お知らせ

 明日、早朝より所用があるため。本日の更新はお休みさせていただきます。
 海外でFallout4が発売し、英語版をプレイするか、日本語版まで待つかの状況。ここで第三の選択肢として、マッドマックスをプレイして日本語版発売まで待つというのを推奨したいところ。Falloutっぽい作品ではなく、別の世紀末感を目指しているので、これはこれでOK!の域には達してますって!
 ……そして、現状のプレイ環境であるPC版に、追いつけるだけのスペックをもつPCを手に入れるというのも難題。むしろこっちの方が言語よりハードル高いわ。

日々雑談~2016~

 ※一年前にアップした、コレの続きです。

 筋骨隆々な緑色のオーク。身体中の筋肉が熱で盛り上がり、一層大きく見える。だが、彼の目の前に立ちふさがる、単眼の巨人。このダンジョンの主であるサイクロプスは、パンプアップしたオークよりも、まだ一回り大きかった。
 大股で歩み寄る両者、それぞれの足元に、砕けたハンマーと折れた棍棒が転がっている。傷だらけの雄二匹による、種としての比べ合いが始まろうとしていた。
「うおおおおお!」
「グアアアアア!」
 気合とともに、組み合う両者。ロックアップによる、単純な力比べ。足元の石畳にヒビが入り、二匹の身体は徐々に沈んでいく。二人の間で交わされる力は、強大であった。
「グオオオオオ!」
 サイクロプスが頭を振りかぶり、頭突きを仕掛ける。ゴンゴンと反響する鈍い音。オークの額が裂け、血が溢れだす。オークは抵抗することなく、頭突きを浴び続けていた。
 ゴキィ!と、大樹がへし折れたような音が、頭突きの音をかき消した。サイクロプスの両腕が、見るも無残に折れてしまっていた。叫ぶサイクロプスの顔に、オークの額が突き刺さる。オークの頭突きは、サイクロプスの顔面を一撃で破壊した。
 呻くサイクロプスの顔面を小脇に抱えたオークは、ギリギリと腕力で締め上げる。腕に力を込めながら、上下に激しく揺らして。強烈なヘッドロックにより締め上げられたサイクロプスは、やがて動かなくなり――
 数分後、サイクロプスの頭は頭蓋骨ごと砕け散った。オークはサイクロプスの身体を投げ飛ばすと、途中こぼれ落ちたサイクロプスの瞳を回収する。サイクロプスの瞳は高値で流通しており、冒険者であるオークがこのダンジョンに潜った目的も、この瞳の回収だった。
 ぱちぱちぱち。勝ったオークを称えるような拍手が、無音となったダンジョンに鳴り響いた。
「流石ですね。あれだけのサイクロプスを、正々堂々と倒すとは。貴方様の武勇に、並ぶ者はおりませんわ」
 金色の鎧を着た、金髪の女騎士。豪華でありつつもえげつなさもある金色を、見事上品に着こなす美女が、オークを褒め称えていた。
「ああそうかい」
 だがオークは、憮然としていた。
「……? どうかしましたか?」
「並ぶ者は居ないが、上に立つ者は居るってことだろ?」
 女騎士の周りには、数十匹のゴブリンの死体が、幾つもの小山になっていた。
 サイクロプスに比べればゴブリンは脆弱な魔物だが、一匹対数十匹なら、おそらく討伐難易度はゴブリンの方が上だ。しかも、一撃も攻撃を喰らわずにとなると、達人級の技が必要となってくる。
「私は、貴方様の下ですわ」
 傷どころか、鎧に汚れすら無い女騎士が、傷だらけのオークに微笑みかける。
「私は生き残る術に長けているだけ。貴方様は、強い人です」
 突如ゴブリンの山がはじけ飛び、新たなサイクロプスが姿を表す。その体躯は、先ほどオークが倒した個体よりも大きく、歴戦の勇士であることを主張するように、古傷にまみれていた。サイクロプスは、自身に背を向けたままの女騎士に、背後から襲いかかる。
「だって私は」
 女騎士は振り向かぬまま、サーベルを後ろに突き出す。サーベルの切っ先は、サイクロプスの目と肉の境目に突き刺さっていた。
「貴方様のように」
 女騎士の手首と振り向く動きに合わせ、サーベルがくるりと周り。サイクロプスの丸い目の縁を沿っていく。
「真正面からあの巨体に立ち向かえるだけの、力はありませんもの」
 刃を抜き、改めて目の中心を一突き。サイクロプスの瞳はあっさりとサーベルで引きぬかれ、哀れサイクロプスは叫び声も上げぬまま、瞳を失い絶命した。
 女騎士は、サーベルに串刺しとなった瞳を優雅に手で抜くと、そのまま瞳をオークに手渡した。
「奇遇だな。俺にも真正面からあの巨体に立ち向かえるだけの、技はないんだ」
「あら。お揃いですね。なら、私達の子供は、力も技も備えた天才間違いなしです」
「いや、子供作らねえし。なんでこう、アンタは性的にアグレッシブなんだよ」
「普通、殿方やオークの方がガンガン行こうぜなんですけどね。ふふふ」
「ははは……ダメだこりゃ」
 女騎士は楽しそうに微笑み、オークは根負けしたように、力なく笑っていた。

 11月9日、11.09はいいオークの日らしいので、去年アップしたものの続きを。この続きは、来年のいいオークの日に。もう既に時刻としては11月10日だけど気にするな!(二回目)
 

日々雑談~2015~

 日々雑談のナンバリングが西暦と同じ2015に到達しましたが、何事もなかったかのように通常営業です。はい。

 野球の影響で番組変更というのは慣れた話、最近では珍しい話だけど、まさか日曜洋画劇場プレデターズの開始が11時になるとはなあ……ついさっき、午前一時ぐらいに終わったよ。やってくれたことはありがたいけど、ビックリだ。どんだけ激戦だったんだろう、野球の日韓戦。
 プレデターズの見せ場といえば、ヤクザVSプレデター。ヤクザ強すぎね?というか、スピンオフコミックを見る限り、プレデターにおける日本、忍者居ますからね、普通に。そりゃヤクザも強いよ!

 今週のキン肉マンにて、テリーマンVSジャスティスマンが決着。ヤフーブックスの週刊プレイボーイページは更新されていませんが、作品ページ、上述リンク先からなら読めますので。
 わかりあえないと思われていた完璧超人に、ついに自らの正しさをわからせてみせたテリーマン。もはや完璧始祖の枠を超え、神としての公正さを持つようになったジャスティスマン。わかりあうことが目的ならばテリーマンの勝利、公正な裁きを下すことが目的ならばジャスティスマンの勝利。ジャスティスマンの棄権により勝ち星自体はテリーマンの物となりましたが、これは両者勝ちの引き分けでしょう。
 しかしストロング・ザ・武道のガチギレは当然として、シリーズ始まって以来の驚き顔なサイコマンも気になるなあ。次回、ホントどうなるんだろう? 個人的に今週の展開は、裁きの神ジャスティス再びのレフェリー化フラグだとは思っておりますが。そしてブロッケンJr、大丈夫なん? まだ生きてる?

日々雑談~2014~

 日々雑談のナンバリングが2014。明日更新で2015、そしてその次は2016。ついに西暦を追い抜いきそうだな。

 本日地上波でやってた、スーパーマッスル大戦もしくは午後のロードショー大戦なエクスペンダブルズ3をチラ見。見たのは、主に後半から。時間的な都合もあったけど、なにせ映画館でもレンタルでも観ているので、あまり執着はなし。まあ、きっちり録画しましたが。
 若手ベテラン含めて新規参戦ユニットの多い本作でしたが、おそらくスパイスとなったのはアントニオ・バンデラス。レジェンドポジションでもなく若手でもない、いわゆる中堅ポジションでの登場。立て板に水とばかりにベラベラ喋りつつも、いざ実戦に参加すればしゃべくり続けたまま、きっちり仕事をこなす。うん、これデッドプールだ! 周りのリアクションも込みで、X-MENにゲスト参加した時のデッドプールさんだ! 明るさの内に、哀しみを隠しつつ生きていこうとする姿、うわべだけではなく本質もこの二人、かなり似ていると思うのですよ。ロードショーで観終わった時、映画のデッドプールの主演がライアン・レイノルズ無理だったら、アントニオ・バンデラスにマスクかぶせようぜ!との第一声が出たくらいには似てるよ!
 そして日曜洋画劇場はプレデターズ。でもここはあえて、シュワちゃんが出てくる第一作のプレデターを持ってきて欲しかった……! だってほら、一個の強さに焦点を合わせたプレデターだと「あのエクスペンダブルズの一員がこんなに苦戦するなんて」となりますが、多対多でプレデターもバタバタ亡くなるプレデターズだと「ここにエクスペンダブルズが召喚されたら、こいつら絶滅だろうなー……」となるじゃないですか! いやまあ、こうして好きな系統の作品2連発という時点で、ものすげえありがたいんですがね。

お知らせ

 本日都合により、更新の方、お休みさせていただきます。
 るろうに剣心~伝説の最期編~をTVでやってたのでチラ見しましたが、実写だと四人VS志々雄様がハンディキャップマッチすぎるというか、モンハンの狩りじみてるな……。でもこの作品、シリーズ通して、ハイテンポなアクションがめっちゃ詰まってて、見応えありますよね。アクションが良いと、CMも映えて、まず観る気になるからな! それだけでまず、食い足りる!