日々雑談~2165~

 今週の真田丸、業が深すぎて困る。過ちの積み重ねにより自身が破滅に足をかけてしまったことに気づいている北条氏政も見ていて辛いのですが、宿敵である北条を滅ぼせる状況にありながら鬱屈としている真田昌幸とこれまた大義なき戦に鬱屈している上杉景勝。

 このような負の感情を背負っている面々もそうなのですが、むしろ納得出来ないものを抱えつつも、なんとか押さえ込んでいるメンツ。そして必死に働いている信繁の方が、ある意味ねえ……戦を回避したい戦乱の世に戻したくないとの意思を持つ徳川家康と石田三成が、将来日本を戦乱の世に逆戻ししかねない大戦を起こしてしまう。時代に適合できなかったと北条家を評する信繁が、自身も時代に適合できない者として大阪城に立つ。上手いというより、なんてえげつないストーリー展開。関ヶ原まで行かずとも、近々大変なことになる人たちも多々いるわけで。うわあ、先が気になるけど、怖ええ。

 そんな中、唯一純粋な癒やしとなるのが高木渉もとい小山田茂誠。いやなんでアンタ、北条に居るんだよというツッコミすら無意味に思えるくらいの笑み。この青春サツバツ劇場な小田原に、居てくれてよかった! そして小山田様再登場に、しっかりとした歴史的な裏付けがあったようで、ビックリよ。
 あの、ところでひょっとして作中人物全員、小山田様に姉上生存!の連絡だけでなく、存在自体を忘れてたとか無いですよね……?

日々雑談~2164~

 本日、モハメド・アリの追悼番組として、伝説の試合であるモハメド・アリVSアントニオ猪木を放映。日本におけるアリのイメージは、やはりこの試合でしょう。

 この試合に関しては、虚の気配を漂わせながら、その試合は実。誰も見たことのない未知の異種格闘技戦を舞台に、世界中を巻き込み入り混じる虚実。誰もがどう捉えればいいのかわからない。
 数十年たち、観客の格闘技を見る目が肥えて理解が進んだ一方、数十年の間に出た様々な情報が無秩序に入り混じり、結局のところ惑わされてしまう。モハメド・アリのセコンドを務めたフレッド・ブラッシーが「100年に一度の試合」と評しましたが、ホントこれほど人を惑わし、研究のしがいがある試合が、100年に何度も出てきたら困ります。

 ホントこれなあ、最初プロレスの試合として取り決めがあったという関係者の証言も幾つかあるのですが、全部取り決めの内容が違う上に「いやそれやってたら、ブーイングどころか暴動起こってるよ」という案が混ざっていたりと、虚を追求しようとするだけでもカオス。はっはっは、客観的に見て法螺話としか思えない話が定説化してたり、保身やロマンや現実が入り組んでて、資料読むだけならともかく、それを纏めようとすると頭が痛くなってくるぞ。そして場合によってはデケえ火種になりかねないから、結論や仮説をTwitterで呟くのはちょっと躊躇うレベル。

 言えることとしては、それぞれのジャンルの一流であるアリと猪木が未知に挑み、また互いのプライドや思惑をぶつけあった伝説と呼ぶだけの価値は十二分にある試合だったのではないかと。
 おそらく試合に至るまで色々あった、いや絶対幾つかとんでもないことが起こっているのですが、試合を通しアリと猪木の間にきちんとした縁が出来た。つまり、結果オーライ! ということで。猪木の引退セレモニーへの参加や、湾岸戦争の際、日本人の人質を救出するためイラクに乗り込んだ猪木のツテになってくれたりと、アリはホント、猪木に何らかの好意が無いと無理なくらいに働いてくれています。もはや第三者にはわからぬ縁ですね。

 モハメド・アリ。調べれば調べるほど、華やかさや苦難に気圧される、不世出の天才ボクサーでした。改めて、ご冥福をお祈りします。

 

日々雑談~2163~

昨日、映画デッドプール感想~バーリ・トゥードver #2~をアップしました。テーマとしては、X-MENからの出張組、コロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドについてですね。

ライアン・レイノルズが激白! 『デッドプール』製作秘話や“あの黒歴史”について語る

ライアン・レイノルズの語り口は明るいものの、深く考えてみるとガチな不遇さが垣間見えて、ちょっと泣けてくる。そんな不遇を覆すようなしっかりとした成果が出せて、本当に良かった……。

 

サークル「肉雑炊」は、コミックマーケット90で「日曜日 東地区 ”オ” 42b」に配置されました! コミケWebカタログにてサークル情報公開中です

 取り急ぎの報告となりますが、夏コミ受かってました。TYPE-MOONですよ、TYPE-MOON! ウチはTYPE-MOONサークルですからね! いやマジ、ホントに。というわけで、夏コミに向け動いていきます。詳細は明日以降で。
 さて、FGOかプリズマ☆イリヤか……そしてどちらでも「俺ちゃん出した方がいいんじゃね?」とよぎってくる、謎の赤タイツの影……。

日々雑談~2162~

 本日所用のため、ちと軽めの更新にさせていただきます。
 とりあえず、明日辺りには映画デッドプール感想~バーリ・トゥードver #2~をアップできそうです。鉄は熱いうちに打て。週末までには#3まで漕ぎ着けたいところです。

 映画デッドプールに出ているキャラは、デッドプール創世記のキャラが多めな結果、最初期にデッドプールを担当したライターであるファビアン・ニシーザやジョー・ケリーが生み出したキャラが大半を占めております。そんな中、ぽっかり浮いているのがネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドとエンジェル・ダスト。この二人は、コミックスではデッドプールと極限まで無関係。ニシーザやケリーのラインからも外れております。そしてこの二人自体も面識は特に無いのですが、製作したライターに一つ共通点があったりします。
 ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドはグラント・モリソン。エンジェル・ダストはジェフ・ジョーンズ。二人とも、今現在DCコミックスの屋台骨を支えるライターが考案したキャラとなっております。日本で出ている本もバットマンやジャスティスリーグが主なのでイメージ薄めですが、ジェフ・ジョーンズもグラント・モリソンもマーベルコミックスにてX-MEN系の作品を担当している時期があったのですよ。

日々雑談~2161~

 FGOの茨木童子討伐イベント。攻撃力を高めることで突破の可能性は上げられても、茨木童子本人がバーサーカーである都合上、事故死の可能性がどうしても付きまとうな。このゲームで一番強いのは、HPが桁外れな敵のバーサーカーや……。

 

 昨日、映画デッドプール感想~バーリ・トゥードver #1~をアップしました。バーリ・トゥード(なんでもアリ)と付いているだけあって、ネタバレしつつ小ネタの解説もバンバン盛り込んであります。
そして#1と付いている以上、2や3に続きます。書いているうちに、これは長くなりすぎると気付きました。自分の体力の問題もありますが、長すぎる記事は読んでてしんどいですからね。これはおそらく、小分けにしたほうがいいという判断もあります。

 例えば100伝えたい事がある場合、そのまま100を文章に盛り込んでも、おそらく上手くいきません。むしろ情熱ややる気の結果120に膨れ上がったりして、大盛りすぎる文章になるパターンが多いです。あんまりに大盛り過ぎると、人間まず食う気が薄れてきますからね。逆にそれで奮い立つ大食漢もいるので、一概には言えないのですが。

 だから今回自分が小分けにしたように、5回に分けて20ずつ書く、もしくは肉抜きした上で要所を抑えて80に抑える。こういう伝えるための試行錯誤も、レビューのような紹介したい文章を書く際、大事なポイントです。

 自分の場合、知識の多寡や物事の好みに囚われない、誰でも楽しめるレビューを書くというのが目標なのですが、目標を完遂するにこの試行錯誤は必須です。つまりは、自分以外、もしくは自分たち以外に読んでもらわねばならないわけで。これを日々学べているだけでも、こうしてホームページを開いている意味、そしてやりがいがあるのかもしれません。

 まあ、こういうクソ真面目なことばっかでは、動いてませんけどね。このサイトのコンテンツ、作る時は真面目かつ気合いれてやってても、出来上がりは真面目と縁遠いぜ!