日々雑談~2185~

 今日は参議院選挙の投開票日でした。最近は期日前投票で済ませているので、当日はもはや見守るのみ。法改正や選管の意識の変化で、期日前投票が年々やりやすくなっているのはありがたいねえ。選挙に行こう投票しよう、と言う啓発も大事なものの、こうして投票できる窓口を広げることもまた大事です。心情と手段の合わせ技ですね。

 しかし選挙速報というのも、中々に恐ろしいものです。矢継ぎ早に繰り出される人名、交錯する当落。落選した日には、昨日までは先生だったのに、落ちた瞬間からただの人。しかも、秘書を始めとするスタッフにも当然影響はあるし、落選者周りのツテも途絶えて、関係者も大打撃。一人落ちれば一人受かるので総数は変わらないものの、落選ってのは企業が一個潰れるようなもんだよなあ。ホント、近い関係者だったら、今日一日気が気じゃないわ。当日は選挙活動も出来ないので、結果を待ってる以外のことが、出来ないってえのがまたねえ。

 そして、選挙が終わった今こそ、候補者の本性が垣間見える瞬間。いやねえ、どうしても選挙の緊張から解き放たれると気が緩みますからね。有頂天でやらかす当選者や、落ちたことを他人や世間のせいにする落選者とか。テレ東でやってる池上さんの番組は、結構この気の緩みを突いていくスタンスな気がします。支援団体や関係各所に関するディープな問いかけを気が緩んだところに持ってくるから、あの番組怖いわ。ただ逆に、選挙が終わってもすぐ気を緩めなかったり、頭も言葉もハッキリしている候補者は信頼できますね。
 終わってからわかっても意味無え! というのもありますが、なに次の選挙まで覚えておけばいいんです。正確には覚えられなくても、人間なんとなく好意や反感を覚えているものなので。なんなら、ググってちゃんと思いだしてもいいんじゃないでしょうか。
 
 選挙はこれで終わりではなく、政治とともに延々と続いていくものです。一票を入れて終わりにするのではなく、その候補者の政治を見守る。そして得た情報を参考に、また一票を誰かに投じる。候補者の選び方を間違ったと思えば、起動を修正してもいい。回る回るよ、国家は巡る……。