日々雑談~1950~

 今週のキン肉マンから伝わってくるのは、ネメシスの尋常ではない強さ。ラーメンマンですら、ここまで追い詰められるとは。超人閻魔が神話世界ならば、ネメシスはキン肉族。キン肉マンの物語にあった二つの強大さがそのままボスキャラになっているのだから、ホント絶望的だぜ。

 夏コミに関して管理者と打ち合わせ。もうこれで、一週間切りましたしねえ。今回は製本を管理者にお願いしたので、完成品の受け取りも。とりあえず、現状、品質に問題なしです。
 打ち合わせのついでに、劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー/手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE 恐竜殿さまアッパレ忍法帖!も観てきました。
 ニンニンジャーは、いつもの戦隊映画。コンパクトに分かりやすくTVでは出来ないことを。初見の人でも概要がつかめる、安定と信頼のブランドです。あとひょっとしてニンニンジャーって、こういう中編や短編めいたシナリオの方が、向いてるんじゃなかろうか。客席にダイレクトに楽しさや笑いが伝わってましたし。例年の映画以上に、暖かい空気に。
 ドライブは非常にバランスの取れた壮大な物語。未来や滅亡と壮大なキーワードがバンバン出てくるものの、答えの出し方が順序良く重なっているので、壮大過ぎて観客置いてけぼりということがなく。あえて言うなら、手のひらに収まる壮大さ。
 劇場版ドライブの目玉といえば、仮面ライダーゴーストの初お披露目。観た人がお化けっぽいと言っていたので、なんだそりゃと思っていましたが……これは、お化けとしか言い様がない。目撃者が「新仮面ライダーを見た!」ではなく「あの土地、何か祟られてるみたいで」と語り継ぐぐらいにお化けスタイル。良いリアクションをしてくれそうなキャラと、是非とも一騎打ちや共闘して欲しいところですね。多分、怪人枠ではオーズのウヴァさん、ライダー枠ではWの翔太郎君がすっげえいいリアクションしてくれると思います。
 今回は両作とも、「仮面ライダー(戦隊)が正義の味方で、悪と戦っているんだなー」ぐらいの認識があれば楽しめる作品に。間口の広さは、そのままお祭りの賑やかさに。夏映画として、一つの理想形かもしれませぬ。

日々雑談~1939~

 今日は寝落ちしてしまっていたので、軽めの更新です。申し訳ありません。

 今週のキン肉マン、ネメシスのキン肉族の黒歴史トークで薄れていたラーメンマンの存在感を、一気に引き戻した感じで。カミングアウトもそうですが、歴史の光だけではなく、闇からも目をそらさない、ラーメンマンのシビアな歴史観もまた良し。平和が続けば、邪な気持ちを持ったものや堕落が生まれる。争いが続けば、平和を求める心が生まれる。片方だけと思ってしまうことは、歪なんだろうなと。
 しかしラーメンマンにスポットライトを当てることは、超人拳法だけでなく、未だよく立ち位置がわからない勢力、残虐超人にもスポットライトが当たるってことかねえ。超人オリンピックに出場している辺り正義超人の過激派っぽいんだけど、2世のd.M.p設立を見ると悪行超人の分派っぽい。そもそも、かつて残虐超人の大物だったラーメンマンやウォーズマンもリーダー的役割は殆ど担ってなかったし。あそこ、謎が多い勢力だなあ……。

日々雑談~1931~

 王以上の強権を持つ元老院、Ⅱ世での超人評議会の有り様を見るに、キン肉王家の権限って不鮮明だよなあと思った、今週のキン肉マン。タツノリにスグルと、若い王が権力を握りにくい構図は、今まで描かれてきたけど。そしてタツノリさんの株が、予想に反し暴騰気味。慈悲を口にしつつ、実際王としては見逃せぬ「キン肉族の抹殺」を口にするネメシスにも最後まで慈悲を与える。有言実行、言葉と態度を自然に伴わせるのは難しいことです。この際に何かが欠けていると、言葉と態度がたやすく隔離しますしねえ。

 ガンバライジング、カードデザインでもバリバリ電撃が出ていて、ライジング自体の元ネタとも言われるチャージアップ登場に合わせての新弾高レア参戦だな!と思われていた、クウガライジングマイティとストロンガー(チャージアップ)の間に何のシナジーも無いってアンタ……三人チームなので埋めに出したドライブとクウガで「ナイスの似合う男!」が発生したので、より一層二人の縁のなさにビックリと。
 元々、他ライダーとの特殊なシナジーが少ないストロンガー。ブレイドとの「雷電!」、カブトとの「ビートルライダー」、電王との「電ライダー」ぐらい。最後の電ライダーはアレか、デンライナーにかけてるのか。でもこれを期待して使ってみると、武器持ちでない点や昭和ライダーであることにより、組み合わせ自体はそんなに良くないというオチ。ああ、無情。
 先輩の仮面ライダーXは、カイザとの「その身に刻めX!」や、RX&ZXと組むと発生する「トリプルX!」。平成ライダー対昭和ライダーを見た人ならニヤリと出来る、ファイズ&ウィザードとの「過去より未来を!」と、結構豊作なんだけんどなあ……。

日々雑談~1914~

 ふと好奇心で元ネタとパロディとそのまたパロディっぽい表紙をつなげてみたら、スパイダーマン&デッドプールの愉快な三コマ漫画劇場にしかならなかったよ……。全部アーティストも時期も違うのがツボ。

デプスパ3コマ漫画劇場

 今週のキン肉マンにて、超パワー対決バッファローマンVSガンマン決着……! スニゲーター戦にて、傲慢そのものの振る舞いをしたガンマンが、こんな良い死に様に着地するとは。武道の位置を確認することでガンマンに隙を作るというバッファローマンの作戦(ハリケーン・ギガブラスター発動直前、目で確認している描写があるので、まず故意)すら嘘偽り無しと認めたのは、まず度量の大きさから。つーかバッファローマン、パワーファイターのわりに繊細だし頭も使うタイプだからね! なので、作戦含めて嘘偽り無い実力というのは、おそらく正しい解釈。頭脳も含めての彼。
 しかし、神の如き傲岸不遜さを持ったガンマンが、本当に楽しいと思っていたのはまだ人であった頃の記憶とは。がむしゃらにやっていた頃が一番楽しかった。多くの人が抱く感情であり、だからこそ胸を打つ。いい、終わり方でした。
 続けては、テリーマンVSジャスティスマン。始祖敗北後のこのカード、元々読みにくかった勝敗が、いっそう読めなくなってきた。マックス・ラジアルのような極端な体格差もなく、アシュラマンのように腕が多くもなく、キング・ザ・100トンのように変形もしない。テリー、久々な普通の相手。超強い普通の相手ジャスティスマンに、是非とも勝って欲しい! いやテリーマン、シングルで公式戦となると、最初の超人オリンピックのラーメンマン戦まで遡らないと、こういう差もギミックも無い普通の相手とのカードが、見当たらんのですよ。力でどうにかされない限り、スピニング・トーホールドもテキサスクローバーホールドもカーフ・ブランディングも全部通じるよね!(何かのフラグが立った瞬間

日々雑談~1889~

 今週のキン肉マン、バッファローマンに被る、漫画プロレス業界の大物タイガーマスクの姿。タイガーマスクも、レスラーとしての基礎にある悪と自身が持つ善に苛まれ、全てを振り切り善悪乗り越えた本当の自分として戦えるようになったのは、最終盤だったしなあ。多少ひねた面はあるものの善を突っ切ってきたキン肉マン以上に、善悪で揺れるバッファローマンはゆでたまご先生の原初の一つ、梶原一騎作タイガーマスクに近いのかもしれない。

 放課後さいころ倶楽部の影響もあって、久々にアナログゲーを購入。多人数物としてはカード・オブ・ザ・デッドがあるので、今回は1対1となる魔軍棋 MA-GUNGIを購入。時間がなくて、練習を一回しただけなものの、コレは中々……。コンセプトとしては魔王亡き後、覇権を争う魔物たちの戦いなのですが、まず自軍の戦力や施設をランダムではなくドラフト方式で選ぶのが面白い。つまり、互いが手にしたカードは最初からお互い分かっているわけで。相手の戦術が成り立たぬようにキーカードを取ってしまうのもアリだし、別の戦術で真正面からぶつかってもいい。そして戦場では伏せの概念があるため、互いに斥候や隠蔽と言った情報戦も求められる。情報を制さなければ、戦術を打ち出すことも出来ない。深いし面白いぞコレ。
 各カードの能力や効果を覚える必要があるため、初心者同士の対戦には向いていないかもしれませんが、覚えること自体は簡単なため、多分2~3回プレイすれば共に習得できる感じ。そして成熟が面白さに直結する。正義と悪ではなく、悪と悪の対決なため、出てくるのはだいたいオークやゾンビやデーモンで、えげつないのがわんさか。コイツあ、安い買い物だったかもしれん。