日々雑談~5620~
ヒャッハー! 今週の新鮮な肉、いやさテリー・ザ・キッドのお時間だ!https://t.co/7goy4vsRgl
— 藤井三打 (@nikuzousui) July 26, 2020
10年前かつ単行本未収録のⅡ世の読み切りと、なかなかレアリティの高い作品。それが、テリー・ザ・キッドの夜明け(以下夜明け)。今のキン肉マンとは肌触りも違い、設定も違うものの、やはり当時の空気の懐かしさやテーマを感じるね。
テリー・ザ・キッドの夜明けが掲載された際、「魔雲天の口、なんであんなことになってるんだろう……」と思ってから数年後、魔雲天がストロング・ザ・武道で口が裂ける怪我を負った時はおおっ!?となったよ。
— 藤井三打 (@nikuzousui) July 26, 2020
後編を見たら、テリー・ザ・キッドの夜明けと今のキン肉マンは絶対繋がってねえ……!となることは必至なのですが、こうして魔雲天の怪我の形で消えたはずの繋がりを感じることができるのは、ファン冥利に尽きる話です。
— 藤井三打 (@nikuzousui) July 26, 2020
たぶん、武道戦で魔雲天が負った顔の怪我は、夜明けでの裂けた顔を参考にしたんじゃないかな。砕けた頭にちぎれた足と、武道戦で負った怪我はもっと多いですが。そもそも、怪我どころかお亡くなりになってるけどね!
来週の夜明け後編で魔雲天についての話も出てきますが、最悪その、武道戦で上がった株価が急降下する可能性が……。魔雲天が悪いんじゃない。この当時、悪の元締め、ゴールドマンは配下、超人閻魔ともマブダチオーラを出してたくせに、現在株価ゴミ屑のサタン様が関わってくるのが悪いんだ。
テリー・ザ・キッドの夜明けのテリーマンは、テリー本来のファイトスタイルを伝えるというより、テリー一族のファイトスタイルへの疑いを払拭させようとしている姿勢。この姿勢となった理由は、当時のプロレス界が、今までのあり方に悩んでいたというのもあると思うんですよ。
— 藤井三打 (@nikuzousui) July 26, 2020
総合格闘技の隆盛や、敗戦によるイメージの悪化。その結果、いろいろな人が自信を失っていたのが当時の空気。そして、武藤や棚橋の活躍でプロレスはプロレスと自信を取り戻し始めたのも、この時期。なのでこの作品のテリーの自ら培ってきた技術を信じる姿勢は、一つの最先端だったのではないかと。
— 藤井三打 (@nikuzousui) July 26, 2020
プロレスならではの自負に悩んでいた時代から、もう10年。今となってはテリーの言葉は当たり前なものの、あの頃は今までを信じることに悩みがあったのです。時代遅れとも言えるスタイルのテリーマンが、揺らがぬ己を見せる。不合理なのかもしれませんが、まばゆさがあったのです。
— 藤井三打 (@nikuzousui) July 26, 2020
正確には、総合格闘技にプロレスが負け続けていたのはちょっと前で、2009年のこの時期は総合格闘技自体にも陰りが訪れ始めていて、総合格闘技を中心とした格闘技界の構図に限界が見えてきた時期ですね。そしてこれからどうすべきか皆が悩み始める中、円熟期の極みに居た武藤敬司と時代を切り開こうとしていた棚橋弘至がIWGP戦で死闘を繰り広げ、プロレスはこれでいいんだ!と見せつけたのは、この年の新日ドーム大会。まさしく、夜明けの時期なんですよね。だからこそ、時代遅れのテキサンスタイルのイメージが有るテリーマンが揺らがぬ自分を見せたことには価値があるのではないかと。
いやしかし、流石にテリーの言葉までは覚えてなかったな。やはり記憶だけだと、どうしても限界がある以上、こうやって読めるのはいいな!