日々雑談~3507~

 もはや、何も言うことはない。ただ見て、盛り上がって期待を膨らませて――4月まで待て!

 何も言うことはないってのは、スマンありゃ嘘だった。兎にも角にも、アントマンを観ろ!

日々雑談~3444~

 いろいろと作業をしながら、地上波でやっていたアントマンを観てました。
 今こうして改めて観ると、続編であるアントマン&ワスプとは若干作風が違う気がする。アレかね、シビル・ウォーという外部と明確に関わったことで、話や人間関係のスケール感がかわったのかね。いや、物理的にスケール感がデカくなるようになったけどさ!

 ハッキリ言ってしまえば、ダレンもイエロージャケットもアントマン(エリック)も、原作通りのままでは上手く映画のボスを務めることは難しいキャラです。ダレンは単純に知名度が無いし、イエロージャケットはハンク・ピムの内面が絡み複雑化するし、アントマン(エリック)は映画の時点ではそこまで悪いやつじゃないというか、いい方向に向かっていた。悪役としては、三人共足りない、もしくは難解過ぎる感じですね。

 そんな単独での実写化やヴィラン化が難しい三人の要素を組み合わせて、一人のキャラとして昇華する。実写化やアニメ化といったメディア展開の教科書に載せてもいいぐらいに、映画アントマンは鮮やかな結果を出したかと。勇気と知恵がなきゃ、この見事な思い切りは無理だわー……。

 

お知らせ

 所用により、本日の更新はお休みさせていただきます。
 気づけば、夏休みの終わりの8月31日。アントマン&ワスプの公開かー。前作アントマンは商業記事でも「MCUの中で、アントマン超オススメ(意訳」と書くぐらいに好きなので、当然アントマン&ワスプも心待ちにしておりました。
 夏休みの最後、子どもたちの思い出に残ってくれればいい……と思ってたら、今年は9月1日が土曜日なので、ロスタイムが2日あるんですね。地方によって、このへんの事情は変わりますけど。なんかこのロスタイムと絡む、ゆるやかな余地。シリーズ中の清涼剤なアントマンに似合うわー……。

日々雑談~2298~

 無事、旅行より帰還しました。流石に3日近く離れると、やらなきゃいけないことが出てきてるねえ。
 旅路の疲労はあるものの、身体は温泉の力でオーバーホールできたので、片っ端から片付けていきます。

 

 なんだかんだで、マーベル・シネマティック・ユニバースの映画で一番好きかもしれないアントマン。その待望の続編。第一作で拡大と縮小の可能性を見せつけ、シビル・ウォーでは続編の隠し玉と思われていたジャイアント形態を披露。この状態で、すげえなコレ! という可能性をこうして提示してくるんだからたまらんわ。ヴィランらしき仮面の男は、ひょっとしてゴーストか……? アントマンとは別ベクトルで隠密行動に長けた中々にクセのある難敵。あまりアントマンの敵というイメージが無いので、ぶつかった結果、どんな化学反応が生まれるのか。コイツぁ、ワクワクするしかないな!

追跡、アントマン!~後編~

ふじい(以下F)「今となっては2年前に始まったこの企画、追跡、アントマン!~前編~では歴代三人のアントマンを通して、まずアントマンとは何かということを取り上げ、追跡、アントマン!~中編~では初代アントマンであり難しい経歴を持つハンク・ピムについて語ったわけだが」

サイレン(以下S)「始めた頃は、エドガー・ライトが監督に決まったよ! って段階だったんだよな。まさかその後、降板するとは……」

F「結果自体は残念なことになったものの、完成した映画アントマンにもエドガー・ライトが考えだしたアイディアが、結構残っていたらしいぜ? まあ、というわけで後編なんだが……もう、終わりでよくない?」

S「諦めるなよ! 頑張れよ!」

F「だってさー、実は後編の構想としては、映画アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロンの紹介も込みで、アントマン=ハンク・ピムに連なるキャラクターであるウルトロンを取り上げよう! と思ってたんだけど」

S「ああ。ウルトロンの紹介、別の機会にやっちゃったのか……」

F「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズなコラムの37回でな……エイジ・オブ・ウルトロン上映後、真面目に書いたテキストもあるし、この時一緒に取り上げようとしたジョカスタも、コラムの41回で紹介しちまったし」

結婚おめでとうございます

F「延ばし延ばしにしていた俺が悪いんだけど、これもう初期構想通りの後編はいらんかなあって」

S「しれっとジョカスタが可哀想すぎる画像を挟み込むなよ!? しかし、お前、自分で自分の首を絞めるどころか、一から首つり台を作っている感じだな」

F「首つり台からうたってあげるか!? 首つり台から笑ってみせるか!? 映画アントマンの感想も書いてしまったから、この方向性もアウトだ。でも幸い、当時はまだ無かったアントマンの邦訳ってもんが刊行されたからね」

S「えーと、アントマン誕生物語を再構築したアントマン:シーズンワン。スコット・ラングを主人公とした近年開始の新シリーズのアントマン:セカンド・チャンスマン。映画の前日譚や補足となるアントマン:プレリュードの三冊か」

アントマン・シーズンワン表紙

アントマン:セカンド・チャンスマン表紙

アントマン:プレリュード表紙

F「関連書籍としては映画のアート集となるアート・オブ・アントマンもあるけど、これはコミックスとは毛色が違うだろ。しかしアントマンの話題で取り上げているからとの贔屓目抜きで、この三冊のアントマンコミックスはレベル高いぞ。俺好みだ」

S「シーズンワンは、ハンク・ピムを主人公として誕生秘話を再編。アントマンだけでなく、ジャイアントマンやゴライアスのような後に繋がるネタをふんだんに盛り込み済み。アントマン:セカンド・チャンスマンは、正史で死んでいたスコット・ラングが、パッとしない自分自身と向き合いつつ第二の機会を模索する物語。アイアンマンやタスクマスターを筆頭に、色々なキャラが物語を彩る。プレリュードは映画における冷戦時代のアントマン、ハンク・ピムのエピソード。アベンジャーズが居ない時代、間隙のヒーローとなった男の活躍を描く……確かにお前、むっちゃ好きそうだわ」

F「ピリッと小ネタが効いた入門作、ボンクラが前に進もうとする物語、本編を厚くする前日譚やミニエピソード。みんな、大好物でごぜえますよ。それに、どの本にも詳細な解説が付いていたりするからね。そして本日、映画アントマンもソフト化されて発売……さあ、買うかレンタルにGOだ!」

映画アントマン パッケージ

S「あー、もう出たのか。気軽に楽しめる映画だから、多くの人に見てほしいな」

F「仕方ないこととはいえ、本家アベンジャーズも含めて連作しているヒーローは、どんどん前作や世界観に関する知識を求められる流れになるからね。まあ、アベンジャーズ系の映画は、かなりココに気を使って作られてはいるけど……そんな中、投じられた新たな一石、アントマン。新進気鋭の小さなビジュアル体験に、若き父親と老いた父親が失いかけていた物を取り戻すストーリー。もうちょっとしたら、アメコミ映画における地上波放送の鉄板な、アイアンマンに替わる存在になるかもしれん」

S「キャプテン・アメリカ:シビル・ウォーへの出演や、次回作アントマン2となるアントマン&ワスプの製作決定と、アントマン自体の見通しも明るいな!」

F「まさか、アントマンやスコット・ラングがここまでの存在になるとは。コミックスはともかく、現実では間違いなくセカンド・チャンスをゲットしてるぜ……」