2018年4月4日
/ 最終更新日 : 2018年4月4日
fujii
日々雑談
昨日、一泊二日の新潟行きから戻ってまいりました。ちょっと用事があったのと、久々に浮世の垢でも流すかーということで。主に、酒で。それなりにくつろいできたのですが、帰ってきたら予想外のバタンキューでした。アレだな、旅行に出る前、寝る暇が無かったのがマズかった。そんなこんなで、今日から更新を再開しつつ、新潟の話も織り交ぜていきます。
基本的に自分の場合、個人や少人数の旅行ではざっと行きたい場所だけ決めておいて、あとは流れでというタイプなのですが、今回新潟には、ココは外せないと思っていた場所がありました。それが、新潟市古町5番街の水島新司漫画ストリート、通称ドカベンロードです。ここには新潟市出身の水島新司先生を讃えるべく、水島作品のキャラの銅像が複数並んでおり、ドカベンファンとしては絶対に行きたかった場所の一つなのです。
通称はドカベンロードですが、七体ある銅像のうち、ドカベンのキャラは四体。残り三体は別の水島作品からの登場となっております。
まずは、あぶさんより景浦安武。酒豪の強打者、水島先生の考える男の中の男、南海時代よりホークス一筋に生きた男だけあり、ユニフォームもFDHの90番。ここに並んでいる銅像の中でも、すらりとした高身長であります。ドリームトーナメントに出てほしかったなあ。
道路を挟んで並び合うのは、ドリームボールの女性投手水原勇気と明訓四天王の小さな巨人里中智。両者共に、ダイナミックな投球ポーズです。双方小柄なのですが、このポーズによりその小ささは全く感じさせません。
ドカベンの主人公、山田太郎。迫力あるスイングを完全に再現しており、横から見るとバットがしなってます。
スイングする瞬間を切り取った野球選手の銅像は他にあれども、ここまでの躍動感と台座に乗っていないことによる距離感の近さを持った銅像はそう無いでしょう。そりゃあ、ケツバット写真を撮ろうと思ってしまう人も、出てきてしまうわな……。
現役最高齢投手、球界の生き字引こと岩田鉄五郎。出身は野球狂の詩となるものの、岩田鉄五郎に関しては水島新司作品のキーキャラクターにして特異点状態。独特の妖気を完全再現どころか、むしろ頑張りすぎて水木しげるロードに片足つっこんでるような気もする。夜中見たら、泣くぞ。
ああ、秘打をこれから打つのか……! と思わせてくれるポーズな、明訓高校最高の二塁手にして天才音楽家の殿馬一人。パワーとスタミナは不足気味で、メインが他にいる時は、脇に控えようとするのが弱点……というか、この弱点がなければ、もうコイツ一人でいいんじゃないかなになってしまう選手。頭も技術もスピードも、天才以外の何者でもないわ。
花は桜木、男は岩鬼。水島新司作品最強のムラっけのある男にして誰もが愛する問題児へとのし上がった、悪球打ちの岩鬼正美でシメ。ドカベンロードの銅像は、あぶさんを除き小柄な選手が多いのですが、そんな中、岩鬼はひときわ大きい立ち姿。まったく、ようもこの銅像から、ハッパを盗んだりイタズラしようだなんて気になるな。あんまり続いた結果、今は夜間のみハッパを取り外しているようなので、そこんとこは安心だけど。いやしかし、デカい! 背中も見事だ!