ハートブレイク・シンガー
大貫一朗太「さて、今日の挑戦者は……!」
フィリップ(既に彼の好みは検索してある。彼の好みは赤、こうやってこの位置で赤いスカーフを振り回せばいい。これ以上目立つ赤なんて、早々ないだろう)
大貫一朗太「そこの君ダァッ!」
竜「……俺?」
大貫一朗太「いいねえ、その赤いジャケット。俺とお揃いじゃないか、いいセンスだ!」
翔太郎「そういや照井とあの大貫とかいうの、格好が似てるよなー。あんなに真っ赤な革ジャン、何処で売ってるんだろうな」
フィリップ「クソッ! 負けた!」
翔太郎「……え? 何に?」
今回、照井さんが赤ジャケを着ていなかったのは、こういう理由だと思います。あんな赤いの、ホントに何処で売ってんだろうか。
心が痛てぇぇぇぇ! 小説でも音楽でもゲームでもなんでも規模関わらず、「創作」というものに関わっている人間に今回の話はキツすぎる。そして残酷すぎる。自分もジミーなんじゃないかという不安はいつもつきまとう。
上木彩矢&TAKUYA登場の特別OPが眩しい仮面ライダーW(ダブル)23話感想。Wのスタッフなら、ジャイアンリサイタルを実写化できるな。
OPにライブシーンと、今回の演出は素晴らしかった。歌というキーワードを前面に押し出した仕様、クイーン&エリザベスが出す「Love♡Wars」の販促も兼ねてるんだろうけど、販促の嫌らしさはなかった。嫌らしさや無理やりさを感じさせたら、販促の意味ないよねー。おもちゃとかも。
……やっぱダメな販促の一位は、ゼクトマイザーかな。アレ、売れると思ってたの?を通り越して、出した意味さえ分からん。企画生産販売の段階で、誰か止めろよ。
いやー基本が出来ていない人間ほど、奇をてらって妙なジャンルに足突っ込むんですよね。実戦空手道とブーメランを組み合わせた全く新しい格闘技だって、きちんとした下地があってこそですよ。
やばい、ジミー関係の文章は俺の心も抉る。そうだよな、奇をてらっちゃダメだよな。
うん。自分の下手な歌をスピニングトゥホールドっぽいスピニングトゥフォークと名づけたセンスだけはいいんじゃないかな。それぐらいしか褒めるところがないのに、偉そうに賞賛を求めるだなんて……イテテ、心が、心が痛い。正直、Wの描写って結構シビアだと思ってたけど、今回が一番身につまされるわ。イタタタ。
若菜姫とフィリップ、なんか血が繋がってない気がしてきた。もし血が繋がってたら、恋する乙女みたいなは不健全だよね。幼いころ兄弟同然に育つのと、血の繋がりは=とならないわけで。義妹、義弟、血が繋がってなきゃなんでも出来るって、どっかのナイチチが言ってた。
既に照井さん、これが今回の犯人のメモリーですって捜査会議に証拠出しちゃったりしたんだろうか。フフンって、得意げな顔でフフンて、すこんぶを。三条さん、照井にも笑いをやらせますよって言ってたけど、ホント容赦ねえな。
そのジャンルやアイドルに色々貢ぐことで自分を満足させる人間は、結構リアルでもいますよ。必要以上に献身するから、応援されている当人の身にはあんまならないんだよね。勘違いや怠慢を生み出しかねない。
やっぱ心が痛てぇぇぇ! ゆきほさんもジミーも、見てるだけで心が痛てぇぇぇ! 正直、才能がないと断定してまで応援って人はそんなにいないですけど。でもやっぱ、心が痛いぜぇ!
「全然足りねえなぁ~。人生舐めてんのか?」
「残りのお金はどんな事をしても用意しますから! あと一週だけお願いします!」
「あと一週どころか今週分にも足らねえんだよ。お前との契約はここまでだ!」
に、日曜! 日曜朝の番組でこの会話! 今日びこんな会話が聞けるドラマ、カバチタレやナニワ金融道くらいだよ!
敵はラブ・ドーパントなんかじゃなくて、ライアー・ドーパント。嘘付きという名の道化師。そして久々の、被害者臭がまったくしない悪党。どうも最近、犯人兼被害者みたいなドーパント多かったから。
洗脳する能力を持つキャラって、その力を戦略的にシビアに使うか自分の娯楽に使うかどっちかだよね。ライアーは典型的な後者でしょう。嘘がばれることも計画に入れて行動している辺り、かなり悪質。
多分、正体は詩人の親父でしょうけど、ドーパントでは嘘をつき、詩人としては真実を見抜く。いや、真実を見抜けるからこそ、上手く嘘がつけるのか。
( 0M0)……
帰って! 伊坂じゃなくて井坂だから帰って!
これ以上引き伸ばすこともなく、ウェザー・ドーパント登場。医師と怪人って最低の取り合わせじゃね? この取り合わせでまともな怪人見たこと無いんですけど。医師の探究心と、天気の名の通りであろう多彩な能力。まず強敵なんだろうなあ……。パワーアップの匂いが漂ってきたぜ。