日々雑談~5619~

 すげえぞ! 家に居ても対馬に行けるんだ!
 そんなこんなでGhost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)を攻略中。
 PS4のスペックの限界まで行ってるのでは……と思える、すべてが風光明媚な対馬の光景。いろいろ落ち着いたら、一度足を運んでみたいね。ほんとねえ、憂いなくGOTOできれば、多くの人が夏の旅行先に対馬を選んでいただろうに。

 見て飽きない景色に、爆速と言ってもいいローディングの快適さに、程よい馬の速さとフィールドの広さ。個性的なチャンバラアクションを抜きにしても、ツシマはオープンワールドゲームとして上手い作りをしてるよなー。あと、事故率0%までとはいかないけど、このタイプのゲームとしては物凄くバグやトラブルが少ない。発売後の怒涛のパッチ配信のようなこともなかったので、とにかくゲームが安定している。インファマスシリーズから6年かけての新作、この過程にちゃんと出荷時点での安定度の高さもあったのでしょう。

 主人公の仁は、蒙古を戦うに辺り、今まで背負ってきた誉れある武士と、現実問題として勝つために手段を選んでられぬ冥人の間で揺れ動くわけですが、ゲーム設計自体も武士より冥人の方が楽じゃない?とささやきかけてくるのがこれまた。ストーリーが進み仁が冥人に寄っていくのにあわせ、真正面から挑んでいく武士のやり方では攻略が難しくなっていき、徐々にプレイヤーも隠密を主にした冥人プレイに寄っていくのがね。蒙古兵はどんどん強くなってくけど、冥人は暗器や闇討ちで、その強さをかいくぐることができるので。強さに真正面から当たらねばならない武士プレイは、この辺ちょっと辛いよね。

 もちろん、武士として正々堂々を主にしたプレイも可能だし、その戦い方に合わせた装備もある。逆に冥人でも真正面から大群と戦って勝ち抜くためのビルドも可能。冥人の方が良いよ、楽だよ? という空気を匂わせつつ、ノッて冥人として極めるのも、あえて武士として誉れある戦いをするのも自由。ストーリーとの連動と、プレイヤーに強いないことの良バランス。よく出来たゲームだなあ、ホント。

日々雑談~5614~

 その道のプロが未知の世界で1から道具を作り立ち上げる作品も面白いけど、書いてみたかったのは、とりあえず道具だけが伝わって現地の人がどうそれを使うのか悩み、思わぬ発想や現地にある分野との融合を見せる作品。柔術がブラジルに渡った結果、グレイシー柔術として進化したりね。現状、あんまり流行っている路線とは言えないけど、ゆるゆるとやっていきます。

 ……読んでくれてもいいのよ?

 

 ゴースト・オブ・ツシマ、はじめました。

 元寇(蒙古襲来)の対馬を舞台とした、和製オープンワールドゲーム。あまりに強大すぎるモンゴル帝国の侵攻の前に倒れる侍たち、殺戮の中、かろうじて生き延びた侍 境井仁は、己の中にある武士道や邪道と向き合い、対馬の民を守るためモンゴル帝国の軍勢に挑む。

 時代を超越した鎧や様式、見栄を切って倒れるモンゴル兵の皆様、ああこれは元寇の時代を再現したゲームではなく、時代劇を再現したゲームだ。でなけりゃ、白黒で雰囲気倍増しだけど超見づらい黒澤モードなんて実装しねえよ!

 最近、和ゲーの名作は多いですが、息もつかせぬ見切りと判断が必要なSEKIROや、互いの攻撃範囲のぶつかり合いとなる仁王とも違うアクションですね。切っ先で距離を測りつつ、一閃。このゲームの剣は敵にとっても味方にとっても鋭いので、一度受け流しが成功し切り込めば即死か致命傷。この刹那の見切りを繰り返し、ばったばったと切り倒していくのは、やっぱ時代劇だって。

 インファマスのサッカーパンチプロダクションズが作っただけあって、ゲームを阻害しないシステムの組み込み方や風景が作り出す壮大さによる雰囲気が素晴らしいなあと思いつつ、鎌倉時代を楽しんでおります。インファマスもそうだけど、この会社は雰囲気の出し方が上手い。