日々雑談~1494~

 今週はWEB掲載ではなく、プレイボーイ本誌にキン肉マンが掲載されていました。そう、超人総選挙で29位となったベンキマンの読み切りです。二人いるゆでたまご先生のうち、作画担当が「シンプル・イズ・ザ・ベスト」と喜び、原作担当が「コイツで何の話を作れと!?」と悲喜こもごもとなった今回の読み切り。
 でもこれ多分、前後27位&28位だったサタンクロスやオメガマンがもし29位になっていたら、手足四本の変則体型や装飾の複雑さに作画担当が悲鳴を上げ、それぞれカッコいいし悪魔超人関係者&完璧超人で現行シリーズと絡めやすいヨッシャ!と原作担当大喜びと、真逆のリアクションになっていたよね。
 肝心の「キン肉マン外伝 ベンキマン~失われた記憶~」自体は、元来の強引さと最近の緻密さが合わさった、ベンキマンで読みきり書け!という無茶ぶりに応えた作品でした。前インカ代表の銅ベルマンにちゃんと触れているのは、やはり好感度高いですよ。
 頭に渦巻きのシンボルを乗せたエラード(ソフトクリーム)マン、自分が何者かで何故ここにいるのかも分からない彼が、偶然の出会いや祖父の遺言により己を取り戻していく一大巨編……エラードマンが己の真の名前であるベンキマンと強さを思い出す姿は、変態仮面~HK~における「よく考えたら変態であることで強さは決まらないじゃないか!」「気づかれてしまったか」のやり取り並みのスペクタクル。どういう方向性のスペクタクルなのかは、さておき。ベンキーヤ! ベンキーヤ!
 でも今回の話、ペルーの人に訴えられても文句言えねえよな……。

日々雑談~1493~

 台風が、どうにも怖いなあ……若干、海よりの予測だけど、規模はでかいし、そもそも災害なんて水物。どうか皆さん、お気をつけ下さい。
 とりあえず、今日でデッドプール邦訳ニ誌のコラムはおしまいです。さて、デッドプールに日本での次はあるんだろうか。

前門のメタ、後門のメタ

 P78に「(;_;)」「変な顔文字使うな」という訳があるが、当然原書では全く違う文章※が入っている。

※原書だと「Ouch」「Oh,suck it up,wuss」

 この箇所はメタ邦訳である。P175の「仏様万歳!」P279の「編集部よりお詫び:トイレットペーパーに関する冗談を削除しました」、これらは原書準拠である。ちゃんと台詞にBUDDHA(ブッダ)があるし、邦訳に際してジョークを削除したわけではない。訳者の計算と、元のアレさが入り混じって大変な混沌となっている。この辺り、あえて原書と比較してみると面白いかもしれな……高けえ! なにこのプレミア価格!? ……失礼、取り乱しました。比較目的で購入するなら、電子書籍版を推奨する。タブレットやスマホがあれば、絶対品切れなく定価で買える。
 そしておそらく最も“原書と絶対訳が違う”と思わせてくれる、最終ページ最終コマの台詞、

「この続きはデッドプール・コァで。邦訳予定はないけどね、てへぺろ(ハート」

 向こうでは普通に出版されているし、邦訳予定なんて言葉が英文に入るわけが無い。では原書だとどうなっているのかと言うと。

「この続きはデッドプールコァで。さあ、本屋さん(LOCAL COMIC BOOK SHOP)へGO! 走れ!」(意訳)

 流石にLOCAL COMIC BOOK SHOPは既刊を扱っている店の意と捉えたい。古本屋に走れ!とのたまう、公式コミックスは流石に無いはずである。でも、ゲーム版Deadpoolのフルコンプトロフィー(or実績)は、「中古屋に売ってこい!」だった。謎は、深まるばかりである。

日々雑談~1492~

 コミティアのカタログでもあり、入場券でもある、ティアズマガジン。主に全国の同人ショップ、時折書店でも発売中ですが……直前になると、店頭から引き上げてしまう本でもあります。会場でも買えますが、やはりイベントのカタログは、事前に読んでおきたいところ。会場内のルールである『参加される方へのお願い』を読んでおくのも大事ですが、それとは別に、サークルカットや企画を見てワクワクする楽しみは格別。パラパラとめくっただけで、オッ!と思うサークルカットや、え!?となる意外な人が。めくって楽しむには、ちょうどいい厚さなんですよね。ティアズマガジン。
 兎にも角にも、単なる入場券と割り切るのは、非常にもったいないことです。

新生ゴーストライダーの登場+個人誌の復活+ジョニー・ブレイズがサンダーボルト加入。

デッドプールのオリジンに異変? ついでに電子書籍向けの新シリーズ開始。今度の敵は西洋妖怪だ!

パニッシャーも個人誌復活。ニューヨークから、新たな街へ。

 アメリカ国内で先日行われていた、超巨大コミックイベントである、ニューヨークコミコン。各出版社様々な発表があり、マーベルも例外ではありませんでした。この三つの情報だけで、ドキドキのワクワクなのですが、まだこれ氷山の一角、しかもマーベルという巨大とはいえ一出版社の一角なんですよね……。いつか機会があったら、直に現地で目にしたいものです。それにはまず、英語の勉強せんとね。

日々雑談~1491~

 今日は久々の一日オフな日曜だったので、少し遠出して秋葉原に行ってきました。3連休の中日なので、人通りがえらいことになってました。地下にある某店舗、店内どころか、店に降りるための階段手前から、人のムワっとした熱気が漏れてんだもの……。
 管理者も一緒に居ましたが、あの人おかしい。正確には、エロ同人を見ている時のあの人おかしい。混雑を容易く掻い潜り、あっという間に店の奥に。右にいるなと確認し、一冊本を見ている内に左へ。あれ消えたと思えば、真後ろに。アレ、スピードフォースの加護かクロックアップの恩恵に預かってるわ。発動アイテムは、エロ同人。ある意味、新しい!w
 そういえば、秋葉原移転後初めて、アメコミ専門店のブリスター行ってきました。一階にあった浜町の前店舗とは違い、狭い階段を登っての三階。しかも若干狭めに。だが、それを補って余りあるのは交通の便の良さ。あの位置ならば、容易く寄れる。実際、今日もお客さん沢山居ました。狭いと言っても、配置や商品は吟味されているので、むしろ前より色々探しやすいぐらいですしね。
 そして買ってきたのはWolverine:Power Pack。ウルヴァリンと、若手(子供)ヒーローチームであるパワーパックのチームアップを集めた作品集。日本人アーティストでもあるグリヒルさんの柔らかな絵柄、実子以外の子育ては上手いウルヴァリンとの共演は上々、実に完成度の高い作品です。
 そう言えば、ついこの間もウルヴァリンと似た能力のミュータントとパワーパックの遭遇を観たけど、あっちは酷かったもんな……。

「前見て運転しろよ!」「轢き殺す気か! このフリーク!」
「これ俺ちゃんのじゃなくて、フラッシュ・トンプソンの車だから、運転慣れてないんだよ! ちなみに盗んだのではなく、本人の隙を突いて無断で勝手に借りてきました! 今回は過去編ってことでお前らお気楽な子供のままだけど、もう少し成長したら酷い目に遭うから今のうちに覚悟しとけよ!? パワーパック!」
 
 なんというダメな大人なんだろう。このデッドプール某ミュータント。

コミティア106 情報

 10月20日のコミティア106にサークル肉雑炊として参加します。サークルスペースは、
 “ね09a”です。
 今回のコミティアはスケジュールと(お財布の)体力的にコピー本で行くと早々に決めていましたが、内容が中々決まらず。悩んだ結果、今回は評論本で。日本の漫画とアメコミの比較論、P数と時間に余裕ありましたらアメコミ邦訳本の初心者向け紹介ガイドを付けます。コミティアは二次創作厳禁ですが、評論として触れるのはOKなので。アニメ評論誌なんてのもあります。
 率直に言ってしまうと、当日協賛企画で海外マンガフェスタがあるので。どちらかと言うと、海外マンガフェスタを見て海外コミックの存在を知った人、興味はあるものの手の出し方が分からない。ジャンルの入り口で迷っている人を誘うような物を目指して製作中です。創作系としての新刊か評論かで迷ったんですけど、こういう機会もあまりないのと、前回の創作系の新刊が……あまり出ていないので、新鮮味はまだあるかなと。創作系、オリジナル系サークルの顔は既刊でアピールさせてもらえれば。オリジナルの同人誌は全部持っていきます。
 なお、比較論と言っても、固く難しい代物ではなく、日本を例として、アメコミにおける物語の展開や世界観の作り方といった物が紹介できれば。現時点で本文に“ファミコンジャンプ”とかシレっと入ってるよ!w 単にアメリカ最高日本ダメダメというのは嫌いなので、アメコミの弱点や日本の美点もなるたけ公正に挙げていきます。
 そして付けられたら付けたい邦訳ガイドは、当日幾つかの企業やブースが邦訳本を持ち込む様相、買おうと思えばその場で買えるなら後押しするしか無いじゃない!ということでひとつ。会場や書店に在庫がある確率の高い新しめの本や、オススメな既刊を紹介できれば。
 一先ず現状、このような予定となっております。どうぞよろしくお願いします。
なお、今回のコピー本は、無料配布するつもりでおります。 
 さてと、何処から手を付けていこうか……。