日々雑談~2168~

 最近、ガルパン劇場版を流しつつ、ハーフスクワットや筋トレをしているけど、きちんとした時間や回数を決めるよりこなしやすくていいねえ。大洗エキシビジョンマッチでハーフスクワットをして一区切り、どんぐり小隊VSカール自走臼砲でダンベル運動をして一区切り。これを繰り返すだけで、きっちり汗がかける。
 頭を効率よく働かせるには、適度に身体も動かしておかんとな。頭と身体は、両方動かしてナンボよ。

 

 

 ウルトラマン超闘士激伝新章。20年前にオリジナルデザインとして登場したエンペラ星人とそのエピソードと、ウルトラマンメビウスにて登場したエンペラ星人と新章エピソードとのすり合わせが、実に見事。

 普通だったら、旧作での最終決戦(打ち切りで未漫画化)でのエンペラ星人はメビウス準拠の最終形態を残していた!との流れになるところを、旧作での敗北は当時のエンペラ星人の実力負けであり、自身に勝った最強の男ウルトラマンを倒すために雌伏の時を過ごし、その結果、メビウス準拠のエンペラ星人に変貌したとの流れに。

 旧作でのエンペラ星人が本気でなかったとしてしまうと、あの死闘はなんだったんだコンチクショウ! てな気分になってしまいますからね。あの死闘ですら次なる戦いの前座だった! というのもそれはそれで燃えるシュチュエーションなので、難しいところではあるのですが。ただ、今回のエンペラ星人のつなげ方は、少年漫画の常道となっているやり方をあえて取らず、めんどくささが生じるであろうやり方をあえて取ってくれたなあと。

 だいたい、20年前に打ち切りとなった上に、メビウスで全く違うデザインで出てしまったエンペラ星人を無かったことにせず、こうして組み込もうとしているだけでスゲエんだ。それにしても超闘士激伝ももう、20年前の作品だとお!? 時間、怖えよ……。

日々雑談~2167~

 街に出たので、デッドプール:ドラキュラズ・ガントレットを購入。いやー、やっぱコレ、面白いネ!
 
 立ち位置としては、デッドプールのメインストーリー上の話、デッドプール Vol.4:デッドプール VS. シールドデッドプール Vol.5:ウェディング・オブ・デッドプールの間、デッドプール Vol.4.5とも言える作品です。しかしながら、ストーリー自体はデッドプールと妖魔の女王シクラーと吸血王ドラキュラの三角関係やそれにより引き起こされる妖怪大戦争に焦点が合わせてあり、完結タイプの中編として見ても、完成度は高いです。そこに振りかけられるトッピングも、フランケンシュタインの怪物や狼男にミイラ男のような西洋妖怪軍団だけでなく、ブレイドやモードックやパニッシャーにボブと非常に豪華ですしね。うん、やっぱいいぞコレ!

 

 

 X-MEN:ZEROのデッドプールや映画デッドプールのエイジャックスは、実写化に合わせて原典(コミックス)でのキャラクターを一度バラして再構築しなおした例ですが、最近の作品でその分解と再構築に目を見張ったのは、仮面ライダーSPIRITSの暗黒大将軍ですね。

 原典となる「TVスペシャル 全員集合!7人の仮面ライダー!!」では後楽園ゆうえんちの地下に密かに基地を作り、仮面ライダーショー目当てにやってきた子供たちをショーの怪人役と見せかけた再生怪人軍団で捕まえ、莫大な身代金を要求してやる!というよく分からんキャラでした。デルザー軍団の紋章を付け、配下にデルザー軍団の一員だったヘビ女や狼長官が居ることから、デルザー軍団の残党では?とは囁かれていたものの、そこに触れられぬまま死んでしまい、真相は闇の中でした。

 そんな彼が、仮面ライダーSPIRITSでまさかの登場。デルザー軍団幻の怪人ジェットコンドルの人間態として姿を現し、地下鉄に大量の人間を誘い込んだ上での皆殺しを測ったものの、仮面ライダーたちの活躍で失敗。暗黒大将軍(ジェットコンドル)当人は、作中しばらく変身不能に陥っていた仮面ライダー∨3こと風見志郎を追い詰めましたが、ダブルライダーの協力にて変身した∨3と戦い、死亡しました。

 こうして書くと別キャラなのですが、SPIRITSの暗黒大将軍もよく見ると結構原典らしいところがあるのですよ。そもそも、地下に潜み人々を誘い込むという作戦は、地下に潜み子供たちを誘拐しようとした作戦に近しいです。単独で行動していたものの、ジェネラル・シャドウにより原典の配下であったヘビ女を付けられる。そして自身の死に場所となったのは、後楽園ゆうえんちであった場所、現在の東京ドームシティアトラクションズでした。

 なお、暗黒大将軍がジェットコンドルの人間態であるという話は原典とは関係ないのですが、この説は長らくファンの間で作品を補完する要素として語られていました。つまり、仮面ライダーSPIRITSの暗黒大将軍は、原典の要素とファンの噂という都市伝説を、仮面ライダーSPIRITSという作品に合わせカスタマイズして生み出したキャラということです。

 仮面ライダーSPIRITSだと、既に東京は壊滅状態、原典通りの普通の誘拐犯思考な暗黒大将軍を出すのは無理筋なので、こうしてカスタマイズしたからこそ、デルザーの一員として出せたキャラ。実写化やアニメ化に際し原典通りの追求も大事だし、賞賛されやすいものですが、こうして作品に合わせカスタマイズする腕の良さも、同じぐらい賞賛されてしかるべきものだと思います。
 

お知らせ

 昨日、映画デッドプール感想~バーリ・トゥードver #3~をアップしました。一昨日はこの記事を作成している途中寝落ちした結果、更新も落としてしまいました。アナウンスの無いまま未更新となってしまい、申し訳無いです。
 そして更に申し訳ないのですが、今夜の更新もお休みさせていただきます。ちと、夏コミの準備を始め、色々と詰まっておりまして……。明日はきちんとした更新ができるよう、時間を作るようにします。あとデッドプールの感想も、流石にそろそろ完成を目指したいところ。全4回の予定だったのですが、ひょっとしたら全5回になってしまうかもしれませぬ。書いてみたらイケる気もするし、イケない気もする。やってみないと、わからんなあ……。

映画デッドプール感想~バーリ・トゥードver #3~

映画デッドプール感想~試写会ver~
映画公開記念 デッドプールを知るためのQ&A
映画デッドプール感想~上映後ver~

 映画デッドプール感想バーリ・トゥードver#1#2の続きとなる#3です。前回に引き続き、ネタバレに小ネタ解説と、なんでもありなバージョンになっております。なので読むのは、鑑賞後推奨です。

more

日々雑談~2166~

『レッドマン』 第53話 -サータン 登場-

 公式配信によるレッドマンが、ついにこの話を配信。新三大レッドマンのレッドファイト! みたいな企画を立てた場合、高確率で取り上げられるであろうエピソードが、この53話。観れば分かるのですが、ラスト20秒位の展開が神がかってます。シナリオ、カメラワーク、アクション、BGM。全てが明後日の方向に飛んでって、上手く空中合体した結果、これはもう伝説でしょう。語られるだけのことはある!

 

 映画デッドプール感想~バーリ・トゥードver #3~を作成中なのですが、一度言及しておきたいものの、映画の内容から外れる話がありまして。映画デッドプール感想に組み込むのもアレなので、ちとここに書いてみます。題して、X-MEN:ZEROのデッドプール(以下ZEROプール)はそんなにあかんかったのかというお話。

 ZEROプールはX-MEN:ZEROのラスボスとして登場。ミュータントであるウェイド・ウィルソンを改造。オプティックブラストやヒーリングファクターやテレポート能力を移植したものの、その結果、外見は醜いものとなった上に、口も縫われ喋れなくなり、ウェイドの意思すら感じられない悲劇のミュータントとなっております。
 こうやって書くと、「行き過ぎたミュータント実験の結果」や「ミュータント能力の移植成功例」と、わりとしっかりデッドプールの要素が残っています。オプティックブラスト照射後は目の周りに特徴的な黒い縁が出現、ウルヴァリンの爪のように飛び出してくる爪は二刀流、テレポート能力はコミックスにおけるテレポート装置を連想と、能力的なギミックも実は大外しではありません。

 ZEROプールを個人的に評するなら、“ZEROラスボス仕様のデッドプール”。赤タイツで普段のノリのデッドプールって、正直X-MEN:ZEROの物語のラスボスには向いてないと思うのですよ。つーか、ウルヴァリンの無くした記憶を追うシックな物語なので、べらべら喋ることもシメを飾る敵としては多分向いてないです。そしてテーマにあるのが、ウェポンX計画の悲劇なので、こうして悲劇を全面に押し出して、さらにラスボスに相応しい強さの象徴たるデッドプールは、作品全体で見た場合、おそらく本家より馴染んでいます。

 確かにビジュアルやキャラクター的に望んだものでないし、公式が開き直ってネタにするのも分かるのですが、当時許された状況や物語のバランス的に、ZEROプールは出来る限りのデッドプールだったという見方もアリだとは思うんですよね。映画デッドプールのエイジャックスやネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドなんかも、コミックスでの彼らと比較した場合、ZEROプールもビックリなレベルで違いますしね。まあわりと、映画X-MENシリーズは良くも悪くもアレンジを思い切るイメージがあります。

 ZEROプールは、いじりがいのある存在なものの、それを物差しにX-MEN:ZERO全体の評価や当時を否定する材料にしてしまうのは、ちと違う気がします。