日々雑談~2269~

 昨日は更新できずすみませんでした。作業の方に没頭し、そのままダウンしてまして……これから年末にかけて色々忙しく、似たようなことが起こってしまうかもしれません。その時は、ご容赦いただけると幸いです。更新できないにしても、そのアナウンスは出さないとアカンなあ。

 

今週のキン肉マン、ついに炸裂したマッスルスパークも掛け手のスグルも受け手のネメシスもセコンドの真弓もピークア・ブーも、全てが美しすぎる。プロレスはある種の条件が奇跡的に揃うと、美を放つ瞬間があるのです。

実際のプロレスにて美しさを放った瞬間としてぱっと思いつくのは……アントニオ猪木対ストロング小林のNWF世界ヘビー級王座戦、猪木がフィニッシュのジャーマン・スープレックスを繰り出した瞬間ですかね。力道山対木村政彦以来の日本人エース同士の対決、新日本プロレス対国際プロレスの疑似対抗戦。あまりに燃える要素が集まった結果、試合開始前から観客はヒートアップして暴動寸前。技巧の猪木と豪力の小林の闘いは、観客の熱とともに盛り上がりの頂点へと向かい、最後は出したアントニオ猪木の危険で美しいジャーマン・スープレックスが炸裂。ビデオ映像でも、シン……と観客が息を呑む瞬間が分かるぐらいに、その美は圧倒的でした。またこのジャーマンで猪木は首を痛めており、技と引き換えに自身のレスラー生命を削ったというのもその美と伝説に拍車をかけております。

長くなってしまいましたが、要するに単に決め技が綺麗なだけではなく、そこに+αが幾重にも重なることで、プロレスの美は生まれるのです。スグル対ネメシスも、今日このマッスルスパークに至るまで、様々なものを積み重ねてきたわけで。だからこそ、今日このマッスルスパークは美しいわけですよ。正義超人と完璧超人、そしてキン肉王家。全てが輝きの源です。

日々雑談~2263~

 数週間ぶりのキン肉マン。開祖シルバーマンの必殺技であるアロガントスパークをネメシスが仕掛け、スグルに炸裂。しかし、アロガントスパークの代償に、ネメシスの肉体には多大なダメージが。そしてスグルの目には、未だ光が――

 現時点での推測ですが、おそらくアロガントスパークはシルバーマンクラスの肉体があってようやく出来る技なのではないかと。体格だけでも、シルバーマンはネメシスやスグルより一回り大きいですからね。実際、ネメシスのアロガントスパークは、体格が足りないせいか着地時のバランスに難があり、かなり上半身に重心が寄る形になっております。その結果、両手と首の部分はシルバーマンのアロガントスパークに似ているのですが、腰や両膝が浮く形に。本家シルバーマンのアロガントスパークは、首と両手足を地面に叩きつけるというか全身で叩き潰す形になっており、実際くらったサイコマンは今のスグルと違い、両手足や首が無残にひしゃげております。身体の圧で仕掛けるアロガントスパークよりも、身体の柔軟性が求められるマッスルスパークの方が、ネメシスに向いてるのかもなあ。

 アロガントスパークがシルバーマンの五体があってこその技と推測したのは、これに似た例が既にキン肉マンの世界にはありまして。それは、シルバーマンの兄、ゴールドマンこと悪魔将軍の必殺技である地獄の断頭台。将軍の肉体を構成する悪魔六騎士のアシュラマンとサンシャインが無理やり二人で悪魔将軍のボディを再現し仕掛けた際に、地獄の断頭台は強靭な悪魔将軍の肉体(悪魔六騎士全員の協力)があるからこその技と看破され、事実くらったスグルは耐えきってみせました。アシュラマンはキン肉マン2世でも悪魔将軍の足を借り受けた上で地獄の断頭台を出しているものの、その時も借り受けた場所以外の弱点を突かれ、万太郎に断頭台を破られてるんですよね……足のダイヤモンドの硬度も合わせ、やはり地獄の断頭台は悪魔将軍の肉体あってこその技です。

 シルバーマンは殺人技にしかならなかったアロガントスパークを欠陥品と言い改良を目指していたものの、自分にしか使えない技という部分も、改良の動機だったのかもしれません。プロレス技というか、伝承の技とするにはでかい欠点よねえ。そしてここまで書いて、来週全く違う事実が出てきたらどうしよう!?という不安。まあ、そんときゃあ、そんときよ!

日々雑談~2246~

 今抱えている案件や仕事にめどがついたら、冬コミ作業が本格化する前に旅に出たいところ。海に行くか、山に行くか、温泉に行くか。視界を広げて、色々探してみたい。しかし今、海外って安いのねえ……ガイド付き食事付きのプランを選んでも、国内旅行より安いとこがざらにある。今回は難しそうだけど、いつかまとまった休みを取って、行ってみたいものよ。

 

「予想を裏切り、期待を裏切らない」
これは作品に対する感想でも上位の褒め言葉であると思っていたものの、違った。本当に凄い作品は、予想も期待も超越してしまうんだ。予想を超えて、期待も超える。そうとしか言いようのない、今週のキン肉マン。まだ読んでない人のために内容への言及は避けますが、本当に凄い!としか言いようがない。同時に更新された「たいようのマキバオー」も、これまた負けず劣らず凄いんだよなあ……かなりの確率で、作中最終決戦となるレース。過去作へのオマージュやここまで積み上げてきた物語がてんこ盛りで、とんでもないことになっている。キン肉マンとマキバオー、ともに難点があるとすれば、今まで築き上げてきたものが大爆発する瞬間なので、切り取って今週だけ読んでしまうのが勿体無いということぐらいか。
 週の始めにこうして漫画を読んで幸せになれるってのは、とんでもなくありがたいことです。

日々雑談~2243~

 CAPCOM:モンスターハンターダブルクロス 公式サイト

 モンハン謎の新作の正体は、モンハンクロスのパワーアップバージョンのダブルクロスだったか! 順当なトコと言いつつ、良かった、WiiUじゃなくて……スイッチが出そうなタイミングでのWiiUは、流石に辛いと思ってた……。ベリオロスにボルボロスの復活。二つ名の塵魔ディアブロスに新古竜バルファルクの登場。こりゃまた、狩りがいがありそうってモンですよ、ヒャッハー!

 

 今日やってたアメトーク!のキン肉マン芸人、ベタなネタを扱いつつ、あまりこういう企画で触れられることのないオリンピック以前にも触れると、手堅さと挑戦心を両立させた番組でした。現行のVS完璧無量大数軍&完璧始祖はあまり触れなかったものの、これはおそらく次の機会かと。あんまり手を広げると、とっ散らかりますし……アトランティスVSマーリンマン戦でのタワーブリッジを紹介された際の、宮迫さんの「あ!?」という顔。あのリアクションを見る限り、昔はキン肉マンを読んでいたけど、今のは読んでいない。そういう層の心は掴めたプレゼンだったのではないでしょうか。ここをステップとして、次回はサイコマンやガンマンにも触れて欲しいですね。アイツらは、とっておくべき面白さがある。

 アメトーク!が何らかのジャンルを紹介する際のスタイルをRPGに例えるならば、最低限の装備と説明書レベルの手引を教えた上で、あちこちのダンジョンや城塞のお宝を紹介して、冒険者自身に先に進む意欲を持たせる感じ。雑多なテーマを扱う&幅広い視聴者層を持つテレビが取るべき手法としては、ベスト何じゃないかと思います。専門的な番組でない以上手厚いケアは難しいし、そもそも意欲を持ってもらうというのも大事なこと。何事も、意欲や興味という原動力がないと、覚えられないし学べないですからね。
 自分も、何かレビューや感想を書く際には、アメトーク!のやり方を一つの参考にしております。楽しみつつも学べる番組、イイよね……。

日々雑談~2228~

 グランドジャンプ掲載の「キン肉マン 超人列伝 カレクックの巻」が実に素晴らしかったです。頭にカレーを乗っけたインド超人を主人公にして爽快感と悲哀を織り交ぜた武侠小説の如き物語を書き、なおかつ設定も補完する。シュールギャグにもならず、読み切りとしての立場を逸脱せず、これだけのことが出来る作者は、古今東西そうはおるまい。ゆでたまごのお二方は、ホントすげえわ。

 個人的にやはり一番胸に来たのは、残虐超人を冬の太陽に例えた一説。ネタバレなので詳細は避けますが、これはダークヒーローやアンチヒーローの例えにも使える名文ですね。当時から囁かれてはいたものの、今では公式で“正義超人の過激派”と認められた残虐超人。むしろ、残虐超人自体が、今で言うダークヒーローなのかもねえ……。

 この作品のカレクックは、当然ながら超人オリンピックインド代表に相応しい実力を見せてくれるのですが、同時に生じてくるのは「なんでこんなに強いのに、キン肉マンに負けたんだ」という疑問。その回答となるのが、頭頂部のカレーがカレクックの実力や残虐性に関わっていたという理由付け。キン肉マン戦では、頭部のカレーを破壊されたことで、逆転を許してしまったわけで。いきなり自分の強さの根幹であったカレーを失ってしまえば、そりゃ試合放棄もするわい。これで足りないなら、途中頭に乗っけた牛乳でカレーの辛さが中和される=残虐性も薄まってしまったという理屈でどうだ! どうもこうもないけど!

 同じ超人列伝のベンキマンは短編集に収録されているものの、これまた同じ超人列伝のウルフマンは未収録。今後の単行本掲載がどうなるか分からないので、早いうちにグランドジャンプを確保しておいたほうが良さそうですね。しかしコンビニで入手した瞬間、その日の弁当は無意識のままカレーになってしまったので、全国のカレー屋さんはカレクック掲載のグランドジャンプを店に置くか神棚にでも飾っておいたほうがいいと思うよ!