗いたら、鬼滅効果でサーバーがぶっ飛んじまってて、こりゃもうどうしょうもねえな! 今年夏の映画館は鬼滅の刃一色に染まるとはわかってたけど、まさか予約の段階でこうなるとはなあ。一時期に比べブームが収まった印象はあったけど、やっぱ歴代日本上映映画ランキング堂々1位の作品には恐ろしい地力があるわ。無限列車編が興行収入404億円でしょ? もし今回半分にまで落ち込んだとしても、200億でもののけ姫クラスだぜ? そりゃあ強えよ。

 正直鬼滅とコナン辺りは既に映画館が足を向けて寝られない実績を築いた上に、新作も十中八九トップクラスに当たると、最優遇にふさわしいものを持ってるので、この夏の鬼滅シフトもしゃあないなあと。スーパーマンやファンタスティック・フォーや国宝などなど、夏の他の映画が押し出される形になってしまうことは残念だけど、正当な手段で鬼滅が枠を勝ち取っている以上、そこに文句は言えんよね。

 ただし、上映枠が少ないからと言って駄目というわけではないのが、今の世の中。話題性や評価によってはなんらかの救済措置が生まれるかもしれないし、ソフト化や配信のような映画以外の道もある。実際、中国ではそれこそ鬼滅やコナンをも凌駕する哪吒2のブームの中、キャプテン・アメリカ:BNWがMCU復調を思わせる堅実な数字を見せたわけで。最悪、哪吒2に押されてアメコミ映画どん底状態を維持なんて可能性もあった以上、そうはさせなかった新キャップは大したもんですよ。良い作品が常に救われるとは言えないけど、何らかの救いが生まれる可能性は良さや応援から生まれるんですよ。なので、鬼滅にやられた!と嘆いたり恨むのではなく、前向きに行きたいですね、前向きに!

 ところで、現在深夜1時なのに、映画館の予約サーバーがぶっ飛んだままなんですが、どうすんだコレ。こうなったら、飛び込みで行くしか無いか?

日々雑談~5926~

 再プレイ中の仁王2の一周目をクリア。初プレイ時は腕力一辺倒で斧を振り回す脳筋武者。自分でも忘れていた二人目はDLC追加枠の仕込棍&弁慶装備をベースにした陰陽術系重装武者。そして今回作った三人目はこれまでの重装路線を捨てて、機動力に振り切った軽装メインの忍者。最初は手数の忍者系武器こと手甲を使っていたものの、火力不足とリーチの短さがしんどかったので、もう一つの忍者系武器の鎖鎌を持つことに。リーチの鎖、火力の鎌の使い分けは面倒なものの、慣れでどうにかなるレベル。あと、人間限定なものの、相手を鎖で引き寄せて急角度ボディスラムでぶん投げる華厳落としがめっちゃ気持ちいい。

 仁王2というか、仁王シリーズの特徴なんですが、刀や二刀流や斧に鎖鎌と武器によって大幅にモーションが違うのに加え、遠距離武器の弓に大筒に火縄銃、魔法ポジションの忍術に陰陽術と、選択たビルドによって大幅にファイトスタイルが変わるのがいいですね。シナリオ上のキャラを参考にするなら、とにかく爆弾をぶん投げる松永久秀スタイルや至近距離で火縄銃を使う雑賀孫一スタイルみたいなピーキーなのも十分にアリ。あと、火力の上段、バランスの中段、手数の下段と、三つの構えを切り替えられるのもポイントですね。オーソドックスな刀でも、一発にかける上段の示現流スタイルと、状態異常や属性で戦う下段の足狙いのスタイルみたいな無茶が出来ますし。なので戦闘スタイルの数に関しては、無限に近い域です。構えを常時使い分ける、混合型なんてのもあるしね!

 ただ、個性の強さはアクの強さでもあり、たとえば斧に慣れた人間がいきなり手甲を渡されても十中八九使いこなせないですね。ランダムな武器を拾って戦うナイトレインみたいなゲームには、まず向いていないシステムです。その分、ビルドを変えるたびのやりがいはあるのですが。事実、ステータスを振り直すリセットアイテムの入手難易度はクソ低い上に、ビルドをセーブできるシステムもあるので、好きなように改造してくれ! やり直しもできるから!というのがゲームの方針なんでしょうね。
 定期的にセールもやってる上に、仁王3の発売も決まったと、やるゲームがない時の穴埋めとしては本当にやりがいのあるいいゲームですわ。ちょっとやりがいありすぎるけどね!

 2周目とダウンロードコンテンツ分の攻略、どうすっかなあ……。

日々雑談~5925~

 映画スーパーマンが来週公開だけど、果たしてどんな代物になっているものか。ジェームズ・ガン監督といえば、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーにスーサイド・スクワッドと、マイナーだったり新人だったり歴史の彼方に埋もれていた、伸びしろのあるキャラを復活させることで評価実績人気を積み重ねてきた人。そんな再生工場気質の監督が、スター選手の一人であるスーパーマンを撮り、更にユニバース全体の構想を練ったらどうなるのか。これも「たぶん大丈夫だろう」寄りではあるものの、正直読めないところがある。野村克也がジャイアンツの監督をするくらいには、読めない。

 そして映画をきっかけに、スーパーマンの魅力とは何なのか、どう伝えるべきなのかと立ち返ってみると……これは意外と難しいし、厄介だなと。そもそも、ヒーローの原点であり頂点の一人なのに、その魅力や特徴があまり広まっていないというのが変な状況ではある。簡潔に言うなら”超人的な力を持つ善の人”なんだけど、これだとまったく人の琴線に触れるところが無いし、あまりに普通すぎる。もう少し深く掘ると”常に悩み正しさを模索している超人”みたいなのも出てくるけど、これでもよくあるヒーロー像ですし。むしろ、自身の行為に悩みを抱えてないヒーローは、おそらくヒーローではないわけで。

 この「特徴が説明しにくいスーパーマン」は「SFは衰退した」「グレイシー柔術は弱くなった」に近しいものを感じます。様々なフィクション要素を持ったSFや、総合格闘技の黎明期にて猛威をふるったグレイシー柔術は、かつて触れた人間が他所に行き、強さが分析されることで、もっと大きな枠組みである創作や格闘技の基礎となり、ある意味個性が見えにくくなってしまった。スーパーマンも超人型ヒーローの基礎であるがゆえに普通になってしまった。実際、普遍化は栄誉であり、進化の先ではあるものの、フックが無くなった結果、元となったものが割りを食うという側面はどうしてもあるわけで。特別でなくなった結果、その特別さに寄りかかってたコミュニティが力を失ったり、当たり前の一分になった結果、特化型の専門家がいなくなったりと、栄誉と進化と引き換えに従来の枠組みやそこにいた人が割りを食うようなことが起こってしまうのも現実かと。実際、スーパーマンもバットマンと並び立つDCのビッグ2ではあるものの、コミックスや映画や関連商品の売上ではバットマンに大きく水をあけられてしまっているのが現状。逆にバットマンは、後発に伝えられるタイプの普通とは距離を置いた結果、逆に人にがっつり引っかかるタイプの個性的なフックが多い上に世間に広まりやすい作品。優等生よりアウトローの方がモテるみたいな理不尽さを、ちょっと感じてしまう関係性ですね。

 というわけで、新作映画スーパーマンには、スーパーマンとはこういうものなんだ!とひと目でわかることを期待しております。本来スーパーマンは再生工場入りする立場にはないものの、ちょっと引いた目線で、「超一流に相応しい人気や実績を得ていない、いまだ伸びしろがあるヒーロー」にカテゴライズした場合、ジェームズ・ガン再生工場の対象にはなるわけで。映画に出てくるミスターテリフィックやホークガールも伸びしろアリなキャラなので、ジェームズ・ガンの得意技をやろうとしている=期待値を高くもっていいというのはありますね。というかうん、たぶんジェームズ・ガンがめっちゃ得意でがっつりやれそうなDCヒーローって、ヒーローのくせに脱税とかで悩んでる、クソバカ生々しさヒーロー殿堂入りのガイ・ガードナーだよな。

日々雑談~5924~

 ひとまず、フェニックスが飛行ユニットでなかったことに一安心。これ以上飛行ユニットが増えたら、もう対処のしようがねえぜ……。なんか対空能力が死んでたスクイレルガールや、対空能力が皆無だったシングに、対飛行ユニット向けの新スキルが追加されるみたいだけど。公式の映像だと、なんかシングがビューンと飛んでたよ。

 現状ハッキリしたのは、ジーン・グレイの役職がファイター(デュエリスト)であること。もともとファイター職は多いものの、ヴァンガードのエマ・フロスト、ストラテジストのウルトロンと来たら、そりゃジーンはファイターになるよなと。もっともジーンは万能寄りのキャラなので、調整すればどの役職も出来る感じではありますね。X-MENはヒーラーが現状皆無なので、ストラテジストのジーン・グレイも有り得るとは思ってたんだけど。

 プレイ映像を見て判断するなら、おそらくジーンは対空、対複数に優れた遠距離型。移動性能も高いので、高所からの奇襲も出来るタイプ。既存のキャラクターの中では、ムーンナイトが一番近いかな。機動力と隠密性のムーンナイト、火力のジーン・グレイってとこだろうか。弱点としては、HPがファイター基準なので、ガンガン攻めてくるシングやハルク、奇襲のプロであるアイアンフィストやスパイダーマンに狙われたら、あっさり落ちそうなところ。ただ、緊急離脱が出来る機動力はあるし、なんかプレイ映像を見てると、自動回復機能がついてそうなんだよな。なんだか、使いこなす自信は一切ないけど、敵にいたら死ぬほど厄介そうだぜ……。