アルティメット・スパイダーマン ウェブ・ウォーリアーズなコラム~クロークとコンパチ?なヒーロー~

ふじい(以下F)「というわけで、スパイダーマン:ウェブウォーリアーズに関連した話をグダグダとやってみようぜ!と」

サイレン(以下S)「……いやまあいいけど、この形式、久々だな。しかも、コラムと銘打ってコレは初めてじゃないか?」

F「まー、最近都合で更新出来ていないのもあるし、こうなれば形式にそこまで拘る必要もないかなと。それに、やはり与太話をするにゃあ、このやり方のほうがいい」

S「馬鹿話の時だけ呼ばれる人間の気持ちを考えて!?」

F「省みなくていいなら、いくらでも考えてやるぜ? それはさて置き、ウェブウォーリアーズで、ここ数週やってたニューウォリアーズ編が終わったわけだが。新人ヒーロー発掘という物語の都合上、一話につき一人以上新キャラが出る豪華なシリーズだったな」

S「ウェブウォーリアーズって、ガンガン詰め込んでバンバン出す感じだから、取り立てて豪華というか、ある意味通常営業だったんじゃ」

F「普段から豪華っつうのも悪くねえよな!(開き直り ニューウォリアーズとして出たのは、エージェント・ヴェノムことフラッシュ・トンプソン、アイアン・スパイダーマンことアマデウス・チョー、サベッジランドの王者ケイザーにザブー。一時タスクマスターの手に落ちたものの、クローク&ダガーも加入で、もう完全にヒーローチームとして成立したな」

S「ヴァルチャーは……出自からして、やはり難しいのかねえ。ところで、何人か顔写真が出たけどスルーされたままのヒーロー居ないか? 元祖ニューウォリアーズのスピードボールや、ローニンの中の人ことエコーとか」

F「その内、別口で出番があるかもしれんし、何とも言えんな。そして、リスなわけだが」

S「あえて出る。ジャガーノートを叩きのめしてみる。でもちゃんと出ておきながら、ニューウォリアーズにもサンダーボルツにも居ないって、一周回ってレアだよな」

F「なんとなくスクイールガールの事を考えつつ、今回ワープ能力で大活躍したクロークを見ていたら、思い出したんだが……。身体そのものをダークディメンションのゲートにするクロークと、字面だけはほぼ同じなキャラが居たなあと」

S「そんな便利なやつ、早々……待てよ。アイツか!」

F「ああ。非X-MENのミュータントとして登場、後に“この人、ミュータントなの?“という微妙な立場に立たされたヒーロー、僕らのグレイト・レイクス・アベンジャーズ(GLA)所属、ドアマン!」

ドアマン

S「おいもう、ウェブウォーリアーズ関係ない領域に達しようとしてるぞ!?」

F「……大丈夫、大丈夫。ドアマン、遠目で見るとブラックコスチューム時代のスパイダーマンに似てなくもないし。大丈夫。自分の主観でなく、公式の資料からクロークとドアマンの能力を書き出してみると、こんな感じだな」

クロークはダークフォース・ディメンションへ繋がるポータルを開き、敵をこの次元の中に投げ入れたり、自分自身や他の者をテレポートさせることが出来る。(マーベル・キャラクター大事典より抜粋)

ドアマンの身体はダークフォース・ディメンションへの扉である。
ダークフォース・ディメンションという闇の異次元世界への扉を開くことが出来る。(マーベル・アベンジャーズ事典より抜粋)

S「こうやって並べてみると、ホント能力変わらんな」

F「ただ、文章にしてみるとクロークのコンパチに見えるけど、ドアマンのテレポートの有効範囲、自分と他人含めて、壁一枚がせいぜいだからな! つまりドアレベル、自らの身体は次元扉。伊達にドアマン、名乗っちゃいねえよ」

正しい能力の使い方

S「わーい、GLAクオリティだ!」

F「まあ本気出せばというか、事故レベルの事態となれば、ドアマンのワープホールっぷりは下手すりゃクローク以上なんだが……。デッドプールがいきなり飛び込んだ時には、異次元どころかタイムワープしてたぞ」

S「それもう、タイムホールですよね!?」

F「デッドプールが過去の世界でピーター・パーカーに扮しててんやわんやしている最中、ドアマンは腹痛でずっと苦しんでいたし、確実に偶然のなせる技だったけどな」

フキダシに注目

S「ゲート云々じゃなくて、中に入れたもんが悪かっただけじゃないのか」

F「後はまあ、自分の体組織を変化させて、敵の攻撃を透過出来るのは評価ポイントだよな。実質、物理攻撃に関してはほぼ無敵みたいなもんだし」

必殺!透過能力!

S「なるほど! こうやって、致命傷の攻撃を誤爆させることが出来るんだな!」

F「ああ! この脳天にサイが刺さったグラスホッパーは、味方にしてGLAのメンバーだけどな!」

S「うぉぉぉぉぉぉぉい!?」

F「スカウトを承諾して、GLAに加入してから数秒後の死亡。おそらく、チーム加入から死亡のベストレコード候補」

S「なんだろう、徹頭徹尾ドアマン、能力や素養の使い方間違ってるよな。つーか、結構凄いんじゃないかなスペックがいちいち死んでて、勿体ねえ……!」

F「X-MENやアベンジャーズなら許されないな! だがある時、世界を救う為に、触れることすら危ういエネルギーフィールドにドアを作り死亡。残る仲間に全てを託して、その身体は粉微塵になったんだが……いやなんか、その時のエピソードに関わっていた忘却を司る宇宙存在オブリビオンに見出されて、潰えた魂を死後の世界に導く死の天使になっちまったんだよなあ。そのまま、普通にGLAに帰って来て、今に至ると」

忘却のオブリビオン

S「死の天使、バイト感覚なんだな……」

F「一回死んだ影響で、タイツの下の素顔が髑髏になっちまったけどな。一応これで、あの世へのゲートは開けるようになったし、パワーアップは……したのかな? そして、死の天使をミュータントにカウントしていいんだろうか。この辺り、科学的にミュータントじゃないんじゃない?言われたクロークの経歴とも被るんだが、ドアマンの場合は死の天使になった後も、俺ミュータントだよ!なアピールしてるんだよなあ」

ドアマン(死の天使)

グレイト・レイクス・エックスメン

S「クロークと一緒で、どこかに検査してもらうしか無いんじゃないか」

F「X-MENやアベンジャーズやファンタスティック・フォーみたいなちゃんとした所が必然性にかられてドアマンを徹底的に検査している未来が、全く見えないんだが」

S「奇遇だな。俺もだ」

日々雑談~1885~

「ウチのサイト、載っている情報量の多いアメコミ系のキャラを上から並べた場合……デッドプールタスクマスター、そしてリスになるんじゃないか?」

「お前、何考えて生きてるの?(素」

 人の生き方なんて、終わった後に理屈つければいいんじゃねえかな!
 ダメさを一見かっこよさげに見せかけ、昨日アルティメット・スパイダーマン ウェブ・ウォーリアーズなコラム~特別編 スクレイル・ガール(スクイールガール)スペシャル!をアップしました。うむ、タイトル長い。そしてやはり、こういうキャラは水に合う。なんというか、書いていて波長が一致するというか。そして、コラム本来の枠を逸脱してスペシャルになると。ホントこの人、何考えて生きてるんだろう(他人事

 艦これのイベント、最終海域でRoma掘りに勤しんでいるものの、これまたヒットせず。資材が目減りしていくのが中々に辛い。ここに来て、途中の海域で拾えない丙で攻略してしまったのは響いてるなあ。霧島さんが連続で出た時は「眼鏡で戦艦だけど貴女ではないんです!」と、続けて長門が連続で出た時は「ここはいつから対魔忍アリーナ(R18)になったんだ!」と。なお、後者に関しては「あのアリーナ、基本オッサンしか引き当てられないから。連続して長門が出たら祭りだから」と管理者に諭されました。あいつ、普段何やって生きてるんだ?(素

アルティメット・スパイダーマン ウェブ・ウォーリアーズなコラム~特別編 スクレイル・ガール(スクイールガール)スペシャル!~

 アルティメット・スパイダーマン:ウェブウォーリアーズにスクレイル・ガール(スクイールガール)が出た! コレはコラムで書かなければな!と気合入れてやってみたところ、普段の数倍の文章量になってしまった上に、自分のスケジュールの都合上、放映より一週間以上経ってしまったので、今回は特別編としてスクレイル・ガールスペシャルなコラムです。やっちまったもんは、もうしょうがない。

スクレイル・ガール(スクイールガール)

スクレイル・ガール

 アイアンマン(トニー・スターク)とドクター・ドゥーム(ヴィクター・フォン・ドゥーム)。互いが大天才であり、社会的地位のある人間であり、自信家であり、自作した鋼鉄のスーツを身に纏う二人。好敵手以上に、怨敵宿敵として身を削り合う、ヒーローとヴィラン。そんな争いに、唐突に割り込んできたのは謎のミュータントであった。

スクレイル・ガール 初登場

 リスの力を持ち、リスと意思の疎通を可能とする年若き少女ドーリン・グリーン。彼女はスクレイル・ガールを名乗り、大好きなヒーローであるアイアンマンの相棒、サイドキックに立候補する。ドクター・ドゥームという強敵に立ち向かわなければ行けない状況で、唐突に現れたミーハーな超人。一歩間違えれば、大変な事になってしまう。アイアンマンはスクレイル・ガールを帰そうとするが、もう遅かった。

ドゥーム「何事!? 何事!?」

 「ぐわー!?」いきなり大量のリスに襲われ、何事!?何事!?と大パニックに陥るドゥーム。大変な事になったのは、ドゥームの方だった。“デビュー戦でドクター・ドゥームを撃退する“、この武勇伝を引っさげ、スクレイル・ガールはヒーロー業界へ鮮烈なデビューを果たした。なお、受けた屈辱を決して忘れない執念深いドゥームだが、この一件は本人にとって相当なトラウマになったらしく、スクレイル・ガールはリード・リチャーズやトニー・スタークですらたどり着けない領域、とにかく関わりたくない相手にカテゴライズされた。

ドゥーム「ビビってないッスよ」

 サイドキック志願としては最大級の手土産であったが、アイアンマンは若さを理由に、スクレイル・ガールの申し出を断った。以後彼女は、相棒のリスであるモンキー・ジョーと共に、ヴィジランテとしての活動を開始する。特定の組織に所属せず、エンカウントモンスターフリーランスとしてちらほら色々な所に出てくる彼女に訪れた大きな転機。なんと、あのアベンジャーズより直々の勧誘を受けることとなる。最も、本家アベンジャーズではなく、非公認アベンジャーズな世界で最も権威無きヒーローチーム、グレイト・レイクス・アベンジャーズ(GLA)からの勧誘だが。本物の大物ヴィラン、メイルシュトロームと遭遇したGLAは、チームメンバーであるダイナ・ソアーが戦死し、彼女の恋人でもあったチームリーダーのミスター・イモータルは茫然自失と、結成以来最大の危機を迎えていた。残されたメンバーは、メイルシュトロームとの決戦に向けて新メンバーを募集、声をかけられたスクレイル・ガールはスカウトを承諾。正規メンバーとしてGLAに加入した。なお、この段階で、GLAは数十人以上のヒーローに加入を断られている。

GLA求人中

 しかしGLAに加入したスクレイル・ガールを見て、常人なのにミュータントのふりをしていた経歴詐称がバレてGLAをクビになった元メンバー、レザーボーイが激怒。彼女の無二の相棒であったモンキー・ジョーを殺害してしまう。メイルシュトロームとの戦い直前の、大きな犠牲。その後の決戦も熾烈を極め、GLAが負ければ全宇宙滅亡とえらくスケールのデカい戦いとなるが、スクレイル・ガールを始めとしたメンバー、ヒーローである己を取り戻したミスター・イモータルの活躍により、メイルシュトロームを撃破。スクレイル・ガールも、決戦時際立った活躍を見せた一匹のリスを新たに見出す。このリスが二代目相棒となるティッピー・トーである。

決戦! GLA!

 以後しばらくはGLAとして活動を始めるスクレイル・ガール。それでも彼女は、自由なままであった。若手ヒーローで構成されたチーム、ニューウォリアーズに所属するスピードボールと淡い恋愛関係になったり。

スクイールガール×スピードボール

 ヒーロー同士の争いシビルウォーではGLA丸ごとアイアンマン側の登録派として参戦。襲いかかってきたデッドプールをボコボコに。そしてシビルウォー発端の一因となり、痛みを知るものペナンスに変貌してしまったスピードボールの元に向かったりと、主流でない所で大ハッスルする。
 そして、一人でフィン・ファン・フームをぶちのめした辺りで気がつく。GLAのメンバーが自分に頼ってしまうことで、素晴らしい素養を持つ彼らの可能生を断ってしまうのではないかと。スクレイル・ガールは、GLAに籍をおいたまま一時離脱。ホームタウンでありリスも沢山いる、ニューヨークに帰還。ルーク・ケイジとジェシカ・ジョーンズが出していたベビーシッターの求人に応募し採用される。二人の娘ダニエルは、誘拐の憂き目にもあっており、実力と面倒見の良さを兼ね備えたスクレイル・ガールは適任だった。ベビーシッターの傍ら、大学に入学。女子大生とベビーシッターの二足のわらじを履くことになる。

ベビーシッター(リス)

女子大生(リス)

 これからしばらく、彼女はルーク・ケイジがリーダーを務めていたニュー・アベンジャーズ誌等々に登場。油断していたウルヴァリンにスパーリングで圧勝、ニューヨークに侵攻してきたヒドラの機甲兵団の襲撃を実力で突破と、メジャー誌にて存在感を示す。

燃える街、駆けるリス

 やがてニュー・アベンジャーズも再編、スクレイル・ガールも距離を置くことになるが……なんと彼女はスクレイル・ガール誌、つまり自分が主役の個人誌をゲットする。

スクイールガール大勝利!

 ここまでの流れを見てみると、ゲスト出演→ミニシリーズでマイナーチーム入り→メジャー誌にてアベンジャーズに最大接近→個人誌ゲットと、非常に堅実な出世街道を歩んでいる。この勢いのまま、レゴマーベルにもプレイアブルキャラとして参戦。リスを投げつけたり、対象を爆散するリス結界の展開と、カオスの権化。徐々に日本でも頭角を現しているようないないような。地味にマーベルのプッシュを受けている事は間違いない。

スクイールガール(レゴ)

 スクレイル・ガールのミュータントとしての能力は、リス。徹頭徹尾、リス。丸まったしっぽと、出し入れ可能な爪に大きな切歯はリスの証。腕力とスピードと反射神経も軒並み高く、素のスペックでもスパイダーマンと互角以上の域には居る。ウェストポーチにはリスの餌ともなる木の実を収納。自ら食べることでパワーアップも可能。ウルヴァリンやデッドプールは、まずこの体術に超苦戦している。
 まず恐ろしいのは、リスとのテレパシー能力であり、リス語を話す彼女のピンチともなれば、周囲の至るところからリスが集結。ヴィランを数の暴力で蹂躙する。ウェブウォーリアーズのジャガーノートやデビュー戦のドクター・ドゥーム、最近敗けたウィップラッシュはこのパターン。攻撃だけでなく、尾行やアイテム奪取となんでも出来るリス達。最近は新技としてリスアーマーを取得。大量のリスが手を繋ぎ尻尾を噛み合い合体。敵ならば完全に拘束し、スクレイル・ガールが身に纏えば正体隠しの仮布となる。なお、アーマーのみの自律行動も可能。リスすげえ。

リスアーマー!

 彼女の歴代パートナーであるモンキー・ジョーやティッピー・トーは、優秀なリスの中でも特に優れており、PCのようなハイテク機器も使いこなす。ティッピー・トーに至っては、Twitterのアカウントも持っている。スクレイル・ガールとは精神的なリンクで繋がっており、最高の潜入工作員としての素養が十分ある。リスすげえ(二回目)。

モンキー・ジョー
「モンキー・ジョー」

ティッピー・トー
「ティッピー・トー」

 そして彼女を最強たらしめているのが、“なんか勝ってる!?“。話の流れで書かれぬまま、なんか勝ってる!? ラストページで超強敵と相対→次号冒頭でなんか勝ってる!? カメラの回っていない時は最強という、中々に困る強さ。このパターンで敗れているのは、サノスやフィン・ファン・フーム。なお、カメラが回っている時は上記のリス絡みの所までなので、無法なまでに強くはない。実際、上述のヒドラ機甲兵団との戦いでは必死の攻防を繰り広げ、マーベルゾンビーズ系の世界ではゾンビ化したり食い殺されている。デッドプールもそうだが、第四の壁の間で生きているキャラに必要なのは、歪めたりギャグで済ませては不味い所を嗅ぎ当てる嗅覚の良さである。

スクイールガール「なにこの展開!?」 デッドプール「ちょっと行ってこいよ!」

 最後に、スクイールガールが金星を挙げた、もしくは圧倒した有名キャラの名前を画像付きで載せてみる。

ドクター・ドゥーム

スクイールガールVSドクター・ドゥーム

モードック

スクイールガールVSモードック

ウィップラッシュ

スクイールガールVSウィップラッシュ

バトロック・ザ・リーパー

スクイールガールVSバトロック御一行

サノス

スクイールガールVSサノス

フィン・ファン・フーム

スクイールガールVSフィン・ファン・フーン

ウルヴァリン

スクイールガールVSウルヴァリン

デッドプール

スクイールガールVSデッドプール

 ここまで錚々たるメンバーに勝ってきたスクレイル・ガールだが、ついに彼女が最も得意とする、カメラの回っていない所で負ける日が来た。ニューヨークの全市民スパイダーマン化!?なストーリー、「スパイダー・アイランド」にて、ベビーシッターとして預かっていた赤ん坊ダニエルが蜘蛛男の力に覚醒。結果ヒドい目にあった。とりあえず、ダニエル>>スクレイル・ガール>>サノスのような無慈悲な方程式の事は忘れていただきたい。
 個人誌を得た今、彼女の成長はとどまることを知らない。これからもスクレイル・ガールは、上記のヴィランやヒーローにも負けぬ強豪に挑み続けるだろう。

スクイールガールVSギャラクタス

 

 

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お知らせ

 昨日言った通り、今日は夜出かけていました。申し訳ありませんが、更新の方はお休みさせていただきます。
 アルティメット・スパイダーマン:ウェブウォーリアーズの録画だけは見ておきました。アイアン・スパイダーを隠れ蓑にサプライズ登場を果たした、スクイレル・ガール(スクイールガール)&スタン・リー! まさしく、GWにふさわしい完璧な布陣よ……そしてジャガーノート。ディスクウォーズの唯一全く生で見れなかった回にも、ジャガーノート出てたんだよなあ。なんだろうね、このシナジーは!

アメコミ放談~ゲーム:レゴマーベル~

ふじい(以下F)「今日のテーマはレゴ マーベル スーパーヒーローズ ザ・ゲーム! 略してレゴマーベル!」

サイレン(以下S)「アメコミというより、ゲームだなあ」

F「オレちゃん、アメコミゲーム大好き!ということで、待ちに待ってたコイツを紹介! 日本語版が出るよ! 日本で発売されるよ!と聞いてから、数ヶ月ずっと待ってたからね。その結果、単なる翻訳だけで終わらず、フルボイスCV化! アイアンマンの藤原啓治さんを始めとした、映画やアニメでのCV担当者も一挙集結!」

S「そいつぁ豪華だな」

F「だいたいの洋ゲーが字幕でのローカライズと考えると、フルボイスの吹き替えは貴重よ? PS3のアメイジング・スパイダーマン2は字幕だったけど、あっちはあっちで、収録のおまけコミックス十数冊を全部邦訳してたからね。ローカライズとは単に言語を変えるのではなく、その国に作品を根付かせるための大事な作業です」

S「架け橋を作るには言語だけでなく文化の相互理解も必要ってことか。で、肝心のゲーム内容は? レゴゲーはハイクオリティだと、常日頃から言っていた気がするが」

F「ああ。レゴゲーは、レゴという枠を最大限に利用して、インディジョーンズや指輪物語やスター・ウォーズのゲーム化で築いた技術を継承し続けてるからな。今回のレゴマーベルにあるオープンフィールド制だって、元はレゴバットマン2でのゴッサム・シティから来ているものよ? バットマンの技術が、アベンジャーズに!」

S「言葉にすると、すごい流れだ……」

F「オープンフィールド制の流れが出たので、本編に。レゴマーベルは、ステージ制のストーリーモード、合間合間にオープンフィールドでの移動を挟んだ感じになってるね。オープンフィールドの舞台はニューヨークの街。自由の女神を初めとした、現実にある施設に加え、アベンジャーズマンションや恵まれし子らの学園といったマーベル世界の建造物をレゴで再現! イベント盛り沢山なレゴの大地を、好き勝手に駆け回れ! ただし……」

S「ただし?」

F「理由は後で言うけど、オープンフィールドを本格的に楽しむのは、ストーリーモードをクリアした後の方がいいかも。一度クリアすると、各ステージのフリープレイや、いくつかのイベントが解禁されるしねー。そしてまあ、キャラゲーである以上、ストーリーとキャラクター数は大事」

“宇宙よりの飛来者、シルバーサーファー。ドクター・ドゥームに攻撃された彼は、強大な力を持つコズミックブロックを飛散させてしまう。ドゥーム、ロキ、マグニートーら結託するヴィランを倒すため、アベンジャーズ、X-MEN、ファンタスティック・フォーが一挙集結! 戦え、ヒーロー達!“

S「おお。ファンタスティック・フォーも出るんだ」

F「そりゃあ有名チームだし、出るだろ普通」

S「いやまあ、素人目にもファンタスティック・フォー周りは最近難しいことになってるなあと思ってたんで。映画とか制作会社とか権利とか」

F「それを言ったら、X-MENも結構……。小難しい話は置いておくとして、数百人のヒーロー&ヴィランが一挙集結! しかも全員、プレイアブルと来たもんだ!」

S「マジで!? アベンジャーズもX-MENのメンバーも結構出てくるん?」

F「アイアンマンを始めとした映画のメンツだけでなく、注目株のアントマンにシーハルクやスパイダーウーマンにミズ・マーベルのアベンジャーズ三大女傑も参戦! X-MENもサイクロップスやジーン・グレイが懐かしの90年代、マブカプ時代の衣装で参戦! 互いのメインメンバーと呼ばれる馴染みのメンツは、全員出ていると言っても過言ではなく!」

S「当然ヴィランも、セイバートゥースやジャガーノートが出てくるんだな!」

F「あったりめえよ! 宇宙のはみ出し者、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー! デアデビルやパワーマンのようなストリート系ヒーロー! スパイダーマン関連ならヴェノムやカーネイジどころかMJやグゥエン・ステイシーまで! ブレイドにパニッシャーにゴースト・ライダーといったダークヒーローでも手抜かりなく! デッドプール、ハワード・ザ・ダック、スクイールガール、スタン・リーのような隠し球も」

S「一旦ちょっと待て! デッドプールはともかくとして、アヒルやリス、出てるの?」

F「そりゃおめえ、映画化スターと単独個人誌ゲットなヒロインですよ? ハワード・ザ・ダックはパニッシャーあたりの上位置換だし、スクイールガールは必殺リス結界で一気に周囲をリスまみれにして広範囲を一撃粉砕! ところで、スタン・リーはいいのか」

S「あのお爺ちゃん、何処にでもいるし……」

F「スタン・リー自体、収集要素だからな。うっかり変なもの飲んでハルク化したり、食虫植物に捕まってたり、エンパイヤステートビルでゴリラに襲われたりしているスタン・リーを助けよう!」

S「おじーちゃーん!?」

F「どのキャラにも個性があって、例えば飛行や巨大レゴ特有の怪力や磁力操作なんかで、トラップを回避したり仕掛けを動かすことが出来る。投技なんかは糸で相手を縛り上げるスパイダーマンやビターンビターン!のハルクに相手のヒザを撃ちぬくパニッシャーと、千差万別。かちゃかちゃやって街をフラフラしているだけで、面白い」

S「やっぱこの世界でもパニッシャー容赦ねえ!」

F「レゴなので交通状況や環境問題を憂う優しめパニッシャー! でもやってることはあの交通違反や環境をぶち壊すクズ共を抹殺してやれ! 手段は問うな!なので、結局何も変わってなくね!? こんな感じで、笑いやブラックさや映画ネタなどを織り込みつつのストーリーは激しく愉快。パーティープロトコルだ!」

S「ジャンルとしてはアクションだよな。難易度的にはどんな感じかね」

F「ほぼ残機無限な状態だし、むしろこの仕掛をどう突破しよう!?みたいな、頭を使う場面が多い。ステージに関しては、アクションパズルかねえ。オープンフィールドのクエストでは、乗り物レースや飛行競争のようにアクションの腕前も問われるけど」

S「普通にクリアするぶんには、頭の柔らかさや閃きさえあればどーとでもなるわけだな」

F「幅広い年齢層に愛されているゲームだしねえ。最後に前述したことにも関連して、プレイする人に向けてのアドバイスが一つある」

 最初のプレイで、仕掛けは全部解けない!

F「これ、大事。最初は直進路の仕掛けだけを解いてく感じで。だってさあ、ステージプレイの最初は、基本キャラクター固定なんだぜ? その状況で、スタン・リーが磁力ブロックに監禁されてたり、特定の攻撃でしか破壊できない檻に閉じ込められていても、手の出しようがなく」

S「スタン・リーだけを殺す機械かよ!?」

F「マグニートーが使用できるようになれば磁力ブロックはどうにかできるし、一度クリアしてしまえば、適時その場でキャラクターを入れ替えることも出来るようになる。要は、最初こだわりすぎず、まずクリアしてみようと。やり込みや脇道の謎は、それから挑めばいい」

S「なるほど。現状できない物に対してこだわりすぎて、後々判明ってのは、ダメージデカそうだ」

F「頭の体操をしつつ、様々なキャラや乗り物に乗って街を駆け回ろう! 基本、二人一組で動くので、ミスター・ファンタスティックとドクター・ドゥームの旧友コンビで街を適当に回ってみる、ウルヴァリンとジーン・グレイの二人で色々複雑なデート気分、デッドプール&タスクマスターでゴリラとライオンに乗ったままNYで好き放題暴れてもよし! レゴという自由な素材で造られた自由なゲーム、定められているのは楽しむことのみ!」

S「乗り物、ライオン……乗り物、ゴリラ……!?」

レゴ バットマン3 ザ・ゲーム ゴッサムから宇宙へ

F「そしてレゴマーベルの次は、レゴバットマン3と。レゴマーベルの技術経験が、こうして継がれていくわけだよ」

S「MarvelとDCの相互成長。繋ぎとしてのレゴ、ホントに凄いな」