日々雑談~5728~
ゲームセンターあらしにおけるゲームの巨大興行化や世界の命運をかけた真剣味。この趣味を創作で活かす手法が、様々な作品に伝わっていき、やがて今の趣味文化性癖と様々なテーマで一点突破を狙える日本の創作界の自由度に影響した……という考えが頭をよぎる。
— 藤井三打 (@nikuzousui) October 28, 2020
海外のコミックスにも例えば料理回はあるけど、料理勝負を繰り返す長期連載や、大々的にスタジアムで開かれるグランプリみたいなのを見た記憶はあまり無いんだよな。料理が作品のキーアイテムになっても、物語の背骨にはならないみたいな。
— 藤井三打 (@nikuzousui) October 28, 2020
GET JIRO!は料理人のアンソニー・ボーデインが共同原作なだけあって、料理がテーマで細かいウンチクもあるものの、作風自体は切った張ったで義理が活きるヤクザ漫画のラインだしな。面白いけど、ミスター味っ子や鉄鍋のジャンより、静かなるドンに近いよなあ。
— 藤井三打 (@nikuzousui) October 28, 2020
Kindleでミスター味っ子の合本版が全巻分合計55円で売ってた。ミスター味っ子を一気読みして、深夜に腹が減った。腹の減りを緩和するため、頭を使って気を紛らわせて、思ったことをふと深夜にツイートした。ここまでは、ありふれた普通の話なわけですよ。
『ゲームセンターあらし』で最初にスタジアム対決をしたのは、後楽園球場でのスペースインベーダーの対決でしたが、これは『包丁人味平』のラーメン祭りがヒントです。ほかにSFの一ジャンルにもなっていた「疑似イベント」を意識していました。https://t.co/CAlRCkER6M https://t.co/Xl3LlFnjGP
— すがやみつる@『こんにちはPython』発売中&遠隔授業中! (@msugaya) October 29, 2020
ホビーマンガということで最初に意識したのは『鮎』という矢口高雄先生のメジャー誌(少年サンデー)デビュー作(読み切り)でした。鮎の友釣りの様子がリアルに描かれていて、「ここまでやっていいんだ」と思い、その後、ホビー(情報)マンガを描く際の規範としました。
— すがやみつる@『こんにちはPython』発売中&遠隔授業中! (@msugaya) October 29, 2020
まさか、すがやみつる先生ご本人に補足された上に、直々のお話が聞けるとは思ってなかったよ。思いもよらぬつながりが出来るのがネットだとは知ってはいたものの、流石にこれは確認した瞬間あひぃ!?と声が出た。ネットのあり方に、先生の証言、褌を締め直すに、ここまでいい機会ってのはそうそうないよな。ここ最近、少しダラけていた気分が、一気に引き締まったよ。
実際のところ、日本の漫画は趣味に文化に性癖と、とにかくテーマが多彩ってのはあるよね。近代麻雀のように、麻雀(ゲーム)をテーマにした漫画オンリーな雑誌もあるし。日本の漫画家や出版社の執筆や企画を立ち上げる速度、そして週刊誌や月刊誌のような多数の漫画を同時に売るシステムが、おそらくこの環境を生んだのでしょう。
いやねえ、日本の週刊漫画誌ってすげえ安価で豪華よ。いくら基本的にフルカラーとはいえ、アメコミは単品バラ売りで、最新話だと価格が400円越えてるからね。週刊漫画誌は複数の作品の最新話をまとめた上で300円未満だからねえ。あと、漫画雑誌のいいところは、一気に複数の作品を読むことができる環境下でのシナジーや新たな出会いが狙えるとこね。一本雑誌全体を牽引できる作品があれば、他の作品に読者を流し込むことも出来るし、新人の作品や挑戦的な作品への導線にもなり得る。週刊連載が漫画家という職業のハードさを生んでいる面もあるんだけど、それと同時に生産力の高さで漫画の土壌を豊かにしているのも事実かと。
豊かな土壌で作品が生まれて、その作品をきっかけに、また新しい作品が生まれる。その繰り返しが、文化を作るということでしょう。俺も先人のいいところを引き継ぎ、出来ることなら他の誰かに繋がるものを生み出したいもんだぜ。