日々雑談~2344~

 メキシコのルチャリブレは、普通左脇で抱えるヘッドロックが何故か右脇で抱える形だったり、垂直落下式のような危険技が禁止されていたりと、世界におけるプロレス文化圏の中で独自ルールを多く持っております。そんな独自の文化圏にやって来て、これが世界のプロレスだと世界基準で戦おうとするレスラーと、ルチャリブレに合わせつつ個性を発揮するレスラー。どちらの外国人レスラーが重宝されるかと言えば、そりゃ後者ですな。

 TVでやってる「海外のエセ日本文化を、正しい日本文化で成敗!」的な番組を目にして、なんとなくこんなことを思いました。海を越えるのに必要なのは、本流を貫くような正しさではなく、その土地の事情を考慮した上での変化する正しさじゃないかな。顧客がその土地の人である以上、まず見るべきはそこよ。逆に海を渡ってきて邦訳出版されたアメコミも、日本の事情を考慮し種蒔きをした結果、本国の評判以上の売れ行きを見せている作品もあれば、逆のパターンに陥ってしまった作品もあるもんなあ……。

 

 姉畑先生のエピソードはなくとも、江渡貝くんや辺見 和雄のエピソードは無料公開されているので、ぜひ第一話からじっくり追ってみてほしい。北海道は広い。でも、全世界から変態をモデルにしたキャラを集めたら、そりゃ大騒ぎよ。変態ジャスティス・リーグとか、変人アベンジャーズとか……アイツらの大半を収監してた網走監獄は何? 和製アーカム・アサイラムだったの?