恐怖が天候を作り、天候がライダーを作った
翔太郎「なあフィリップ、ちょっと検索して欲しいんだけど」
フィリップ「薮から棒だね。いったい何を?」
翔太郎「ちょっとさ、照井のことについて」
フィリップ「翔太郎、彼のことを心配するのは分かる。しかし照井刑事は、もう立派なライダーだ。僕らが手を出さなくても、彼は」
翔太郎「いや、そうじゃなくてさ。照井の赤い革ジャンについて検索して欲しいんだ。なんか昔から赤いの着てたわけじゃないみたいでさあ。なんでアイツ、革ジャンの着たきりスズメになったんだろうって」
フィリップ「なるほど。一応、検索を始めようか。キーワードは、おぼっちゃまくん、アルクエイド、他に着たきりスズメの人物は……」
水木のアニキが来た時は、照井さん赤いの着てなかったよね。アニキとカブるから。あとはライアーを騙した時なんかも。動物園の回想シーンは、ライアー事件以来のNOT革ジャン?
自身の力の無さをひしひしと感じる照井、新たな力を手に入れ次のステージに立とうとしている井坂。相反する二人に共通する言葉は“渇望”。狂気に抗う男と、恐怖を乗り越えようとしている狂気。仮面ライダーW 35話感想。二人が目指す先は希望かそれとも絶望か。