ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その27~
「日本よ、これがデッドプールだ!」
「地獄からの使者! デッドプール!」
ちょっと待って! このネタ、超触れにくい! あと、総集編で出来た労力全部ぶち込んだのか、デッドプールの尻が良作画でイラっとくる!
というわけで、ディスクウォーズ:アベンジャーズ第27話。待ってたぜ!なデッドプール回!
……感想を書くことに、何の意味があるんだろうか(哲学化 何も付け加えることが無いぐらいに、超直球。バッターが2~3人病院送りになったんじゃないの?なビーンボールを織り交ぜての豪速球プール。きっとTVの前の子供達も、魂ロワイヤルのCM「デッドプール参戦!」→「誰!?」の無限地獄から開放されたんじゃないかと思います。最高レアリティのカードがアニメにまだ出てない変な赤タイツって、スタッフは大馬鹿野郎ですよ!(花束を手に
真面目に考察すると、この中盤でのデッドプール参戦はベストタイミングじゃないかと。実際、コミックスでも人気キャラなので、結構ゲスト出演の機会があるのですが、性質上、ちょっとアクが強すぎる面がありまして。全力全開のデッドプールをやるのであれば、デッドプールを主人公にしてしまうか、作品世界をしっかりと固めた上での招聘がベスト。ディスクウォーズは、後者ですね。
人気があるからと言って序盤に呼んでしまうと、作品自体が振り回されるか、チーム物以上の空気が読めるおとなしいデッドプールになってしまうので。常時やりたい放題にも見えますが、X-Forceやサンダーボルツに参加している時は「ここはウルヴァリンの見せ場だよな」「頑張れパニッシャー!」と、結構空気読むんですよ? というわけで、このタイミングはベストと。地固めや未見の人への優しさをしっかりと考えていたディスクウォーズだからこそ、今回危険球をバンバンやれたんだと思います。会場の熱、Twitterを見る限り、観客の温まり方は今までで最高レベルでした。アイアンフィストのディスク持ってっちゃったし、きっと忘れた頃にまた会える! ……なんか、次はアイアンフィストと一緒にパワーマン(ルーク・ケイジ)のディスクも持っている気がするなあ。
今日解説するのは……今日は……休みでもいいんじゃないですかね、もう。だってデッドプールについて書くって言っても、
もうこんな感じで、サイトの至る所にデッドプール関係の記事はありますしねえ。なので、改めて書く必要は無いんじゃないかと! 今日久々に出たコットンマウスの話は書いてないですけど、サーペント・ソサエティについては以前書いてますしねえ。今更、コットンマウスだけというのも。というわけで、今日は余程のことがない限りお休みで! 偶にはこういうのも有りということでどうかここは一つ。
デッドプール
本名、ウェイド・ウィルソン。彼は一流の傭兵だったが、ある日癌を発症。命の危機に瀕したウェイドは、最後の手段として秘密計画ウェポンXに……この辺りは、正直何度も書くと鬱になるし、ググれ。だいたいさ、マーベルだってちゃんと設定しないないっつーか、バットマンのジョーカー、あのピエロのオリジンレベルの扱いよ? 話の都合で上から下へ。こだわりは首輪とチェーン! それはそれとして、癌は治らなかったものの、ウルヴァリン並みの超回復力ヒーリングファクターや、ウルヴァリン以上の戦闘能力、ウルヴァリンより遥かに高い背を持っていたウェイドはマスクとコスチュームを身にまとい、デッドプールを名乗ることになりました。おしまい。
え? 短い? 続きはWEBで……ああ、ここWEBか! 毎週ディスクウォーズに登場!ならいいんだけど、子安たるZAZELもアベンジャーズのリーダーたる俺ちゃんも忙しいからねー。日本で今売ってるコミックスとなると、デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス、デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベルユニバース、デッドプール:スーサイド・キングスの三冊があるね。この本を買えば、輝くステージでいつでも会える! シビルウォーのケーブル&デッドプールもあるけど、アレ限定生産でプレミアついてるので一先ずパス。あとWiiとPS3で出ているマーベル アルティメット アライアンスにも出てるね。俺ちゃ……デッドプール初の日本語化は、ひょっとしたらこのゲームでの出演かな!? 初期プレイアブルキャラなので、スイッチ付けたらすぐ会える! 玄関開けたら2分でデップー! 「英語がわからなくてもヒドい」と評判な、PS3&360で発売なDeadpoolも買ってみてもいいんじゃないかな。OK、OK、プレイ感覚はデビル・メイ・クライやベヨネッタ方面に振り切った感じだから。デッドプールさん自らのチュートリアルもあるから、言葉とかマジ些細よ?
うーん。最近の友達付き合いとか結婚とか紹介したいんだけど、流石にちょっと気恥ずかしいし言い難いから、一旦スタジオにカメラ返そう。ああ大丈夫、こんなこともあろうかと、クローゼットの奥にしまってある、ホットトイズのウィップラッシュを確保しておいたから、もうめんどいとか嫌とかは言わないつーか言わせねえよ!? じゃあ、ちょっとチェンジ・ウィー・キャン!
あとさー、今さら言うのもなんだけど、黄色って、目ぇ疲れるよね。
急遽気が変わったので、デッドプールの近況報告を。変わったんだってば。
最近動物と合体してゴライオンになって必殺くまパンチ!じゃ読んでる人も困るので、もうちっと対象を真面目に絞って。
マーベルは数年前リスタートシリーズ(設定が0になったわけではなく、あくまで仕切りなおし)のMarvel NOW!シリーズを開始。デッドプールもここで仕切り直しとなり、一時期喪失していたヒーリングファクターも元通りに。ぶっちゃけ、仕切り前の最終回で死んだが「次回から新シリーズなので、そのへん大丈夫だから!」とのライターのコメントどおり、ナウでは普通に生きてたし普通にデッドプールのままだった。
ナウで与えられた初仕事は、SHIELDからの任務。ゾンビ化して蘇ったアメリカ歴代大統領の抹殺。まっとうなヒーローが行うと大問題(実際、キャプテン・アメリカが倒した時はスキャンダルになってしまった)な仕事を与えられたデッドプールは、大統領をゾンビ化させた“ネクロマンサー”マイケルやSHIELDエージェントのエミリー・プレストン、幽霊として事態の収集に来たベンジャミン・フランクリンと知り合う。
過ちに気づいたマイケルやエミリーと共に、デッドプールはゾンビ大統領軍団を撃破しアメリカを救う。しかし、その途中エミリーが殺害されてしまった。マイケルによるとっさの魔術で、エミリーの意識だけは生存。だがその意識は、デッドプールの脳内に収納されてしまった。
その後、エミリーの意識はデッドプールの脳内から、ニック・フューリーがよく使う機械の身体ライフ・デコイに移植。サイボーグおばちゃんとして、家族の元に帰ることが出来た。エミリーはデッドプールの善き面を知ることにより、家族まるごとデッドプールの友人となる。ロボコップ(デッドプール談)となっただけあって、そこらの吸血鬼は素手でくびり殺せるし、銃火器持ちの戦闘員を相手にしても、そうそうは負けない。マイケルも一度死亡したが、利害の一致したメフィストの力で蘇った結果、魔力は増大した。ついでにフランクリンは、ゾンビ騒動終了後も現界。お姉ちゃんの尻を追いかけたりしながら、結構好き勝手に生きている。
そんなデッドプールの運命を大きく変えたもの、それはドラキュラからの依頼。ドラキュラはデッドプールに、エジプトより自身の花嫁を連れてくるよう依頼。エジプトに渡ったデッドプールは、夢魔の女王シクラーと対面。シクラーは吸精の力を持っていたが、デッドプールはいくら吸い取ってもピンピンとしていた。自分と付き合える男に興味を持つシクラー、デッドプールもシクラーの美しさにどぎまぎし始める。シクラーを狙う吸血鬼ハンターブレイド、シクラーの存在に興味を持ったヒドラとモードック率いるAIM、訝しむドラキュラより派遣されたウェアウルフ……戦いと旅を重ねる中、二人はお互いに惹かれ合っていく。
そもそも、シクラーの美しさと血統の良さに惹かれているだけのドラキュラの求愛なんぞシクラーにとってどうでも良い話。二人はドラキュラの本拠地であるニューヨークに乗り込み、ドラキュラ率いる西洋妖怪軍団に戦いを挑む。戦局は明らかにデッドプール不利であったが、囚われていたシクラー支持の妖怪が開放され五分に。更に、シクラーとデッドプールを認めたブレイド、ドラキュラの洗脳が解けたウェアウルフ、途中合流したものの怪我して動物病院に入れられたボブ、ついこの間数コマ出ただけのモブな神父と道中出会った人々の援軍。そしてデッドプールのSOSによりやって来たのは、サンダーボルツ(レッドハルク、パニッシャー、エレクトラ、ゴーストライダー)一同に加え、先のマイケルやフランクリン。援軍による猛攻の前に、次々と倒れるドラキュラ一派。それでもドラキュラは王たる余裕を崩さなかったが、シクラーの発言により、仰天する。
「私、デッドプールと結婚したのよ」
NTR!?と激昂するドラキュラは、ゴーゴンの首を使いシクラーを石化。駆けつけてきたデッドプールも追い詰めるが、デッドプールの捨て身の奇策により敗北。命からがら逃げ出すが、重症を負った上に権力の大半を喪失。ドラキュラにとって、デッドプールは最大の怨敵となった。つい最近も、スパイダーマン抹殺兵器スパイダースレイヤーをデッドプールスレイヤーに改造し、襲撃を仕掛けてきた。科学と魔術が交錯する時!
ドラキュラの権力はシクラーに移り、デッドプールとシクラーは正式な結婚式を挙げる。式には、アベンジャーズが参加。結婚式は平和地帯なこともあってか、ウルヴァリン派とサイクロップス派に分かれていたX-MENの両メンバーも平和的に式に参加した。もちろん、エミリーやマイケルにフランクリンやボブ、デッドプールの友人一同も参加。ケーブルももちろん登場。今ケーブル、指名手配犯だった気がするけど。平和地帯!
善悪さだからぬ傭兵も参加したせいで、パニッシャーが乱入して大乱闘なんてことにもなったが、ハルクとシングやヘラクレスといったヒーロー勢も暴れていたのでまあとんとん。多分一番賢かったのは、素顔でこっそり参加していたタスクマスター。平和地帯? 何の話ですか?
「え? 実は10回ぐらいもう結婚してるよ?」と言ったデッドプールの発言や、結婚記念号の表紙がギネス入り等のサプライズも大量にあったが割愛※。
※この辺り丸っと邦訳される気もするのでちとボカさせて頂きます。VSドラキュラ一派も、結構その辺、処理してます。大丈夫、アンケートとか送ればきっとその内どうにかなる。
遂に結婚し、妻を持ったデッドプール。だが彼は、まだ知らない。自分には、既に娘が居たことを――。
以上、駆け足で紹介した、デッドプールの最近の友達&結婚周りの話です。娘の話、新たに判明したデッドプールの生物学的特徴はまた今度に。新しい友人が増えたのもそうですが、キャプテン・アメリカやウルヴァリンと言った知り合いも、とある任務をデッドプールと共にこなしたことにより、現在はかなり親しい間柄に。世間的な評判が、一昔前の「良くわからない厄介な奴」から「良くわからないけど悪い奴じゃ無い」に変わった感じですかね。とりあえず、独り身のホークアイが拗ねるぐらいには、今のデッドプールは妻を始めとした家族や友人に恵まれております。
書き終わったぞ。さあ、ウィップラッシュを返すんだ。ちょ、箱開けないで!?