日々雑談~5840~

 なんでもこの間のコスプレイベントで、ゴルシの格好でドロップキックをして骨折した人が居たそうで……。ちょっと情報を調べてみたけど、件の人、よりによってアスファルトの上でやってたみたいなんだよな。いやもう、骨折以上の最悪の可能性もあったというか。路上プロレスはプロレスラーだから出来るんだぜ。怪我には同情するけど、本人の身体、そしてイベントの今後のことも考え、ノリと勢いでやってほしくはなかったな。正直、いつかドロップキックを失敗しての怪我人が出るとは思ってたんだけど。

 もっともこれは、ドロップキックが見様見真似で出来そうって誤解もあると思うけど。プロレスラーでもデビューが見えてきた時期に学ぶ、基礎の区切りにして鍛錬の結晶たる技ではあるものの、その結果、若手レスラーでもドロップキックは当たり前のように出来るので軽く見られると言うか。結局、作中で本郷猛が注意喚起したライダーキックのように、おいそれと真似てはいけない技として、その高度さと美しさと難しさを周知するしかないのかもしれんね。
 ライダーキックは一時期ザ・グレート・サスケが使ってたけど、サスケですら毎回怪我する勢いだったので、アレが子供に真似されるのは、本当に危なかったな。

 あまり硬い話もアレなんで、レスラーのドロップキック超かっけえよな!という話にシフト。新日本の猪木と藤浪の師弟コンビのドロップキックは、モーションの少なさもあって、とにかく速い。そして全日本の馬場と鶴田の師弟コンビのドロップキックは、圧倒的な巨体による飛翔と、とにかく迫力がある。いやしかし、馬場の32文ロケット砲が無ければ、鶴田も遠慮無しでドロップキックを必殺技にしていたんじゃないか。それぐらいに、鶴田のドロップキックは怪物級。現代における長身のドロップキックの名手といえばオカダ・カズチカがいるけど、鶴田は一回りオカダより大きいのに打点の高さで負けてないと、ちょっと身体能力がおかしい。上半身の起こし方で、誰よりも高いとこから打っているように見せるオカダのアレンジも凄いけどね。

 いやね。ドロップキックって、レスラーや団体のレベルのものさしになる、良い技なんですよ。だからこそ、ゴルシにはドロップキックをやり続けてほしいし、いろいろな創作で広く使えるままであってほしい。創作やプロレスを、人が裏切っちゃアカンよ。

日々雑談~5839~

 金曜ロードショーのグーニーズ、久々に見たけど、やっぱ面白かったなあ。同じ子どもたちの冒険譚かつ、ついこの間、金曜ロードショーでやったスタンド・バイ・ミーがしっとりとした思い出ならば、グーニーズはからっとしたワクワク。ゲームみたい、遊園地みたいと言われるけど、むしろグーニーズが以後のゲームや遊園地に影響を与える域なので、グーニーズっぽいという言い方のほうが正しいのかも知れない。こういうのがいいのか! こうすればよかったんだ! そう思わせるエネルギッシュさはやっぱあったよ。

 地上波ではご無沙汰で、ひと押しあれば見る作品。配信が勢いを増してる昨今、地上波向きの映画ってのはこういう路線なのかもしれんね。

 

 最強のバランの後がいかにも微妙なザムザって……そんな感想を目にして、ほっこりしつつ羨ましくなる土曜の朝。ザムザ戦を最後まで見る、ダイの大冒険を最終回まで見る。それぞれの段階で、感想が変わってくるのがザムザ戦。実際、まだ見てない人も多いと思うので、ぶっこむのは控えますが……戦いの内容やストーリー的な意味合いを総合して史上最高の前座試合ランキングを作るなら、五指にまず入ると思う。

 しかしまあ、精神面の未熟さがあるチウだけど、その未熟さが序盤のポップとはまったく違うのはやっぱ面白いね。チウは逃げないものの足りない、ポップは足りるものの逃げる。そりゃ未熟ってのも、簡単にカテゴライズ出来るもんじゃないしな。それはそれとして、チウがもう少し早い段階で加入していたら、ポップの成長も間に合わず、パーティーにかかるストレスがベタン級だったな。

日々雑談~5838~

 ウマ娘開始後、初のイベント参加。とりあえず周回するべし!と、育成難易度の低いカレンチャンやバクシンオーを周回していたら、ついに役立つ出来物が。イベント補正の関係上、エアグルーヴやマヤノトップガンを周回した方がいいとは分かっていたものの、短距離オンリーなカレンチャンと、スピードだけ育てていればなんとかなるバクシンオーは、とにかく周回が楽なのよねー。

 因子的には短距離向けなものの、スピードとパワーの汎用性、マルゼンスキーの強力な固有スキルを継承できる可能性もありと、思ったより広く使えるタイプではないかと。カレンチャンの固有スキルも、先行や差しなら生きる可能性がありますしね。よかったら、使ってやってみてください。

 

 

 いやいや、打ち切り!? 打ち切りなの!? ってなるでしょ、コレは……。そして、打ち切りだと思ってしまう奴にロクなのいねーよ!(鏡を見つつ ロクでもないかどうかはともかく、気づいた結構もう年ではあるよな、うん。

 ちなみに、今週で打ち切りじゃないけど、次の更新で最終回らしいですよ? もともと、集中連載とは聞いてたので、驚きはないけど。現状、2巻で終わりってことですかね。

日々雑談~5837~


 
 第一報は海外経由だったんだから、世界も狭くなったもんだよ。

 BATMAN JUSTICE BUSTERにワンオペJOKER、そしてスーパーマンのひとり飯。講談社、攻めてるな! 集英社にもデッドプール:SAMURAIがあるので、どっちかというと、マーベルやDC、アメリカのコミック出版社のスタンスが全体的に変わった感じではあるんだけど。今までだと踏み込めなかった企画に、踏み込むようになったと言うか。バランス的に言うなら、日本側にイニシアチブを渡す感じで。
 ここ最近、ハッキリと聞くようになったアメコミ邦訳の不調。そしてこの日本発のアメコミの変化。二つの状況を並べると、なんだか今、変革が迫ってるような。まさか、導線の切り替えが起こってるのか……?

 まあそれはそれとして、日本発のアメコミの創作畑にガンガン肥料が撒かれている今、作物を作りたいって気持ちは当然あるわね。とりあえず、土地勘のあるところをベースにちょっとやってみますので、しばしの間、お待ち下さい。

 しかし、まだ同人イベントは本調子じゃないんだよな……やっぱ、載せるならここだな。

日々雑談~5836~

 先日おこなわれた、プロレス四団体合同興行サイバーファイトフェスティバル。DDTやノアの選手たちが話題を提供する中、頭一つ抜けた話題性を作ってみせたのが、武藤敬司。膝を人工関節に入れ替えてから出来なくなったはずのムーンサルトプレスをついに解禁。当人は負けてベルトを落としたものの、話題性や一面ではまず勝者。今、ネットやSNS慣れしたレスラーも増えてきているけど、この武藤の自分を輝かせる才能はネット社会でも十分通じるスキルだな……。プロレスラーと言えば、他人を光らせてナンボなイメージがあるけど、武藤の場合は自分の光を相手に反射させてリングを照らすって感じだからなあ。あくまで光るのは自分。

 そして、こうして大試合でムーンサルトプレスを披露したことで、武藤のムーンサルトプレスのフリは「出せないのに出そうとする」から「いざという時は出す」に変わったわけで。ここ最近は出そうとして出せないムーブが続いてたけど、これも数をこなせば鮮度が落ちて、やがて歓声もブーイングに変わるわけで。もう出来ないのに、やるふりをずっとするってのもアレなわけで。
 でも実際こうしてムーンサルトプレスを出したことで、やるのか!? マジでやるんじゃないか!?という緊張感の付与に成功。もうこれで、一生ムーンサルトプレスを出さなくても、フリだけで客席がずっと盛り上がるって感じじゃないかな。やるのなら、ここしかない!ってタイミングでカードを切ってみせた報酬はデカいよ。

 もっとも、今の武藤の膝の状態でムーンサルトプレスをやるってのは、純粋たる無茶なんですけどね。本来ならばやってはいけないことを、やるべきタイミングでやってみせた。だからこそ、効果も意味もあったものの、リスクもまず間違いなくあった。武藤敬司は、やはりプロレスラー。そうとしか言いようのない、大会場での輝きでした。