日々雑談~1686~

 昨日、セイバートゥースについて書いてみたけど、X-MENのキャラは既に出回っている情報も多めなので、読み応えにコンパクト化と、豊富な結果いつもとは別ベクトルの難しさがあるな。例えば、キングコブラやディアブロはシンプルで未知な分、まず基礎情報を中心に肉付けしていこう!という方針が立てられるけど、有名キャラは情報量が多い分、まず中心を定めるのがちと大変。基礎情報が、ありふれているキャラも居ますからねえ。ジャガーノートの時は、VSハルクを主題にしたりして。
 ……おそらく来週再来週挑むであろうウルヴァリンはどないしよう。日本での情報量に関しては、スパイダーマンとバットマンと並ぶビッグ3と言っても過言じゃないぞ。

>現実問題としてデッドプールって単体キャラ人気ではマーベル10指に入るんじゃないでしょうか?個人誌をキャラ人気で維持できてるのはスパイディ・ウルヴィー・キャップ・社長・デアデビル・ホークアイ・ソーそして我らウェイドさんくらいのような

 個人誌の維持より更に先、個人タイトルを同時に維持しているキャラ(アベンジャーズのようなチーム物は抜き)で絞っても、デッドプール残るんですよね……今もデッドプール本誌とVSX-Forceがありますし。電子書籍限定作品だった物を紙媒体用に作り変えたドラキュラズ・ガントレットを含めれば、現在三冊。立派な物です。
 後は、このメンツの中で90年代の新人+既存層以外への波及力があるという強みが。いやまあ、90年代で新人っていうのが凄いですが、仮面ライダーで言ったらシンやZOやJとかの同期です。ネオライダー世代かー……

>いつも楽しく拝見してます。今週はウルヴァリン登場でハイテンションになって初めてコメントしました。ヒーリングファクター持ちの相手は時間制限ありのDWアベンジャーズには最悪クラスの脅威だと今回思いました。…デッドプールが敵にならないのを祈ります

 こちらこそ、はじめまして。放映当時、Twitterに貼り付きながらリアルタイムで見てましたが、ウルヴァリン登場による興奮や視聴者の範囲拡大はまず間違いなく有りましたね。そして、短期決戦を許さないヒーリングファクターの恐ろしさ。ハルクもヒーリングファクターは持ってますけど、セイバートゥースやウルヴァリンの域には達してしませんしねえ。デッドプールに至っては、どこかのUQ HOLDERもビックリな多数の不死属性付き。……ムラサメブレードの出番かなあ。

日々雑談~1680~

 奈須きのこ先生の個人サイトにして同人サイト……同人サイトでいいのかな。とにかく、竹箒にて、現在は閉鎖されたTYPE-MOON公式携帯サイトまほうつかいの箱。サイト終了間際に掲載された「2015年の時計塔」が掲載されております。サイト終了間際という都合上、実際に目にした人も少ない作品。読んでみると吉かと。
 ……ところでなんで最初の挨拶がパ◯ッ◯ャーの◯◯編風味なんだろう。

 ピーター・パーカーならぬ、ミゲル・オハラが中の人なスパイダーマン2099が復活。スパイダーマンゲーで2作連続プレイアブルの優遇から数年、いよいよ90年代以来の正式復活ってトコか! 近未来的な2099の世界観は好み。ゲームでも、空飛ぶ車や立体映像が跋扈するいかにもな未来を、超高速能力アクセルビジョンで疾走!と、躍動感あふれるプレイが実に魅力的でした。バーチャルリアリティのゴーストライダーとかエイリアンチックなスコーピオンとか、世界観的にもそそる物が。

スパイダーマン2099復活

 それにしても、久々のスパイダーマン2099。言われて気づいたけど、確かに2099は響鬼さんにデザイン似ているかもしれん! ところで、真ん中の赤いニンジャスパイダーマンは新しいサイドキックですか?(すっとぼけ

日々雑談~1675~

古来より人類は戦いを続けてきた。一対一の戦いは、やがて多数対多数の集団戦に。集団は一族から集落へ、最終的に国家と呼ばれる集合体となり、現代の争いを形作っている。
そして集団対集団において、個人の力には限界がある。集団対集団においての効率的な動き方、少数で多数を凌駕する為の手法、個人としてどう集団の争いに貢献するか。この問題を解した学問が兵法であり、春秋戦国時代において思想家孫武が記した「孫子」は、その優秀さから中国だけでなく世界中に広まり、数多くの賢人や策略家のバイブルとなっている。優れた兵法は戦場だけでなく、戦より離れた日常生活にも流用が効くのだ。
広大な兵法の歴史に、数年ぶりに現れる新生。孫子を蹴落とすぐらいに優れていると著者が豪語する、新たな兵法。その名をデッドプール兵法と云う。

Deadpool's_Art_of_War_1_Cover

というわけで、秋(10月)より始まる新たなデッドプールシリーズ、デッドプールズ・アート・オブ・ウォー(Deadpools Art Of War)。孫子をテキストにデッドプール兵法を見せてやるとか何だとか、とにかくなんだかよくわからないっぷりでは近年トップクラスなミニシリーズ。赤いキチガイ同士の対決だったVSカーネイジが大人しく見えるくらいだぜ! ゴメン、嘘、あれ凄かった。被害者数とか。
明日から始まるVS X-ForceからVSホークアイ、そしてアート・オブ・ウォーへの流れが今年の下半期におけるデッドプールミニシリーズの流れかと思います。まだ増えるかもしれないし、ホークアイとアート・オブ・ウォーは時期被るかもしれないですけどね。とにかくまあ、久方ぶりのメインシリーズへの参戦やデッドプール本誌も続刊中と、実にデッドプール=サンは忙しく。バチ魂や邦訳といった、日本での展開もありそうですしのう。ディスクウォーズ本編はまだ分からないけど……。もうこれ、米国を代表する人気ヒーローの一人と話をでっかくしても、なんとかなるんじゃなかろうか。映画音沙汰ないけど。

デッドプール チームアップ! 艦隊これくしょん~艦これ~ その3

前回

 

デッドプール「強い、デカい、ビッグセブン!」
長門「どうにも小馬鹿にされているような気もするのだが、ここは褒められていると受け取ろう」
デッドプール「艦隊の鉄壁にして大火力、アベンジャーズで言うなら……ハルク。長門はハルクだぜ!」

天龍「あれ? デッドプールは?」
長門「あの全主砲斉射に耐えられたのなら、そのうち漂着するだろう。本調子でないのに、余計なことをしてしまった」

Hulk(意味):廃船の船体、大きくて扱いにくい船、不格好な船、ばかでかい人

 

「鎮守府復興はスカウトから!」
「どういうことだよ?」
鎮守府の廊下を並び歩くデッドプールと天龍。意気揚々と先行して歩くデッドプールの様は、数時間前まで頭と胴体の半分が消し炭になっていたとは思えない姿だ。
「例えてみよう、俺ちゃんはある日ピザを頼みました。ピザ配達員が来るまで部屋で小銭入りの瓶を抱きつつのんびりしていたら、誤報によりパニッシャーが部屋に来襲、飛び散る血漿、飛散する小銭、詩人は警官隊の銃弾に倒れ、犬はワンワンと吠え、猫はニャーニャーと鳴き、そしてコウモリは黙して語ることがなかったのであった!」
「おい。その詩人や動物たちは何処から出てきた?」
「俺ちゃんの言葉だけは、風にのるのさ。でまあ、色々あって街の一区画が灰になった後、ピザ屋が来るわけですよ。さて、払うつもりだった小銭は瓶ごと消し炭となった。ピザ食べられない、俺ちゃんのライフプランはここで崩壊! 人生真っ暗。ああ、あの思わぬ事故がなければ!」
「食べ物一つで、真っ暗になるのかよ、お前の人生……」
純粋なのか安いのか、良く分からない人生だ。
「で、なんの話だったっけ?」
「ここまで話しておいて、ソレかよ!?」
意味があるように見えて、実は意味が無い。逆もまた然り。つきあってしまった天龍は悪くない。正しいデッドプールとの付き合い方を熟知しているのは、世界広しといえども、未来から来た傭兵ぐらいのものだ。
「ああまあ、つまりはね、ここの鎮守府は今、物資が無くてカツカツ。というか、当て込んでいた収入が無くなって火の車。出れるのは、燃費のいいテンルーちゃんや駆逐艦ぐらい! でも、でも! 駆逐艦の大半は今、遠征から帰れない状態。帰ってくるのを待っていたら、破綻しちゃう! だから、状況を一変させられる臨時艦隊を作りましょーと。残っている連中、癖があったり、燃費が悪くで出せない連中ばっか。なので、早急に新たな駆逐艦が必要って、カンペに書いてあるよ?」
「あるよ?って言われても……だいたい、理由はわかったけどさ」
「いきなり近海に湧いてきた深海棲艦の謎を解明しないと、下手すりゃ遠征期間組が狙われちゃうし。だから、遠征組はみんな待機で帰ってこれないと。俺ちゃんたちは、特命艦隊として解決に挑む! 旗艦でエースは、当然テンルーちゃんで」
「だから、て・ん・りゅ・う! でも、いい響きだよなーエースって。この最新鋭の装備を腐らせずにすむってだけで、ありがたいぜ」
実はあまり最新ではない己の装備を、天龍は嬉しそうに撫でた。
「というわけで、オレちゃんは長門の手助けの結果先行して海に出て、新たな戦力を連れてきた。世間では漂流とも呼ぶがシャラップ!」
「え? いやスカウトって、普通俺たちが海に出て」
「座しているだけの提督なんてもう古い。非暴力に用はない! 平和の道は血祭りの道、逆らう奴は地獄に叩き落す! これがオレちゃんの提唱するガンジー2。じゃなくて、真提督スタイルだ。オレちゃんは、戦場に橋を掛けに行く側なんだよ!」
死にかけて漂流していたヤツが、勢いだけは偉そうなことを言っている。
大きな扉の前についた二人、この扉の先は、外海へと繋がるドックであった。重々しい扉が、ゆっくりと開いていく。
「紹介しよう。鎮守府の新たな仲間、スティーブとバッキーだ!」
「ヲ級とイ級じゃねーか!」
鎮守府の入り口にして急所に、なんか敵が入り込んでいた。露出度の高い少女の上に、クラゲのような物体を乗せた空母ヲ級に、魚雷に目と剥き出しの歯をつけたかのような怪物然とした駆逐艦イ級。艦娘どころか、バリバリの深海棲艦である。
そもそも、近海に何故かいる、場所に不釣り合いなヲ級みたいな連中をどうにかしようという話ではなかったか。
「ぷかぷか浮いているオレちゃんによってきて、がじがじ甘咬みした後付いてきてね。なんとも感動的な出会いだろ?」
「エサと思われていただけじゃねーのか」
「こっちの駆逐艦バッキーは、改装するとソ連艦になって、改二になるとアメリカ艦になってスティーブの互角と性能になる出世頭なんだぜ? 響みたいなんだぜ?」
「だぜ?って言われても知らねえよ! こちとら、まだ改二も無いんだ!」
「ヲ……ヲヲ……」
ヲ級の口から、特徴的な鳴き声が漏れる。
「おいおい、スティーブが驚いてるじゃないか。ついこの間まで、氷山の中で眠っていたせいで、まだ頭ボヤけているんだぜ?」
「北方海域生まれなのか? とにかく、帰ってもらえ。アンタなら言葉通じそうだし、穏便に」
「ワオ、意外。ここで決着をつけてやらぁ!ぐらいのこと言うかと」
「ここは鎮守府だからな。戦いは、外でやるべきだし、決着は戦場でつけるべきだ。お前らも、他の連中に見つからないうちに早く出て行け。ま、外で会ったら容赦しないからな?」
シッシッシと追い払うように手を動かしながらも、その表情は困惑で、嫌悪感は無い。好戦的かつ強さを誇るように見えて、独自の優しさとおおらかさを持つ。総じて評するなら、天龍とは男前な艦娘であった。
イ級もヲ級も、天龍の意を察したかのように、静かに退いていく。デッドプールが話すまでもなかった。
最後にヲ級が、絞りだすようにして言葉を発した。
「……テンリュウ……マイフレ」
「それは止めろ。マジで」
「バイバイ バタフリー! 今度また戦場で会おうぜ! トーチにトロ!」
「名前変わってるじゃねえか!」
ここに至って、どうにも忙しい天龍であった。

デッドプール チームアップ! 艦隊これくしょん~艦これ~ その2

前回

 

鎮守府で最も重要であり、艦隊を率いる頭脳の役割を果たす場所。それが、提督の部屋である。この部屋の決断が艦隊の方針を定め、強いて言えば艦娘の人生をも左右する。聖地となるか地獄の門となるかは、提督次第である。
秘書艦となった天龍の目の前では、聖地でもなく地獄でもなく、口憚られる何かに変わろうとしている提督の部屋であった。
「ウィーウッシュアメリクリマス♪ ウィーウッシュアメリクリマス♪」
クリスマスのテーマソングを口ずさみながら、檜風呂できゃっきゃと遊んでいる謎の赤い男。登場時にあったケーキがあるならまだしも、何処からか持ってきたアヒルちゃんで遊んでいる時点で何がしたいのかさっぱりわからない。そもそも、この不審人物は、何故提督の部屋で我が物顔で遊んでいるのか。
そもそもあの檜風呂、高額かつ家具職人が居ないと貰えない物なのに、勝手に作ってしまっていいのだろうか。
「アンドハッピーニューイヤー!」
「痛てえ!」
叫ぶ天龍。油断していたら、濡れた温い節分用の豆を顔面に投げつけられた。結局、何時やねん今。
「ども、恐縮です、デッドプールですぅ! 一言お願いします!」
「はあ!? うーうんと、お、俺の名は天龍、怖いか?」
「えーと、バスタオル、バスタオル」
「無視かよ!?」
身体を拭いた後、提督の白い軍服を着たところで、謎の変人は己の名をようやく名乗った。何故か、カタコトである。
「えー、この度は、ワタクシことデッドプールが臨時で提督に就任することとなりました。よろしくおねがいします、テンルー=サン」
「て・ん・りゅ・う! 天龍だからな、テンルーじゃなくて! って、提督!? お前が!? アイツ、何処行ったんだよ……」
「いやねえ、先日、急な襲撃で、物資ヤバくなったじゃん? 今、鎮守府カツカツだからさ、提督の座をオレちゃんに任せて、外に行っているわけよ」
「外って、補給要請をしに、直に司令部に?」
「いや。クレジットカード無いから、コンビニにウェブマネー買いに」
「どっちも聞いたことねえし!?」
コンビニにウェブマネー、天龍の聞いた記憶のない二つの単語であった。
「この二つの単語の意味が把握できるなら、きっとソイツはオレちゃんの領域に辿り着けるのだろう。さっきドックで見た、あの自称アイドル。オレちゃんに一番近いのはアイツかもしれん。ゲームだって、分かってやがるからな……末恐ろしい」
「よく分かんねえけど、辿り着かない方がいいのはなんとなく分かるな」
天龍は、本能で危険性を察した。
「とにかく、提督が不在の間は、オレちゃんが提督と! まあアイツもさ、オレちゃんが飽きたら……じゃなくて、やることやったら、帰ってくるって!」
会話中、バタンといきなりタンスの扉が開き、中から白袋が転がり出てきた。口がしっかり紐で締められた袋は、もぞもぞと動いている。まるで、人一人ぐらいなら入れそうな、大きな袋だ。
「な、なんだよソレ?」
「あーうー……そうそう、豚、豚。赤城の夕飯としてね、着任の差し入れに! 決して、人が入っているとかじゃないから! 提督は、外にいるから!」
「いやー、それは無理だぜ?」
「だよね! よし! テンルーちゃん殺して、オレちゃんも死ぬ。なあに、後でよみがえるし、オレちゃん的には問題なし! 一種のリランチ!」
「豚一頭ぐらいじゃなあ。赤城じゃおやつがせいぜいだぜ」
「そっちか! その辺りは、おいおい考えよう! この事は、シリーズ終了あたりまで忘れていてね!?」
白袋を無理やり担ぎあげたデッドプールは、動く白袋を元のタンスに押し込んで、今度は錠前で鍵をしっかりと掛けた。
「話を無理やり変えると、今、鎮守府は未曾有の危機です。謎の襲撃者をどうにかしないと、ご飯も食べられないと。代理提督とはいえ、なんとかしなきゃ!という使命感に燃える真面目なオレちゃん。キャー、カッコイイ。というわけで、テンルーちゃんを、秘書艦に任命します! パチパチー」
「悪りぃ。断る」
「え!? この流れで!? どうせ行数無駄に増えるだけだから、ここはウンと言っておこうぜ!? 容量削減!」
手拍子どころか途中カッコイイポーズまで取ってしまったのに、ソレはないだろうと、必死で食って掛かるデッドプール。天龍は申し訳無さそうに、そして若干照れくさそうに頬をかく。
「期待してくれるのはありがたいよ。でも、ここの鎮守府の提督はお前じゃなくてアイツなんだ。未曾有の危機なら、アイツはきっとすぐに戻ってくる。そういうヤツなんだよ、ウチの提督ってさ。だから、お前には悪いけど、きっと今秘書艦になっても、三日天下ってやつさ……うるせえなあ、ソイツ」
ガタガタと、先ほど袋を入れたタンスが揺れていた。
「このSSの更新速度なら、確実に三日以上は持つと思うけどな。そういうことなら、残念だけど諦めるかー。きっとテンルーちゃんなら、この間、一緒に色々した“死の天使”ばりの相棒になってくれると思ったんだけどなー」
ぷーと残念そうに頬を膨らませるデッドプールの言葉を聞き、天龍のケモミミに似た頭飾りがぴくりと動いた。
「人類最後の秘密を知る不老不死の探求者」
ぴくぴく。
「二次元として三次元で生きる、次元の超越者」
ぴくぴくぴく。
「息をする事が恐怖となる女」
ぴくぴくぴく!
「体重自由自在」
「あ。それはカッコよくない」
飾りが、ピタリと止まった。
「オウシット。まあこんな感じでね、オレちゃんと組むと二つ名とかついてきちゃうかもしれないのよね! でもねーテンルーちゃんはこういうの嫌いみたいだしなー。代わりに木曽にでも」
「ちょ、ちょっと待った!」
「えー、もういいわ。木曽は改2までいけるし、実はあの海賊キャプテンキャラのほうが、今後のこのSSの展開的には」
「分かった! 頼むから待ってくれ! たとえ三日でも、全力投球することは悪くないよな。秘書艦として、頑張らせてくれよ」
異名の存在は、天龍の心底にある中二心をドキュンと刺激していた。心底にあるわりには、普段からダダ漏れな中二心だ。
「そこまで言うなら、使ってやらないこともないぜ。テンルーちゃん」
はっはっはと、鷹揚に振る舞うデッドプール。喜ぶ天龍に気付かれないよう、小声でつぶやく。
「メンバーの異名や宿命だけはカッコいいよな、グレイト・レイクス・アベンジャーズ
ヒーロー史上最も権威のないチームであるGLAの補欠メンバーでもあったデッドプールは、強いけど残念な正規メンバー達に、初めて感謝した。

 

次回