夏コミに関してのお知らせ

 昨日は更新できず、すみませんでした。最近、様々な都合で少し忙しくなっておりまして。
 実のところ、今夏はおそらくずっとこんな感じのペースでして、今回の夏コミのオフセット新刊は無しです。正直なところ、例えば一本作り始めて完成に持ち込めるかどうかが怪しく、締め切りに間に合わず……なんて事も十分ありえます。小説の場合、数十ページ以上、中編クラスでないとオフセットは難しいですからね。
 なら新刊は出さないのか、答えはNOです。オフセットが難しいなら、別のやり方をすればいい!というわけで、夏はコピー本アラカルトです。短編の連作であれば、まず一冊作って、次に一冊と、いいところで区切れるので。それに金銭的にもローリスクな分、挑戦的な作品も作れる! というわけで、やれる範囲でなんとかやってみますので。目標は三種類!
 まず一冊目は、アベンジャーズVSX―MENことAvsXに倣っての、TYPE-MOONVSアメリカン・コミックス、TvsAとして衛宮切嗣VSパニッシャーを。
 魔術師殺しと処刑人、それぞれのターゲットであった悪魔の力を持つマフィア、ザ・フッド。フッドの策略により、殺しあう羽目になった二人は、果たしてどこに辿り着くのか。
 だいたいこんな感じの話となります。まずコレを短編として完成させて、出来る限り種類を作っていく感じで。VSだけではなく、+になるか&になるのか。続きは全て進捗次第。よし、やるか!
 

日々雑談~1931~

 王以上の強権を持つ元老院、Ⅱ世での超人評議会の有り様を見るに、キン肉王家の権限って不鮮明だよなあと思った、今週のキン肉マン。タツノリにスグルと、若い王が権力を握りにくい構図は、今まで描かれてきたけど。そしてタツノリさんの株が、予想に反し暴騰気味。慈悲を口にしつつ、実際王としては見逃せぬ「キン肉族の抹殺」を口にするネメシスにも最後まで慈悲を与える。有言実行、言葉と態度を自然に伴わせるのは難しいことです。この際に何かが欠けていると、言葉と態度がたやすく隔離しますしねえ。

 ガンバライジング、カードデザインでもバリバリ電撃が出ていて、ライジング自体の元ネタとも言われるチャージアップ登場に合わせての新弾高レア参戦だな!と思われていた、クウガライジングマイティとストロンガー(チャージアップ)の間に何のシナジーも無いってアンタ……三人チームなので埋めに出したドライブとクウガで「ナイスの似合う男!」が発生したので、より一層二人の縁のなさにビックリと。
 元々、他ライダーとの特殊なシナジーが少ないストロンガー。ブレイドとの「雷電!」、カブトとの「ビートルライダー」、電王との「電ライダー」ぐらい。最後の電ライダーはアレか、デンライナーにかけてるのか。でもこれを期待して使ってみると、武器持ちでない点や昭和ライダーであることにより、組み合わせ自体はそんなに良くないというオチ。ああ、無情。
 先輩の仮面ライダーXは、カイザとの「その身に刻めX!」や、RX&ZXと組むと発生する「トリプルX!」。平成ライダー対昭和ライダーを見た人ならニヤリと出来る、ファイズ&ウィザードとの「過去より未来を!」と、結構豊作なんだけんどなあ……。

日々雑談~1930~

 今週のドカベンドリームトーナメント編にて、新生剛球仮面の物語が、明訓高校黄金期の第二投手であった渚圭一の物語が終了。元祖ドカベンにて、二番手でしかなかった男が明訓のエースであった山田や殿馬に岩鬼、そして里中を抑えてみせる。里中を抑えた渚が最後、控室にて夢が叶ったことを喜んでいましたが、実にドリームな光景です。ドリームトーナメント編は夢の対決や光景だけでなく、各キャラの夢にも焦点を合わせてますが、今週の渚はおそらくドリームトーナメント編終了後に数えても、五指に入る夢を見せてくれたかなと。
 いやでもしかし、渚が本当の自分であるサイドスローで里中と勝負しようとした瞬間、「(高校当時フォーム変更を要求した)俺への当てつけか?」と考えてる土井垣監督のコメントしにくい小ささよ……。やるかやらないかで言ったら渚にやりそうな素地はあるけど、流石に夢を叶えようとしている瞬間にそういうことは考えてないよなあ。いやもう、なんでいい話で、この人は……w

>ドーモ、いつも楽しく拝見させていただいています。唐突な質問で申し訳ないのですが、レディプールとキャプテンアメリカの絡みが見れる作品はマーク・ウィズ・ア・マウス以外にもあるのでしょうか?もしあるなら教えて頂けるとありがたいです

 この間、ふと目にしましたがキャプテン・アメリカとデッドプールだけでなく、キャプテン・アメリカとレディデッドプールのカップリングもあるんですねえ……。うむ。こうして想像や妄想の余地がガンガン広がっていくのは、ウェルカムな流れ。だからこそ面白い。
 まずぱっと思いつくのは、マーク・ウィズ・ア・マウスの続編でもあるデッドプール・コァ プレリュードですね。この世界では、マーク・ウィズ・ア・マウス後のレディデッドプールの世界が描かれており、片腕を失い義手化したキャプテン・アメリカ(出世しているので、正確にはジェネラル・アメリカ)との絡みがあります。

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 後は単発個人誌なレディデッドプール誌。レディデッドプールが主人公だけあって、こちらにも出ています。デッドプール誌の流れに沿いつつ、少し毛色の違う愛嬌のある作品。これ、そのうちまたやってくれんかなあ。

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日々雑談~1929~

 色々没頭していたらこんな時間に。もう夜というか早朝ですが、今日はひとまずWEB拍手返信を二つほど。

>アルスパに出てきたウィザーの妻のミスアメリカってもしかしてバトルフィーバーjのミスアメリカの元ネタだったりしますか?

 バトルフィーバーJのミス・アメリカのネーミングは、ウィザーと結婚したミス・アメリカから取ったのではと言われてますね。デザインやキャラ付けは、全く違いますが。なんというか付かず離れずな両者の距離感。東映版スパイダーマンの後に企画されていた、シルバーサーファーやムーンナイトが通っていたら、今頃どうなっていたのか……。

>ウィザー初めて見たんですが 最初はダサいでも動いてみるとかっこいいヒーローでした。 私は歴代フラッシュの中で初代フラッシュが一番好きなのでもっと活躍してほしいと思います。

 古参の強者という感じでいいですよね、初代フラッシュ。原作のウィザーは、わりと老いがピックアップされてしまっていたので、アルスパのウィザーは初代フラッシュの生涯現役にいい感じで影響を受けている気がします。初代グリーン・ランタンのアラン・スコットと初代フラッシュのジェイ・ギャリックは、それぞれハツラツかつ、後継とは違う独特の能力(アラン・スコットは魔法寄り、ジェイ・ギャリックはスピードフォース抜きでも速い)を持っているのが実に美味しかったのですが……世界観一新なリランチの結果、系譜から隔離された上に若返って、このへんの旨味が一旦消えてしまったんですよね。ううむ、思い返すにやはり勿体無い……。

ぞんびぐらしな作品紹介~その1~

 今季期待のゆるふわ系日常アニメがっこうぐらし!がついに放映されましたね! いやもうどうなるか、わっくわくのドッキドキ。自分は未放映地域なのでネット配信待ちですが、是非とも本編を見つつ、客席も見るような感じで観たいですね! なんか管理者が「脚本陣のエクスペンダブルズっぷりな集まり具合がネタバレすぎる!」と言ってましたが、きっと彼、疲れているんですよ……。
 というわけで、前置きとはあまり関係ないですが、がっこうぐらし!放映に合わせまして、これから週イチでゾンビもの……ゾンビものかなあ!?という作品について、毎週このタイミングで紹介していこうかと。多分厳密にはコレ違うよね?という作品も、つーか第一回目からしてそんな感じなのですが、こまけえこたぁいいんだよ!精神で、幅広く、そして変化球を混ぜつつやっていきます。ゲーム、漫画、アニメ、映画……幅広く!

マーベルユニバースVSザ・パニッシャー(Marvel Universe vs. The Punisher)

Marvel Universe Vs. The Punisher

 早速一発目から、ゾンビものかどうか怪しい作品です。やはりウチの変化球といえば、海外コミックス。この作品に出てくるのは、ゾンビというより食人鬼。ウィルスに感染した瞬間、生者のまま食人衝動に駆られ理性を失っていく。体中に妙な刺青や人骨のアクセサリーをつけているものの、腐敗はなく死体でもなく。普通に首を切れば死にますし、心臓を撃てばお亡くなりになります。その後、頭だけで動いたり、むっくり起き上がったり出来るのは、あらかじめそういう能力を持っている場合のみです。人々が「ミート! ミート!」と叫びつつ襲い喰らい現代社会が破滅していく光景はゾンビものなのですが、腐敗やゾンビ自体の登場を問われると、少し厳しいかもしれません。先ほど言った通り、こまけえこたぁ(以下略
 犯罪者を狩るパニッシャーの標的、それはニューヨーク中のヒーローとヴィラン。ヒーローが自分の家族を殺したのではない、ヴィランが犯罪を犯したのではない。ヒーローは無数の家族を殺し、ヴィランは既に法の枠を超えている。肉を求め、NYに取り残された人々を喰らい続けている彼らを、処刑しなければならない。
 全超人VSパニッシャーのパニシャー・キルズ・マーベルユニバースとも、マーベルヒーローゾンビ化なマーベルゾンビーズとも違う本作。ただの人でしか無い男が、地獄以上のNYで食人鬼を狩り続けていく。既に世界は末期であり、アイアンマンもキャプテン・アメリカもマイティ・ソーももう居ない。孤軍奮闘という言葉がこれほど相応しい作品もなく。
 そして、そんな日常を続けるパニッシャーの元に訪れる、感染して狂っているしむしろ殺したはずのデッドプール、そして人を食い尽くし僅かな正気を取り戻したスパイダーマン。二人の来訪が、パニッシャーを更なる死地へと向かわせる。敵は食欲の一点において無数のヒーローとヴィランを配下にしたキングピン。キングピンの元にあるスパイダーマンの願いとは、そしてこの騒動の真実。原初の罪は、誰の元にあるのか。
 ライターはジョナサン・マベリー。ホラー界の重鎮でありベストセラー作家、優れたホラー小説やダークファンタジーを対象としたブラム・ストーカー賞の受賞やノミネートも数多い方です。そんな重鎮が描いた残酷な世界は、目を背けたくなりつつも離せないものがあり。実際自分も「マーベルゾンビーズ結構売れてるみたいですし、こっちも邦訳出したらウケるんじゃないッスかねー」と、以前がっこうぐらし!原作者の海法先生に酒の席で……まあ、これは置いておくとして。
 そして2011年、ジョナサン・マベリーはこの狂ったマーベルユニバースを描いた作品にて、ブラム・ストーカー賞にノミネート。だがその作品は、次作。時計の針は巻き戻り、感染初期。壊れ始めた世界にて、爪の男は生きるための戦いを続ける! そして更にそれより少し先、何故ヒーロー達の間にこうも感染が広がってしまったのか……!? マーベルユニバースVSシリーズ、それは三部作!
 というわけで、本日はここまでで。実はこの作品と三部作は以前紹介しておりまして、待ちきれない方はネタバレ全開ですがこちらこちらをどうぞ。そもそも、気が変わって来週別の作品を取り上げるよ!という展開もありえますので。いやまあ、流石に無いようには努力しますけど! とりあえず、暫くの間、お付き合いよろしくお願いします。これから先ちょっと忙しいし、まずはペース保てるよう努力せんとな……。