日々雑談~5833~
【速報 JUST IN 】コメディアンの志村けんさん死去 新型コロナ感染で肺炎発症 #nhk_news https://t.co/SkK4h89YvD
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月30日
志村けん死亡説は、永遠に都市伝説であってほしかった。(敬称略)
とにかくもう、言葉が出ない。コロナの恐ろしさは十分知っていたものの、まさかこんなことになるだなんて。
日本の兄や国民の妹みたいなキャッチフレーズを使った場合、志村けんは日本人にとっての親戚のオッサンというか。すげえ愉快で子供の頃大好きだったし、年月を経て法事ぐらいでしか会わなくなっても会えば盛り上がるし、自分が年老いてもこんな人が昔居たんだよと、ずっと忘れられない人。
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2020年3月30日
愉快な親戚のおじさん、もしくは近所に住んでる街の人気者。ドリフに加トちゃんケンちゃんにだいじょうぶだぁにバカ殿、それぞれの世代で接した志村けんは違うものの、そこにあったのは親しみやすい面白さだったんじゃないかなと。志村、うしろ!とタメ口をうっかり飛ばしそうになる隙というか余裕というか、とにかく、こっちもあっちも肩肘張らずに付き合える。ずっとこの心地よい距離感を維持し続けた人でした。
いつもは愉快でも、仕事中のおじさんの顔は真剣そのものだった。志村けんの仕事歴を見ると、本当にコントタイプのお笑い一筋。近年はトーク番組や司会業もおこなっていたものの、幻の出演作となったキネマの神様が初主演作であり、朝ドラのエールがドラマ初出演だったように、役者としての活動はいままでほぼ無し。コメンテーターや文化人らしいそぶりも見せないと、その仕事歴は頑固一徹の職人に近いものがあります。雰囲気は親しみやすくとも、その根底にあるのは過酷なまでのプロフェッショナル精神です。
生前のコントを笑って見つつ、こんなスゲエ人だったんだぜ!と笑顔で紹介するのが、おそらく今できる最高の供養。志村けんさんの、ご冥福をお祈りします。