日々雑談~2422~

 今、時間を確認するためにTVをつけたら、おそ松さんをやっていたのはともかくとして、なんか照英がいたような……。
 なにゆえ照英と思いつつも、なにせおそ松さん。何があって、誰が出てもおかしくはない。
 人気があって、金が集まってきて。やりたいことができるようになった、やりたい放題のアニメ。それすなわち、無敵よ!

 

「キン肉マンのカナディアンマン対パイレートマンで、カナディアンマンがオースイスープレックスを出していたが、オースイとはすなわちオージーであってな」

「カナダの超人がオーストラリアのスープレックスを……?」

「でもカナダのレスラーって、異国から来てカナダを本拠地にすることを選んだレスラーが多い結果、多国籍のレスラーがいる土地でもあってな。当然、オーストラリア出身のレスラーもいたりする」

「ん? じゃあ正しいのか?」

「でも、オースイスープレックスって、投げ技というより、むしろ逆さ押さえ込みのような固め技で、決してこんな勢いのある技では……」

「ややこしい!」

 熱が入りすぎると、管理者ですら困る、プロレストーク。
 カナディアンマンの技巧っぷりが話題になっていたけど、元々カナダのレスラーは結構なテクニシャンが多いのです。プロレスラー一族であるハート・ファミリーと、その本拠地となったハート・ダンジョン出身レスラーの確かな技術は有名ですしね。もっとも、怪力タイプも、結構排出しているのですが。その場合は、テクニックはイマイチでも、パワーやスター性で補ってみせるタイプのレスラー。実に、傑物が多い虎の穴です。

 じゃあなんで(創作上の)カナダ人レスラーにパワー一辺倒のイメージがあるのかというと、怪物系怪力レスラーのグレート・アントニオ由来じゃないかなと。力道山の敵としてプロレス史に名を刻み、プロレススーパースター列伝では駄目な怪力レスラーの代表格扱いだったグレート・アントニオ。この駄目さを継承してしまったのが、カナディアンマンやキン肉マンビッグボディなのでしょう。

 カナダを自ら本拠地とすることを選ぶ。もしくはアメリカの市民権が取れなかった結果、カナダに在住。こうしてカナダから、プロレスの黄金地帯であるアメリカに出張していた、腕を頼みとするレスラーが多いのもカナダのレスラーの特色。カナディアンマンにも、このあたりのご加護があればなー。

 カナダとアメリカの関係って、エンタメやスポーツや創作から紐解いてみると、発見があって面白いのよね。