日々雑談~2407~
ニンジャバットマン、全体的な作風や評価のリアクションと、その立ち位置はオールライダー映画に近い気がする。ライダー春映画無き日本に現れた、バットマン夏映画か……。
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2018年6月25日
この間、ニンジャバットマンを観てきたけど、個人的な総括としては上記ツイートのライダー春映画に似た路線でいいような気がする。ぱっと思い浮かぶ良い点は、デザインやアクションといったパーツごとの美しさに声優陣の熱演。悪い点は、全体的なまとまりの悪さに、メインどころ以外は没個性化している登場キャラ。うむ、春映画の批評をしているかのようだ。
そして、春映画に似ているポイントは、ハマると高評価、ピンと来ないと低評価という部分。いや実際、海外の掲示板でのいろいろな評価を見ていると「コイツらは俺たちだ! 春映画を観た時の俺たちだ!」ってなるもの。カルチャーショックだな、こりゃあ。
癖のあるライダー春映画に似ているから低評価なのかって言われたら、別に低評価ではないですよ。こちとら、ライダー春映画は基本毎年観に行っている人間なので。癖は、良さと悪さが露出しやすいだけであって、あって悪いものではないです。悪いところは多々あるけど、良いところのプラス加点で100点満点中1億点!みたいな映画は愛おしいですよね。
声優陣の熱演はこの作品の良いポイントの一つですが、その中でMVPを決めるとしたら、石田彰のレッドフード。石田彰のちょっと危うさのあるイケメンボイスが、ジェイソンにドはまり。他のロビン経験者に比べ、若干タガの外れた感じがあるのがナイス。
ニンジャバットマンのジョーカーは高木渉だけど、ゴリラグロッドの子安武人(レゴバットマンザ・ムービー、スーサイド・スクワッド)にアルフレッドの大塚芳忠(TV朝日放映版ダークナイト)と、他にもジョーカー関係者が二人参加。バットマン、気が休まらねえな……。
色々と評価点を纏めたいので、続きは明日以降で。制作陣の好きとやりたいことをつめにつめたのはわかるんだけど、それで器にヒビも入ってるってのが、難しいところよね……。