日々雑談~5886~

 ゲーム機は少し間をおいてから買う主義なものの、スパイダーマンの続編がロンチで来そうな以上、PS5は発売日に買うしかないのか!? と覚悟を決めていたものの、完全新作でないのでちょっと後退。いや、すっげえやりたいことには変わりないんだけどね!?

 Spider-Man: Shattered Dimensions(2010)とSpider-Man: Edge of Time(2011)
 The Amazing Spider-Man(2012)とThe Amazing Spider-Man 2(2014)
 近年のスパイダーマンゲーの似たコンセプトの作品となるとこの組み合わせになるんだけど、正直言って、前作ポジなSpider-Man: Shattered DimensionsとThe Amazing Spider-Manの方が、出来が良かったと思うんだよなあ。便宜上前作次作と呼んではいるものの、この当時のスパイダーマンゲーは複数のチームが並行して同時に作っていたはず。だからまあ、続けざまに出たり、前作のフィードバックが出来てなかったりするような現象も起きるわけでして。

 パニシャーにパニッシャー、ビランにヴィラン、ローグスにローグズ、ムジョルニアにムニョムニョ。読み方や訳し方の違いはアメコミだとよくあることだし、上で言ってる通り個々の自由でいいんじゃないかと思ってます。その一方で、スパイダーバースやPS4スパイダーマンのような、何時もの違いに慣れていない人が触れる作品だと、あまりブレの存在は良くないってのはありますね。本気でメジャーどころを目指すのならば、普段なら気にならないようなところもちゃんと整えてかないとアカンのです。

日々雑談~6628~

 時間が出来たのと、夏コミに受かった以上もう少ししたらそれどころじゃなくなる!ということで、買ったものの積んであったデイズゴーンを起動。後世に当時のオープンフィールドゲームはこんな感じだったと伝える時に、そのサンプルにしたいぐらい手堅い作り。バグも多いものの、積極的なパッチ配布でどうにかしようとしているところも、今のゲームのやり方っぽい。
 良くも悪くもオープンフィールドゲーム……といった評価なんだけど、かなり上手くまとめてあるので、実際は良いが大幅に勝ってます。出来事がまずあって、それをきっかけに過去が紐解かれていくストーリーも、海外ドラマみたいで面白い。無気力だった主人公のディーコンが、徐々に自らを取り戻していく過程もいいですしね。

 俺はある程度偶発性もいいじゃん!って感じだけど、人や状況によっては、これがイラつきポイントになるから難しい。この偶発性を、上手く減らしているのがPS4のスパイダーマン。止まらないカーチェイスとか、よく見るとこっそり進路上の車が消えたりしていて、止まらないための工夫、偶発的な事故やバグを起こさないための匠の技ですよ、アレは。立体的で市民がいたるところにいるスパイダーマンで偶発性を抑えるのを放棄したらバグまつりになりかねんし、ホントにコレは必要な工夫よねえ。

日々雑談~3496~

 PS4のスパイダーマンのDLC第二弾「玉座を継ぐ者」をクリア。DLC第一弾の「黒猫の獲物」にて暗躍していた鋼鉄の頭を持つギャング、ハンマーヘッドとの本格的な戦いが開戦。警察だけでなく、犯罪組織マギアをも標的にするハンマーヘッドの暴威がスパイダーマンごとニューヨークを波乱に陥れる。

 比喩でなく、鋼鉄の頭を持つハンマーヘッド。スパイダーマンのパンチにも真正面から耐える硬さを持つ頭、そして人並み以上の怪力と射撃の腕前を武器とするギャングのボス……こうやって書き出してみると、既に本編で倒したキングピンの方が格上っぽく思えます。スパイダーマンを圧倒するほどのタフな巨体に、ギャングの枠を飛び越えフィクサーとなれるだけの権力と知力と冷静さ。まあ、ぶっちゃけ、コミックスでの扱いなどを見るに、キングピンの方がハンマーヘッドより格上です。ハンマーヘッド、すぐにブチギレるし。ゲーム本編でさくっと倒した敵のほうが、クリア後のDLCの敵より格上という、一見、妙な状況になっています。

 でも、この状況がおかしいのかと言うと、けっしてそうではありません。実は、ハンマーヘッドにはもう一つ特性があります。説明の前に、このコミックスのハンマーヘッドを見てみてください。

 いやお前、どこの禁酒法時代のギャングだよ?というファッションですが、実際これはアル・カポネをモチーフにしたファッションです。ハンマーヘッドが鋼鉄の頭になった理由は怪我の治療ですが、その際にカポネ映画のポスターを見て強烈な刺激を受け、治療後は禁酒法時代(1920年代)のギャングかぶれとなりました。

 ゲームだと、ここまで古い格好はしてませんでしたが、ゲームにてハンマーヘッドが目指したものは人々に恐れられるギャングの復権であり、つまりは「懐古」でした。コミックスにおけるハンマーヘッドと同様の属性ですね。ゲーム本編の戦いにて空白地帯となったニューヨークにて、劇的な騒乱を起こしつつ、構図を強引に(過去へと)塗り替えようとする。この役割に適しているのは、キングピンではなくハンマーヘッドです。キングピンの場合、鹵獲した装備を直接使うような短絡的なことはしないし、もう少し長期的な真綿で首を絞めるような計画が似合うというか……。実際、ゲーム開始前は、スーパーヴィランが跋扈するニューヨークにて、キングピンがバランサーとして上手くやっていたようですし。悪人でありながら、統治の才能もあるやつはホント厄介だ。

 そして逆に、ハンマーヘッドがキングピンのゲームにおける役割を担えるかどうかと言われたら、それはそれで微妙な話に。キングピンがゲーム本編にて示したことは、ニューヨークの支配者が敗れたことによる変革ですからね。ハンマーヘッドの敗北が変革レベルのショックになるかと言うと、ちょっと厳しいですね。つまり、PS4のスパイダーマンのキャラクターの使い方は、適材適所ということで。無理に背伸びもさせず、かといって魅力は殺さない。キングピンばりの、良いバランス感覚です。

日々雑談~3446~

 いくらフォトモードが優秀でも、PS4コントローラーのオプションボタンを押さないとダメだからね……そして間違ってSHAREボタンを押してしまい、ああもう!となるまでが様式美。最近の洋ゲーのフォトモードはカメラの調整だけでなく、キャラクターの表情を変えたり、多種多様なフレームが用意されていたりと、まさに至れり尽くせり。スパイダーマンは、本人のイメージにカメラがあるのと、ダイナミックな挙動が出来るという点で、更に相性がいいねえ。そしてフォトモードはSNSと相性がよく、ゲームの拡散力にも繋がる。いやはや、新時代だのう。

 昨日に一昨日と気張ったので、今日はその分、空いた時間でPS4のスパイダーマンをプレイ。スパイダーマンのゲームはそれなりにプレイしているものの、今回は敵もわんさか、更に若干ボタン配置に変更がありと、慣れないことによる操作ミスが発生。でも、触れているうちに、だんだんと慣れてきました。今回のスパイダーマンは、空中戦でなるべく敵に囲まれないようにしつつ、強力なガジェットで対処していくのがベストな戦い方か。三次元的な戦法と科学的なガジェットの駆使、スパイダーマンらしい以外の例えが思いつかんですな。

 ……え? お前、出るの?

日々雑談~3445~

 その作品一つで、シリーズのイメージを一変させ、さらに勢いを盛り返したという意味では、バットマン:アーカム・アサイラムの方が革新の呼び名に相応しいと思う。アーカム・アサイラムが出るまでは、横スクロールアクションにベルトスクロールアクションにモータルコンバットとアクションのよくわからない合体と、バットマンのゲームは敵を真正面から倒していくアクションが主だったので……。

 革新でも研鑽でも結果に違いはないものの、その過程も尊重すべきなので、たまにはこうして細かいことも言っておきたいところ。一気にPS4にてスパイダーマンは完成した!という認識だと、今までの作品や関係者が報われない話。どうしよう、毎日この話ばかりというのもアレだし、一回言いたいことやポイントをまとめておいたほうがいいかな。