日々雑談~5867~
ザ・デストロイヤー、ミル・マスカラスに続いて、三人目の叙勲となった外国人レスラーはまさかのタイガー・ジェット・シン。インドの狂虎や狂えるインド人のイメージ的にはアレですが、東日本大震災の際には多額かつ定期的な寄付をした上で、地元のカナダでは福祉団体や学校も作っている篤志家でもあるので、この受賞は当然かなと。むしろまず世間はカナダ在住!?ってとこにビックリしてますが。そりゃまあ、イメージとしてはそうよな……。
シンはリング上では荒れ狂っていたものの、ファンの目が届かないところでは紳士的に振る舞い、多額のギャラを貰っても日本では質素倹約を心がけ、溜めたギャラを元手にしての企業にも成功と、ヒール勢や外国人レスラーの枠を乗り越えて、プロレスラーの中でも異質レベルでしっかりとした人だったりします。豪放磊落や親分気質が愛されるプロレス業界では、倹約家かつ人に奢ることもないシンは「ケチ!」と随分言われていたそうですが、ここまで実業家や篤志家として成功していると、単にケチで済ませられる人ではないでしょうね。というか、山師気質の猪木より遥かにマシじゃなかろうか。
なんにせよ、シンの受賞はめでたい話。いやーもう、授賞式で荒れ狂っても、紳士として振る舞っても、流石はシン!となる以上、勝確みたいなもんでしょ。