日々雑談~3470~

 え、ちょっと待って。舞台のFGOのケツァル・コアトル役、赤井沙希さんなの?

 ルチャドーラーに憧れた女神を、女子プロレスラーとしても活躍中の女優さんが演じる……これはもはや、勝利の方程式ではないのか。いや俺も、赤井さんの試合は何回か観てるからね。FGOも好きだし、プロレスも好きだけど、流石にこれは予想できなかったわ……。

 いやマジで、伊橋剛太や男色ディーノの一本釣りはともかくとして、赤井さんの技を受けられるレスラーをモブでいいから何人か用意しておいた方がいいと思う。流石に俳優さんにプロレス技を受けてもらうのは危険だしな! せっかくだから、ぶらり路上聖杯戦争ばりの一撃を、舞台上でやってほしい。

 しかし、やっぱFGO絡みだと話題になるねえ。そして赤井さんからDDTに流れた結果、困惑する皆様。そうだよなー、男色殺法って世間的には危険なラインだよなあ。もう慣れちゃってて、感覚が麻痺していたけど。ああコレは、メガネっ娘居酒屋で「犬溶接マン?」とされた時と同じだ……。

 時流に乗った宣伝や解説と、まだまだ世間は広く伝えきっていないという自覚。この二つはやっぱ、常に胸に秘めておかないとダメっすね。

日々雑談~2422~

 今、時間を確認するためにTVをつけたら、おそ松さんをやっていたのはともかくとして、なんか照英がいたような……。
 なにゆえ照英と思いつつも、なにせおそ松さん。何があって、誰が出てもおかしくはない。
 人気があって、金が集まってきて。やりたいことができるようになった、やりたい放題のアニメ。それすなわち、無敵よ!

 

「キン肉マンのカナディアンマン対パイレートマンで、カナディアンマンがオースイスープレックスを出していたが、オースイとはすなわちオージーであってな」

「カナダの超人がオーストラリアのスープレックスを……?」

「でもカナダのレスラーって、異国から来てカナダを本拠地にすることを選んだレスラーが多い結果、多国籍のレスラーがいる土地でもあってな。当然、オーストラリア出身のレスラーもいたりする」

「ん? じゃあ正しいのか?」

「でも、オースイスープレックスって、投げ技というより、むしろ逆さ押さえ込みのような固め技で、決してこんな勢いのある技では……」

「ややこしい!」

 熱が入りすぎると、管理者ですら困る、プロレストーク。
 カナディアンマンの技巧っぷりが話題になっていたけど、元々カナダのレスラーは結構なテクニシャンが多いのです。プロレスラー一族であるハート・ファミリーと、その本拠地となったハート・ダンジョン出身レスラーの確かな技術は有名ですしね。もっとも、怪力タイプも、結構排出しているのですが。その場合は、テクニックはイマイチでも、パワーやスター性で補ってみせるタイプのレスラー。実に、傑物が多い虎の穴です。

 じゃあなんで(創作上の)カナダ人レスラーにパワー一辺倒のイメージがあるのかというと、怪物系怪力レスラーのグレート・アントニオ由来じゃないかなと。力道山の敵としてプロレス史に名を刻み、プロレススーパースター列伝では駄目な怪力レスラーの代表格扱いだったグレート・アントニオ。この駄目さを継承してしまったのが、カナディアンマンやキン肉マンビッグボディなのでしょう。

 カナダを自ら本拠地とすることを選ぶ。もしくはアメリカの市民権が取れなかった結果、カナダに在住。こうしてカナダから、プロレスの黄金地帯であるアメリカに出張していた、腕を頼みとするレスラーが多いのもカナダのレスラーの特色。カナディアンマンにも、このあたりのご加護があればなー。

 カナダとアメリカの関係って、エンタメやスポーツや創作から紐解いてみると、発見があって面白いのよね。

日々雑談~2333~

 流石に自分の中のメンタルポイントが最底辺だったので、なんとか時間を作って埼玉川越の伊佐沼でおこなわれていたDRAGON GATEを観てきました。はっはっは、駅からの距離は壊滅的だけど、複数の高速の入口に近く車でのアクセスは良好だったのでなんとか遠征できたぞ。駐車場が無さ過ぎて困ったけど! そりゃ、春の行楽日和だもんな! 備え付けのアスレチックも盛況よ! それはそれとして、プロレスぢからこそ、明日への活力になる鍵なのです。
 
 DRAGON GATEとの付き合いはえらく長いのですが、興行を見に行くのは久々のこと。いやあ実に良かった。時の流れを感じつつも、寂寥感は一切ない鮮やかさ。ベテランが支えて、若手が立つ。昔は若さが団体のウリの一つでしたが、良い老い方をしている……急遽登板という形とはいえ、ドン・フジイさんの試合が観れたのもよかったね。俺のHNの「ふじい」の由来はこのフジイさんだし、したがってPNの「藤井三打」もフジイさん由来に。今日試合を観れたのは、運命か何かだったんじゃないかね、なんとなく!

 そして今現在、WBCのオランダ戦が押しまくった結果、ゴールデンでやるはずだった「プロレス総選挙」を視聴中。コレ、すげえな。レジェンドとベテランと今のレスラーが混在しているランキングには妙なリアルさがあるし、所々にファンの心をくすぐる「わかってるなあ!」の部分がある。これがゴールデンでできなかったのは、惜しい。もっと多くの人の反応を観てみたかった!

 今日更新のキン肉マンも合わせて、プロレスぢからがオーバーフロー寸前。これはいい、明日からと言わず、今から頑張れるぞ! やってやるぜ!

日々雑談~2323~

 完璧始祖たちが師匠を超えられない弟子と定義づけられたことで、シリーズのテーマである“師匠越え”が一気にザ・マンVS悪魔将軍の戦いに入りこんできた。そんな、今週のキン肉マン。ようやく今週、悪魔将軍に勝ちフラグらしいものが見えてきた。友情の力は、キン肉マンにおける最大級の勝ちフラグだからなあ。

 ザ・マンVS悪魔将軍の戦いは、完璧超人と悪魔超人のトップ同士の対決。いわば、団体対抗戦の顔も持っているのですが、互いの頂点であるエース同士の対決って、実際とんでもない熱気を産むのよね。プロレスで言うなら、国際プロレスを離脱した元エースのストロング小林対新日本プロレスの象徴アントニオ猪木とか、恐ろしいまでの実券販売を記録したUWFインターナショナル(Uインター)VS新日本プロレスの対抗戦とか。流石にその場に居合わせたわけじゃないけど、ファンの熱気や衝突がえらいことになっていたようで。チケットが足りないので、税務署員立会の元、手書きチケットをその場で発行。諍いの末に配水管を破壊して武器にした。チケットを譲ってもらうため、会場前でどれだけこの試合が見たいかの大アピール合戦が始まった。もう、数々の伝説が語られております。そりゃ、ザ・マンVS悪魔将軍も熱くなるよね。

 ついでに、団体対抗戦での完全決着の例と言えば、UインターVS新日本プロレス。メインイベントは高田延彦対武藤敬司の対決でシメられたけど、この対決が武藤の四の字固めでのギブアップ勝ちに終わったことで、Uインターの命脈は断たれました。格闘技であることをアピールしていたUインターのエースが、相手の協力がないとかからない、純然たるプロレス技の四の字固めで敗退。必ず殺す技で、格闘技団体Uインターの理想も理念も奪い取るという衝撃のフィニッシュ。この後、全てを失ったUインターが解散したことも含めて、ここまでの団体対抗戦は史上稀に観るレベルだったのではないでしょうか。他にはアメプロのWWE対WWCの興行戦争も無茶苦茶なことになってたけど、アレは団体対抗戦とはちと違うというか、アメリカ人マジ怖い!な一件だからなあ……。

 

日々雑談~2272~

 アメトーーク!のWWE芸人、「コレをやるならアレも!」「アレ……? 当然流すに決まっているだろ!」とかゆいところに手が届く作りで良かったです。そりゃそうだよなー、変な技ならマンディブルー・クロー(靴下を手にはめて相手の口に突っ込む)、ディーバのランジェリーマッチを話題にするならファビュラス・ムーラ婆さん(当時70才オーバー)は外せねえよな!

 その一方、扱ってたネタが最新ではなく2000年前半あたりがじゃない?というのも。仮面ライダー芸人で言うなら、内容の8割近くが平成第一期オンリーだった感じ。この時期のWWEは非常にイキイキしていたし、TV向けのネタも多かったけど、ちとここで固まってしまうのは勿体なかったなあ……ただ、その分インパクトの有る映像は用意できたし、スタジオメンバーもノッてたので、その辺は第二弾でフォローできる可能性はでっかいですね。未知の面白いもんは、まだまだあるよー。

 世界一のプロレス団体との称号に押しつぶされない組織、それがWWE。贔屓目抜きで、日本の作品を海外で紹介したい&海外の作品を日本で紹介したい、このように国境を超えて作品を伝えたい場合、一度WWEは観ておいたほうがいいです。余所の国での興行で「本場直輸入」と「その国に合わせた内容」を常に両立出来るバランス感覚は、素晴らしいの一言。両方共、偏ると一部のファンにしかウケないものになりがちな要素。ちゃんと自分たちの強みと、その国の需要を読んでいるのが強いわ。

 決してWWEは順風満帆ではなく、やりすぎたりコケたりやらかしたりで褒められない部分もあるものの、その褒められない部分を即パージする能力も持ち合わせているのが長寿の秘訣。途中団体名の変更はあったものの、1950年代からやってる老舗ですしねえ。レスラーはレスラーの言うことしか聞かないというのを理解しつつ、フロントにしっかりとレスラーや元レスラーを組み込んでいるのは、伝統を感じるやり方よね。今度日本にまた来たら、いい席取った上で観に行くとしよう!

プロレスAA列伝 16 ~たたかうオーナー~ ビンス・マクマホン物語
※WWEのオーナー、ビンス・マクマホンの物語をAA化。ドナルド・トランプと並んで、キャラの濃さで負けないお人です。