ハートブレイク・シンガー

大貫一朗太「さて、今日の挑戦者は……!」
フィリップ(既に彼の好みは検索してある。彼の好みは赤、こうやってこの位置で赤いスカーフを振り回せばいい。これ以上目立つ赤なんて、早々ないだろう)
大貫一朗太「そこの君ダァッ!」
竜「……俺?」
大貫一朗太「いいねえ、その赤いジャケット。俺とお揃いじゃないか、いいセンスだ!」

翔太郎「そういや照井とあの大貫とかいうの、格好が似てるよなー。あんなに真っ赤な革ジャン、何処で売ってるんだろうな」
フィリップ「クソッ! 負けた!」
翔太郎「……え? 何に?」

 今回、照井さんが赤ジャケを着ていなかったのは、こういう理由だと思います。あんな赤いの、ホントに何処で売ってんだろうか。
 心が痛てぇぇぇぇ! 小説でも音楽でもゲームでもなんでも規模関わらず、「創作」というものに関わっている人間に今回の話はキツすぎる。そして残酷すぎる。自分もジミーなんじゃないかという不安はいつもつきまとう。
 上木彩矢&TAKUYA登場の特別OPが眩しい仮面ライダーW(ダブル)23話感想。Wのスタッフなら、ジャイアンリサイタルを実写化できるな。

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仮面ライダーA~還ってきたT/死なない男~

翔太郎「……」

亜樹子「随分また悩んでるね」
フィリップ「今回はハーフボイルドさが完全に裏目に出てしまった。まあ、悩んでもらわないと困るけど、あまり根を詰めないで欲しいね。あのハーフさが良い方向に転がることもあるんだから」

翔太郎「Tレックスの真理奈はうなじ、トライセラトップスの綾さんは太もも、なんで恐竜系のメモリを持つ女性はエロいとこにコネクタがあるんだろうなー……」

亜樹子「……」
フィリップ「……」
亜樹子「今度から、四次元へっぽこ探偵って呼ばない?」
翔太郎「流石にそれはどうかかな。最近、ハーフどころかボイルドさが無いよね。照井刑事登場の反動かなあ」

 よし、番組をタイトルを仮面ライダーAにして、完全ハードボイルド路線にしよう。来週辺り頑張らなきゃタイトル変更も有り? 仮面ライダーW(ダブル)22話感想。最近ハーフボイルドが、むしろ半分でもボイルドさが有るよねという褒め言葉に聞こえてきた。

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キャサリンのプレシャスか!

士「ここがデカレンジャーの世界か……」

翔太郎「違うから帰れ。確かにデカイエローに似た人がいて、しかも刑事やってるけどよ。今度ヒマな時にでもそっちに行ってやるから、こっちの世界に来るなよ」
フィリップ「そんなに無碍にする必要はないと思うけど。早急に帰さなければいけないのは、あっちじゃないかい?」
翔太郎「ああん?」

トゥーフェイス「悪徳刑事への復讐、動機は分かるが不公平だ。裁きは司法ではなく、唯一無二な公正、運に委ねるべきである。そう、例えばコイントスに」
亜樹子「ギャー! 元祖はんぶんこ怪人ー!」

翔太郎「ギャー! 怖ぇぇぇ!」
フィリップ「アレはダークナイトの彼だね。アニメやコミックス、フォーエヴァーの彼なら、まだ愛嬌があるんだけど、よりによって……」

 小悪党にフリークスの組織、そして汚職警官。ひょっとして風都ってもはやゴッサムシティレベル? 悪党共もゴミためと吐き捨てる街だぜーフハハー。アクセル&Wの共闘路線がまぶしい、仮面ライダーW(ダブル)21話感想。キャサリンが出たのにディランの出番が無かったでゴザル、の巻。とてもとても良く似た人はいたけど。

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復讐の風、熱い風!

竜「罪を憎んで人を憎まず。甘い、甘すぎる……」
翔太郎「好みに合わないってんなら、それはそれでしょうがない。だが、仮面ライダーを名乗るのであれば、復讐という言葉を乗り越えていくべきだ。あの男みたいにな」

風見「変身、ブィスリャァァァァ!」

竜「そうか、彼も俺と同じ……」
フィリップ「正義ではなく、復讐から始まったライダーも少なくはない。でもみんな、それを乗り越えてきたんだ。それに怨念や恨みだけで仮面ライダーをやってると、ああなるよ?」

矢車「お前はいいよな、どうせ俺達なんて」
影山「兄貴ー!」

竜「いや、アレは何か違うだろ」
フィリップ「だよねえ」

 「答えろ! 八年前の事件を起こしたのはお前か!?」
 照井さん、V3をオマージュしたキャラかと思ってたら、どこをどう間違えたのかズバットに着地したー! V3やズバットがモデルなのではなく、演じた宮内洋自体が照井さんのモデルなのだろうか。
 仮面ライダーが生まれ、新たな敵も生まれた。仮面ライダーW(ダブル)20話感想。V3もそうだけど、昭和ライダーの出自は大抵ハードボイルド。

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炎神ライダーアクセルBUNBUN!BANBAN!

亜樹子「よし、もうハードボイルド路線は止めよう」
翔太郎「いきなりなんてこと言い出すかな、この所長は」
亜樹子「だってほら、照井さんって本物が来たわけで、そうなったらパチモンは路線変更するっきゃないでしょ」
翔太郎「だーれーがーパチモンだ! くそ、これはアレだ、最初のビリヤードのせいだ。あそこで凡ミスしなけりゃあ。来い、亜樹子。俺がハードボイルドであることを、パーフェクトなプレイで証明してやる!」

翔太郎「ぜぇぜぇ……どうだ!」
亜樹子「いやーすごかったよ、ホントにすごかった。完璧だよ、完璧。完璧に珍プレーなビリヤードだったよ。みのさん呼んでこよっか? あと破いたラシャは弁償してね♪」
翔太郎「よ、容赦ねえぜ」
フィリップ「アキちゃんの容赦の無さは、冷酷非情ハードボイルドに通ずるものがあるね」

 ハードボイルドと厨二病はある種“=”で繋がるので。カッコつけに確固たる地盤があるのが前者で、失笑するしかないのが後者。まーつまり、行為ではなく、演者で判別すべきもんってこっちゃ。
 ハードボイルドな新キャラ登場、新シリーズ開始の仮面ライダーW(ダブル)19話感想。左翔太郎最大の危機がまさかこんな形で……。

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