日々雑談~3535~

 おそらく、ミステリオについて少しでも知っている人なら「もしかして……」と思える予告編。となれば、余計なことは言えまい。知らないことが特権階級となる可能性があるのならば、おそらく日本は該当エリア……でも、MCUは、コミックスを知っている人をあえて引っ掛けるような手もうってくるので、自分の「もしかして……」は信じきれんなあ。

 こういう時は、とりあえずミステリオでない話だ!

 改めて考えてみれば、ヴァルチャーとリズの父娘関係もコミックスを知ってる人を引っ掛ける一手ですね。コミックスにはカケラも無い以上、むしろ想像しにくいですわ。

 しかし、MCUでは現在スパイダーマンは消滅中なのに、それがどうにかなること前提の予告が出てるって凄いね。映画の宣伝の都合上しゃあないけど、ある意味、死が持つ緊迫感を生贄に捧げているぜ。

日々雑談~3474~

 ヴェノム(シンビオート)がメインで、ブラックキャットがヒロイン候補と、ここ最近の映画やゲームの流れにやけに一致してるなあ……そんな、2008年発売かつ日本未発売なSpider-Man: Web of Shadows。

 このゲームのテーマは善悪の分岐でして、主人公であるスパイダーマンは、赤いノーマルコスチュームと黒いシンビオートコスチュームを使い分けてプレイすることとなります。ストーリー中にも分岐点があり、ヒーロー寄りの選択肢を選ぶとスパイダーマンとしての解決を目指すルート、悪寄りの選択肢を選ぶとシンビオートに徐々に支配されるルートとなります。映画のスパイダーマン3における善悪の葛藤を、さらに掘り下げた感じですね。

 Spider-Man: Web of Shadowsの舞台はニューヨークなのですが、大半がシンビオートに支配され、地形は変わるわ、市民も怪物化するわ、ヒーローもヴィランもヴェノム化するわで大惨事。こりゃあ、仲間割れしている場合じゃねえ!ということで、悪ルートだとバルチャーやライノやエレクトロを仲間として召喚できます。善ルートだと、ウルヴァリンやムーンナイトらヒーローが召喚可能。まあ基本、バルチャーもウルヴァリンもヴェノム化してるので、ぶちのめさないと仲間にできませんが。ブラックキャットも、悪ルートの仲間&ヴェノム化の該当者ですね。

 善悪によりストーリーが二分化し、更にまた細分化。悪ルートとはいえ、ヴィランとスパイダーマンが協力するというなかなかない光景。Spider-Man: Web of Shadowsは、こうして今思い出しても、ありえないものをありえるようにする、挑戦的なゲームでした。

日々雑談~2219~

 アルティメット・スパイダーマン VS シニスター・シックスの最終回を視聴。

1 究極のスパイダーマンとはなんなのかという答えが出る。
2 ノーマン・オズボーンとの真の和解。
3 ピーター・パーカー自身の資質も判明。
4 シニスター・シックスと決着。
5 ライノやヴァルチャーが人間に戻る。
6 ドクター・オクトパスの最終手段を撃破。クトゥルー・オクトパス。
7 このアニメにおける宿敵だったドクター・オクトパスとも一応の決着。
8 SHIELDアカデミー卒業。
9 第一話のオマージュシーン。トラップスターをボコって、フューリーにも認められる。

 流石にもうこれは、アルティメット・スパイダーマンとしては最終回か……? わりと今シリーズで出尽くした感もあったし、次にスパイダーマンのアニメがあっても、また1からかもしれません。トラップスターがボコられた1話を始めとして、地上波でやってない回もあるから、そこやってもいいのよ!? ウルヴァリン回やデッドプール回もあるし!

 ただ、幾つかの反則スレスレな技を使えば、このキレイな最終回の続きも作れるかもしれません。アルスパは結構細かいネタも拾っているから、残ってるの危ないネタばっかなんだよ! とりあえず続ける手段として、パッと1つか2つは思いつきますが……。

ロキ(CV武藤正史)「話を続ける方法をざっと100個は思いついたわ」

 流石、ロキ様! ハンパねえ! ところでいつ、ディスクから出てくるんですか!? 

日々雑談~2238~

 映画シビル・ウォー:キャプテン・アメリカのDVD&Blu-ray、ソフト販売開始。先行のデジタル配信と加えて、これでご家庭で誰もが気軽にシビル・ウォー出来るようになったわけです。一家に一戦、シビル・ウォー。

 アイアンマン陣営とキャプテン・アメリカ陣営に別れる結果、どうしても観客も感情移入してどちらかに付いてしまうのがシビル・ウォー。この作品を作るにあたって、かなり制作側もそのバランスに気を使ったようですが、全力で片方を擁護することも出来るし、逆もしかり。中途半端ではなく、突き抜けた上でバランスを取っております。映画である以上、こうして突き抜けないと魅力が削がれますしね。そして、やろうと思えば双方に原因や擁護する点を見出す中立視点も出来たり。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、そして中立。この三つが並び立つのが、シビル・ウォーのバランスの良さなのでしょう。

 今回、アイアンマンとキャプテン・アメリカ、争いの結果、双方に救いはほぼ無かったわけで。でもその一方、新たな希望としてブラック・パンサーとスパイダーマン、二人の新人ヒーローが誕生しました。特にブラック・パンサーは最初憎悪にまみれていたものの、争いの結果その憎悪から解き放たれ新たな道を歩むと、映画シビル・ウォーにおける希望を担っておりました。こうして作中で希望が明示されたことで、原典となったコミックスより映画のほうが救いがあったのでは、とも感じました。まー、救いという意味では、コミックスと違って、映画だとキャップ死んでないですしね。これはデカいよ。

 現状、2016年の世界映画興行収入ランキングでトップに立つ、シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ。頂点に立つ作品には、ジャンルの枠を超える何かがあるのです。しかしズートピアのじっくりとした追い上げと、デッドプールの尻が見えるトコまでやって来たスーサイド・スクワッドもスゲえな……。

日々雑談~2207~

 昨日、アメコミカタツキ RUN! RUN! RUN!!の予告編をアップしました。トピックスにも追加しましたが、参加は三日目(14日・日曜日)東ホール“オ”42―b「肉雑炊」です。既刊も、あるものはなるたけ持っていくようにします。新刊ではありませんが、春のCOMIC1で出した変態仮面対スパイダーマン アブノーマル・サーガもコミケでは初売りだったりします。

変態仮面対スパイダーマン(仮)

 この三人が銀幕で暴れた今年ならではのトライアングル本なので、出来れば今年中に多くの人の目に触れて欲しいですね! 触れて良いのか! という感じでもありますけど!

 

 この流れで話すのもどうかと思うのですが、録りだめしていた先週と今週のアルティメット・スパイダーマンを一気見しました。異次元のスパイダーマン編のあとだと、デッドプールも変態仮面も異次元のスパイダーマンに見えてくるから恐ろしい。いや待て、実は変態仮面もまた、変態仮面の世界におけるスパイダーマンなのでは……?
 前回の異次元のスパイダーマン編は、スパイダーマン2099やスパイダーハムと、比較的知名度のあるバリエーションがメインでしたが、今回は偽スパイダーマンから吸血鬼狩りの別物へとなったブラッドスパイダーや、西部劇のウェブスリンガーに謎の敵スパイダーウルフと、アレンジの強化や更なるマイナーが抜擢された、本気の異次元仕様ですね。
ウルフの正体は、アレだと思うんだけど……とにかく読めないのが、やっぱ面白い。まさかファントムライダーが、こんなアレンジで出てくるとはな!

 

 そして今気がついたけど、今日もうデッドプール Vol.6:オリジナル・シンの発売日か! バタバタしてて、まだ先だと思い込んでいた……結婚のあとに明かされるのは、“娘”の行方、そしてデッドプールの“原罪”。ここからデッドプールの物語は、徐々にマーベルユニバースの中心へ――