日々雑談~3525~

 最初、TVでCMを観た時「明るい!」って驚いちまったよ。実際、どうなんだろうね、アクアマンは。興行収入はいいみたいだけど、どうも路線的には中国で受けたのがベースになってるみたいだしな……全米でヒーロー映画カテゴリーとなると、そこまでズバ抜けてはいないというか。これは、ヴェノムも同パターンですね。全米でなく、中国の力で高い世界興収に持っていく。これはこれでアリだとは思うけど、この間のドルガバの炎上騒動のように、いくら好調でも一発でひっくり返る危険性があるのがちと怖いね。

日々雑談~3505~

 デッドプール2に触れることが出来なかった、可愛そうな子どもたちに愛の手を!
 撮り直しのシーンがある時点で観ないという選択肢がお亡くなりになってしまったので、どうにかして観るしかないのである。日本でも期間限定の公開、もしくはソフト化もあると思うんだけどね。

 ところでコレ、過激シーンを減らすことで、中国での上映も可能にする一手だったりするのかねえ……中国市場を考えることで表現が柔くなったら元も子もないけど、現在トップクラスの映画市場である中国にアプローチしないってのも勿体無い。

 なんだかんだで、ヒーロー映画なら1億ドル以上の儲けが狙える中国市場。ヴェノムも中国で2億ドル以上儲けることで世界的ヒット作の位置までたどり着いたわけで。ヴェノムは全米がイマイチ振るわなかったけど、これだけの成果を出せば、続編アリで進められるでしょう。炎上発言の結果一夜にして全てを失う中国市場の極端な振れ幅や、ヴェノムの続編で出す気満々のキャラがR指定すぎて規制とのかみ合わせ超悪いという、不安材料も無いわけではないですが。

 どんな作品もシリーズも、上手く続いてくれればいいんですがね。しかし今年は、アメリカでバカ受けのブラックパンサーに中国で売れたヴェノム、そして大御所アベンジャーズ:インフィニティ・ウォーと、将来に繋がる興行データーが取れそうなヒーロー映画がたんとあるなあ……。

日々雑談~3482~

 どうせ気になるし、早いうちに見ておいたほうがいいなーということで、映画ヴェノムを鑑賞。ちょうど観に行った時間が激戦の時間帯で、あやうくプリキュアやシャークネードに流れるところだった。

 予告どおりにヴェノムのビジュアルは実に素晴らしく、アクション面も上等。エディとシンビオートのやり取りも軽快でよかったのですが、上映時間2時間20分のわりにフラグ立てが上手くいってなかったり、主要キャラの大半が自分の行動で起こる先のことが考えられないタイプだったり、そもそも人物造形にデケえミスがない?という穴もちらほら。穴の空いた器に、だばだばとシンビオートが流れて、なんとかふさがっている感じ。たぶん、ロッテン・トマトとかで批評家の評価が低かったのも、こういうとこだろうな。観客はへうげた器を愛せるけど、批評家はゆがみの理由となっている欠けを客観的に評価する仕事だもの。

 俺はこの形も愛せるけど、それでもきつかったなーという部分を、ネタバレ対策を施した上で以下に。あと、コミックスを知っていることが前提となるエンドロール後のいろいろもちょっと……今のヒーロー映画の客層って、知らない人がメイン層だし。こういうズレたとことを味と見るか、欠けと見るかで、評価は変わるのでしょう。エディとシンビオートのやり取りみたいに、今のヒーロー映画戦国時代でもやっていける個性もあるので、そこはガンガン推していきたいですわ。

more

日々雑談~3474~

 ヴェノム(シンビオート)がメインで、ブラックキャットがヒロイン候補と、ここ最近の映画やゲームの流れにやけに一致してるなあ……そんな、2008年発売かつ日本未発売なSpider-Man: Web of Shadows。

 このゲームのテーマは善悪の分岐でして、主人公であるスパイダーマンは、赤いノーマルコスチュームと黒いシンビオートコスチュームを使い分けてプレイすることとなります。ストーリー中にも分岐点があり、ヒーロー寄りの選択肢を選ぶとスパイダーマンとしての解決を目指すルート、悪寄りの選択肢を選ぶとシンビオートに徐々に支配されるルートとなります。映画のスパイダーマン3における善悪の葛藤を、さらに掘り下げた感じですね。

 Spider-Man: Web of Shadowsの舞台はニューヨークなのですが、大半がシンビオートに支配され、地形は変わるわ、市民も怪物化するわ、ヒーローもヴィランもヴェノム化するわで大惨事。こりゃあ、仲間割れしている場合じゃねえ!ということで、悪ルートだとバルチャーやライノやエレクトロを仲間として召喚できます。善ルートだと、ウルヴァリンやムーンナイトらヒーローが召喚可能。まあ基本、バルチャーもウルヴァリンもヴェノム化してるので、ぶちのめさないと仲間にできませんが。ブラックキャットも、悪ルートの仲間&ヴェノム化の該当者ですね。

 善悪によりストーリーが二分化し、更にまた細分化。悪ルートとはいえ、ヴィランとスパイダーマンが協力するというなかなかない光景。Spider-Man: Web of Shadowsは、こうして今思い出しても、ありえないものをありえるようにする、挑戦的なゲームでした。

日々雑談~2356~

 趣味や性癖は人それぞれのものであって、友人や夫婦や親子にだって相容れない時はある。その相容れない時、どういう対応をするかが分かれ目なんだろうなあと。わからないものはわからないで、触れずにそっとしておくのも、それはそれこれはこれで割り切ってしまうのも選択肢の一つ。少なくとも無理に理解しようとして、相手の触れられたくない大事なところを傷つけてしまったり、絶縁や排他や差別に繋がるよりは、ずっといいんじゃないかな。

 

 これが、新しい映画のヴェノムかー。とりあえず、比較対象となるスパイダーマン3のヴェノムもペタリと。

 大きな違いは、うるおいでしょうか。スパイダーマン3のヴェノムは大元であるスパイダーマンのスーツに似た質感で、新しいヴェノムは流動体のシンビオートを直接頭からかぶったような質感。スパイダーマンのコピーとしてのヴェノムは3、異星からの生物としてのヴェノムが新ヴェノムといった感じですかね。新ヴェノム、ビジュアルでメシ食えるレベルでカッコイイから、ガンガン押し出していっていいと思う。

 このうるおいの表現に関しては、技術の進化もあるのでしょう。なにせ、スパイダーマン3の公開(2007年)から、11年ほど経っているわけですからね。そりゃあ、映像技術も進歩するってもんですよ…………11年前……だと……?(戦慄