日々雑談~1983~

 がっこうぐらし!最終回。ウチはひとまず、ネット配信で観る感じに。まだ観てないのでなんとも言えないのですが、微妙にある原作との差、それによる最終回の着地点がわからずドキドキ状態。全員、生き抜いてほしいなあ……。
 徐々に余裕がなくなり手が出せませんでしたが、ゾンビ作品を紹介する「ぞんびぐらしな作品紹介」も、まだ2~3是非とも紹介したい作品があるので、落ち着いたらまたやります。アイ・ラブ・ゾンビー

 昨日、映画アントマン感想をアップしました。そして先ほど、コミックスにおけるアントマンVSダレン・クロスの画像も追加。いやホント、原作準拠に拘らないで、ダレン・クロスをイエロージャケットにしたのはよかったと思う。
 マッチョマンVSアントマンも面白くはなりそうだけど、流石に今回の小さな世界を追求する撮り方なら、同サイズになれるイエロージャケットVSアントマンの方が、その撮り方を追求できるでしょうしね。それに、原作ダレンをそのまんま映像化しても、すでにあの世界にいるハルクやアボミネーションレベルの迫力を出すのは難しかったでしょうし。いやでも、黒ビキニのオッサンが大スクリーンで大暴れという光景は見てみたいような……エドガー・ライトが監督のままだったら、黒ビキニダレンだったような……。
 あと、自分は吹き替え版で観てきましたが、前評判通りスコットの親友ルイスを担当したブラマヨ小杉はよかったですね。もう、コイツしかいねえ!と言いたくなるハマりっぷり。ルイスとキャラが合いすぎてる。もし今後、マーベルの映画にルイスが出たとして、小杉でなくなってたらすっげえ寂しいよ! バズ・ライトイヤーやハワード・ザ・ダックの声が所ジョージでないくいらいに寂しいよ!
 そして、ファルコン役の溝端淳平。ウィンター・ソルジャーから始まり、エイジ・オブ・ウルトロンを経てのアントマン。徐々に役柄を掴んできていて、次回作でのファルコンに期待大です。発表当初は客寄せ扱いされていたものの、こうしてチョイ役でも来てくれる上に役を積み重ねることで馴染んでいる以上、芸能人吹き替えへの拒絶反応のみで否定するのは、流石に酷な話よ。

映画アントマン感想

 映像の進化により、今まででは想像もできなかった巨大な怪物や広大な戦場を撮れるようになった昨今。でもこの技術を、全く別の発想。ミクロの決死圏を始めとする、小さな世界への描写につぎ込んでみたらどうなるのか? 結果は、大きな世界に劣らぬどころか、大きな世界では決して出せぬ迫力やアイディアがてんこ盛りの映像の完成でした。そしてその答えこそ、映画アントマンです。
 アイアンマンより始まり数々の作品を経て、アベンジャーズを総決算とするマーベル・シネマティック・ユニバース。アントマンもまたその一遍でありながら、非常にバランス感覚に優れた一作。繋がる世界の旨味を残しつつ、壮大になり過ぎないよう、上手く調整済み。気楽に今まで観たことのない映像と、親と娘にテーマを据えた物語を楽しめます。未知の映像+スコット的には1から始まるヒーローのオリジンとして、映画第一作のアイアンマンに通ずるところもあるんじゃないかな。
 書きたいことは幾つもあるのですが、今日は一先ず、二人のセカンド・チャンスマンとクロス・ダーレンの正体と、他のマーベル・シネマティック・ユニバースでない映画も関わってくる小話を書いてみます。

 なお、今回はネタバレ無しなので、フルオープンでいかせていただきます。

 過ちを犯さない人なんていない。そして人間は誰でもやり直す機会、“セカンド・チャンス”を持っているんだ――
 刑務所から出所後、職すらマトモに就けない元犯罪者。離婚した結果、愛する娘とは離れ離れ。にっちもさっちもいかなくなった男、スコット・ラングがこの映画の主人公なのですが……彼を支える先代のアントマンであるハンク・ピムもまた、彼に似た男でした。様々なところから追い出される形で世捨て人となり、自身で作り出してしまった物に戦々恐々とする天才科学者。妻の死を経た結果、愛する娘と心は離れ。にっちもさっちもいかない状況だったのは、ピムもまた同じ。自身と似た状況にあり欲する才能を持っている男をピムは求め、追い詰められていたスコットは自分が使い捨て同然だと知りつつ受け入れる。スコットと出会うことで、ピムもまた最後のやり直す機会を得たのです。
 偏屈な老人と短慮な若者。二人のアントマンの元に訪れる、セカンド・チャンス。彼らがその機会をどう活かして、やり直していくか。それがこの映画のテーマの一つだったのではないかと。

 今回ヴィランとして選出されたのは、ダレン・クロス。率直に言って、マイナーなヴィランです。そもそも二代目アントマンであるスコット自体、かなりのマイナー寄りなのですが。原作のダレン・クロスと映画のダレン・クロスは、ビジネスマンという下地は同じでも、能力や動機は全く別で……完璧超人な新世界の神と、ドルオタになった新世界の神レベルで違います。映画の下地の一つである、コミックスにおけるスコット・ラングVSダレン・クロス。これはその決戦回の表紙ですが、アントマンと対峙しているこの男こそがダレン・クロス。一目見ただけで、その違いがわかるかと思います。

スコット・ラングVSダレン・クロス

 そんな彼が選ばれた理由があるとしたら、ダレンはスコットが二代目アントマンになった切っ掛けとなる男であったこと。二代目アントマンの数少ないライバルヴィランであること。今までの映画のヒーローとは違い、スコットのライバルは少なめです。ライバル駄々余りでローグスギャラリーもマンモス化しているバットマンやスパイダーマンと比べると、本当に少ないです。消去法でダレンが選ばれたというと、元も子もないのですが。
 ただ、ダレン・クロスの名はあくまで一要素でしかなく。この映画のダレン・クロス、イエロージャケットは原作で形作られたアントマンという存在に対抗できる要素を一纏めにした結晶です。まず名前であるイエロージャケットは、初代ハンク・ピムが追いつめられた際に生み出したもう一人の人格にしてヒーロー。そして、破綻や暴走の象徴ともなった存在。そのスーツのハイテクさと攻撃的なデザインは三代目アントマンであるエリック・オグレディのスーツのライン。

映画版イエロージャケット

アントマン3(エリック・オグレディ)

 二代目アントマンのヴィランであるダレン・クロス+ハンク・ピムの破綻の象徴としてのイエロージャケット+今までのアントマンの性能を超える三代目アントマンのスーツ=映画のダレン・クロス(イエロージャケット)
 こうやって数式っぽくしてみると、ただのダレン・クロスの実写化でないことが、わかっていただけるかと。マーベル映画には複数の原作要素を組み合わせたキャラが多数出てきましたが、ダレンの設計思想と映画ヴィランとしての完成度は、五指にいれたいところです。
 
 アントマンがとっつきのよい作品というのは先程述べましたが、このアントマンに期待されているもう一つの役割は、新たな入り口なのだと思うのですよ。アイコン化しているアイアンマンやキャプテン・アメリカとは違う、別の全く新しい入り口。コミックスでの知名度に頼っていない入り口。おそらく同じカテゴリーに入るのは、数年前まで無名キャラだったスターロードをリーダーに再編成したガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。マイナーチーム止まりであったビッグヒーロー6(ベイマックス)辺りです。
 実のところ、本国のアメコミ業界も新規参入層の不足やファン層の高齢化に先鋭化と、規模は大きいながらも、日本と同じ悩みを抱えているんですよね……いやなんか向こうでスゲエ流行っているイメージありますが、市場規模は徐々に下がり気味かつどんどんマニア化しているのが現実です。そもそも日本みたいに、老若男女がみんな漫画を読む国のほうが珍しく。メインの客層は、子供かマニアです。そもそもコミックスの人気を映画に持ってくる流れだとしたら、主人公はハンク・ピムでしたでしょうしね。スコット・ラング、確かアントマン制作第一報の時点で、原作だと絶賛死亡中でしたし。これもすごいし不遇な話だ。
 コミックスで不遇気味だったキャラの抜擢は、この現状を打破するための映画側の挑戦なんじゃないかと。コミックス側としては、優良顧客を切り捨てるのは難しいでしょうが、広い層に訴えかけていかないと詰み確定の映画側としては四の五の言ってられないですからね。有名キャラを使ってめんどくさいことになるよりは、手垢のついていないキャラを使って新鮮味を演出、そして今まで引っかからなかった層の掘り出しにかかる。
 これからしばらく、マーベル・シネマティック・ユニバースは有名キャラの映画が続くのですが……そのうちまた、こういう覚悟を決めた入り口を改めて作ってほしいところです。正統派もいいけど、やはり破天荒なキャラの映画も……あ。来年は、マーベルの核弾頭にして映画X-MENシリーズの最終兵器デッドプールがあったわ。よし! まだこういう予想だにしない面白い入り口、たんとあるぞ!

日々雑談~1982~

 管理者の「作品知らなくてもグッと来るレベルのエロ同人誌を渡して、そこから作品に興味を持たせる」という布教手段、金が若干かかること以外は、完璧なんじゃないかと思い始めてきた。

 今週のアルティメット・スパイダーマン、先週分も合わせて録画してあるものの、まだちゃんと観れてないな。もう次週最終回って、なんだか早いなあオイ。最後の大盤振る舞いということで、多数のキャラが出ている大乱闘マーベルブラザーズ編。この直前のナイトメア・クリスマスがある意味スパイダーマンとしての最終回で、真のチャンピオン決定戦編は一つのグランドフィナーレなんだろうなあ。

 一日丸々休みとはいかないものの、なんとか明日アントマンは観に行けそうだなあ。吹き替えに字幕、2Dに3D、いろいろあれども時間に合わせる形になりそうだな、こりゃ。臨場感最高!な4Dでやってくれるなら無理してでもそっち行くかと思っていたものの、どうやら近所のトコは、全日ずっと進撃の巨人みたいでなあ。ううむ……少しぐらい、分けてくれてもいいのに。
 個人的に気になるのは、吹き替え版。芸能人吹き替え枠なブラックマヨネーズの小杉さんですが。なんというか、観た人の評判がやけにいいんですよねえ。非常に合っていると言った感じで。単純にクオリティが高いのか、それとも所ジョージのようになんとなくキャラと合致していくのか。な、なるべく、吹き替え版を見れるよう頑張ろうか……。

日々雑談~1979~

 この人は大丈夫という信頼が過信に変わっていって気づけば無意識にとんでもない負担を与えていた結果、強いと思っていたその人が壊れていたというのは、現実でもあり得る話だよなあ……。そんな今週のシンデレラガールズ。色々な人の中で、安心感から島村卯月という存在の優先順位が低くなってた結果だとは思うんだけど、ただコレ、色々な人の中にアニメスタッフも入っているというのがね! 島村さん、二期に入ってから殆ど霊圧消えてたからなあ。モバマスでSRが無かった頃を思い出すくらいの扱いだったし、もうちょっとスポットライト当ててあげてもよかったんじゃないかな?

 明日というか今日から映画アントマン公開ですね! 映画製作決定時スコット・ラング原作でお亡くなりになってた疑惑やいよいよの撮影開始直後の監督降板と色々ありましたが、ようやっとの日本公開、いやー楽しみにしてましたよ!
 ……いやまあ、自分も管理者も、しばらく観に行ける感じではないのですが。ウチのシルバーウィークさんたちは、格下であるはずのブロンズウィークに全滅させられました。誰か、ゴールデンをも越える最強のシルバーウィークこと琴座のオルフェをここに! 
 今回のヴィランであるイエロージャケットのデザインが、三代目アントマンのエリックにやけに似てねえ?とか、そもそもハンク・ピムではなくスコット・ラングが見出された意味はやはり……とか、現時点で語りたいことは結構あるのですが、これ以上は、観た上で落ち着いてからですね。いい時期での公開ではあるので、売れるといいなあ……観に行かれる方は、ぜひとも楽しんできていただければ!
 そういやドラマのTHE FLASH / フラッシュもレンタル開始してるんだよなー。デッドプール邦訳ラッシュも含め、コッチ方面への楽しみを高めつつ、今を乗り切っていこうか!
 

日々雑談~1936~

 昨日は更新出来ず、すみませんでした。技術的な都合で、管理ページへのアクセスから不可に。原状回復したので、最近の抑え気味ペースなものの、通常営業開始です。いやしかし、告知も出せない事の、もどかしさを知りました。不具合、超怖い。

 ウェブ漫画サイトのマンガボックスにて、アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン エピソード0のマガジン連載時に告知されていた、新連載マーベルゾンビーズについての発表が。名づけてアベンジャーズ/ゾンビ・アセンブル。ディスクウォーズと同じ、日本発のマーベル作品! 作者は、エピソード0と同じ小宮山優作先生。こりゃあ、最高に面白い展開だな! 邦訳もいいけど、こういう日本制作の作品には、なんとも言えないドキワク感があるし! アベンジャーズが新たに直面するゾンビ騒動。映画準拠のメンツで推し進められたら、それはそれで新しいドラマが見れそうな。元祖は世界観が広い都合上、個々のドラマが薄めだったというか、もう開始時点でゾンビだったしなあ……。さあて、ネットの上のボールは、底なしの絶望と光ある絶望の、どっちに転がるかなー。

 昨日のアルティメット・スパイダーマン:ウェブウォーリアーズはアントマン回。映画連動とするには、(日本的に)少し早めの登場となりました。アントマンによるミクロの決死圏、ディスクウォーズでも登場しなかったので、非常にわかりやすい能力のデモンストレーションだったのではないでしょうか。中の人に関しての描写は薄めでしたが、アルスパのテンポだと、そのへんの取捨択一は仕方ないかなと。直球なヒーローらしさから観て、映画に出る、二代目アントマンことスコット・ラングだとは思うのですが。つーか、ピムやエリックは若干ひねくれてますしねえ。
 こんなこともあろうかと!で大活躍だった、アマデウス・チョー。何気に彼もまた、アントマンに縁のあるヒーロー。本人がアントマンになったわけではないですが、当時遺品であったスコットのヘルメットを装備し、テレパシー能力を使用していた時期が。アニメでもテレパシー用のヘルメットを渡していた辺り、この辺を加味してのチョー大活躍でもあったのでしょう。だとしたら、芸細かいなあ!

アマデウス・チョーとヘルメット