騙され上手は美徳

翔太郎「ジンさんはなあ、騙されやすいんじゃねえ。騙され上手なんだよ」

亜樹子「また随分と気に入ったみたいだねえ。ドヤ顔がムカつくけど」
フィリップ「うーん」
照井「確かにな」
亜樹子「あれ? 二人とも、やけに考え込んでるけど、どしたの?」
フィリップ「風都は元々、治安の悪い街だと思うんだよね。良い街や、悪い街というのは抜きにして」
照井「ああ。メモリを抜きにしても、どうしょうもない連中は多い」
フィリップ「騙され上手という特性を持ちながら、警察という悪人を相手にする仕事を風都でやり続けているというのは、かなり希少なケースだと思う」
照井「騙されたまま、悪行の片棒を担がされることもある。そういう類の事件に、今まで巻き込まれてこなかったというのも賞賛に価するな」
亜樹子「な、なるほど……」

翔太郎「ジンさんはなあ、騙されやすいんじゃねえ。騙され上手なんだよ」

 犯罪に利用されてもおかしくない特性なのに、刑事まで上り詰めたジンさんスゲエ。よく今まで、決定的な不祥事をおこさないでやってこれたな。
 敵はジュエルにあらず。情報を遮断する姉さんだ! そんな感じの、仮面ライダーW 42話感想。色々あったけど、オチの雪男しか覚えてないぜ!

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最強! 最速! マックスな悪女

亜樹子「本棚にまで侵入して来るって、反則だよ!」

翔太郎「ああ。全くだ。今まで、本棚にはフィリップしか入れなかったもんな。言わば、自分の部屋に母親がずっと居座っているような状況だ。そんな状況じゃあ、落ち着いてゲームも出来ないし、部屋を散らかすことだって出来やしない。ましてやエロ本を見つけられた日には、翌日からティッシュの箱がそっと枕元に用意してあって……」

フィリップ「生々しいから、その言い方は止めてくれないか!?」

亜樹子「義理の! 義理のお姉ちゃんなら、色々アリだよ!」

フィリップ「無しだよ! それより、そういう発言は、男性キャラのセリフだよ」

照井「ぎ、義理の兄妹なら……」

フィリップ「だから無理に振りきらないでくれたまえ! そういう発言を、男に言って欲しいとは言ってない!」

 なんだこの、明らかにツッコミ役が足りない小ネタは。しかもフィリップ無双。
 史上最強の悪女と聞いて、悪辣なのを想像していたら、史上最硬の悪女登場。仮面ライダーW 41話感想。みんな、ヒース・レジャーのジョーカーみたいなの想像してたと思うんだ。

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キスを振りきり、シリアスも振り切る男

あきP「透くんも改心したみたいだし、逮捕は……」

案山子「メモリも壊れた今となっては、立件も不可能だ。逮捕しても無駄だろう」

フィリップ「そう言えば、ガイアメモリの犯罪は、どんな法律に基づいて裁いているんだい? 特別立法……にしては、聞いたことはないけど」

案山子「現状、ガイアメモリ関係の犯罪が目立つのは、風都だけだからな」

あきP「ひょっとして、迷惑防止条例レベルとか……軽犯罪じゃん!」

翔太郎「なんか今回、名前のところがおかしいぞ。おかげで、俺の名前が浮いてるじゃないか」

フィリップ「まあ、僕らはアシスタントだったからね。下っ端やスタッフ名義というのもどうかと思うし。フィリッぱちよりはマシさ」

翔太郎「いやな、フィリップ。お前の場合は、元々浮いてるから、案山子や天使みたいな役名に囲まれても、あながち自然なんだよ。元々、小説の主人公が由来だし」

 ガイアメモリでしょっぴかなくても、付属する窃盗や殺人でしょっぴけるか。でも、証拠物件や凶器としてガイアメモリは提出されるワケで……。わからん。立件や裁判の為に、被告に使ってみろと言うのもアレなワケで。ホント、どうやって裁いてんだろ。
 ジーン・ドーパントは監禁罪なのだろうか。仮面ライダーW 40話感想。今回の話、仮面ライダー対怪人じゃなくて、只の人間対怪人だよな。字面を見ると、無謀すぎる。

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アルティメットDになって、ようやくジーンレベル

翔太郎「な・が・いぃぃぃぃぃ! いくらなんでも長すぎる! 七時間半あったら、どんだけのことができると思ってんだ! 本気で寝れるぞ。八時間睡眠まであと一歩だぞ!」

亜樹子「まあまあ。所々、見所があるんだからいいじゃない」

翔太郎「お前はそう言うけどなあ」

亜樹子「なら、本当の地獄を味わってみる?」

翔太郎「あーうー……もう勘弁してくれ」

亜樹子「まだまだ終わりじゃないよ、翔太郎くん。亜樹子セレクション、ロシア映画マラソンは佳境にも入っていないから」

翔太郎「山も無い、オチも無い。それが延々と。芸術的なのは分かるんだが、俺には合わねえ。フルマラソンを、地平線まで見える一本道でやってるような感じだぜ」

亜樹子「じゃあ次は、惑星ソラリスねー。慣れれば面白いよ? 慣れればね……」

 映画の限界は2時間半とダークナイトで悟った。但し、映画館によっては1時間で限界。クッションが悪いと、ケツがどうしても持たない。
 出来れば欝系のオチは勘弁して欲しい、仮面ライダーW 39話感想。もう、風都の女はDQNみたいな感想を見るのは飽きたぜ。

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もうめんどくせえから、コイントスで決めようぜ!

マスカレイド「また今日も、ファングにギタギタにされる仕事が始まるお……」

デストロン戦闘員「まだいいじゃないか。昭和の戦闘員なんか、怪人の新能力披露のために殺されたりするぞ。ライダーに盾にされたりで」

ジンファイター「元はドグマのドグマファイターだったのに、気がついたら組織が吸収されて、ジンドグマのジンファイターになってたとです」

ショッカー戦闘員「うるせえ! 俺たちなんかなあ、ゲルショッカーが出た途端、役立たずとして処刑だよ! チクショー!」

ゲルショッカー戦闘員「俺たちも特殊な薬を定期的に摂取しないと、溶けて死ぬんだけどな。機密保持の為って……」

ゲルニュート「俺らほど波乱万丈なヤツはいないだろ! 鏡の世界から始まって、今では鬼の手下だぜ!」

ゼクトルーパー「え? 俺、正義側なんだけど。なんでここに呼ばれてんの?」

マスカレード「なんてことだお……マスカレードなんか、まだマシな方だったんだお……先輩方、マスカレードも立派に使命をまっとうするお! 戦闘員として!」

ファングジョーカー「ファングストライザー!」

一同「「「「ギャーー!」」」」

赤ジューシャ「歴代で最も優遇された戦闘員って、ゲドンのあたし達だと思うのよねー。指揮系統で、獣人より上になることも多かったし、仕事は主に諜報活動。非力な女性だから、しょうがないわよね」

黒ジューシャ「ガランダー所属の俺らとの差はなんなのか。普通に前線に立って、普通にアマゾンにやられていましたが何か?」

 仮面ライダーW対オール戦闘員、近日公開(嘘) マスカレイドの口調がやる夫なのはなんとなく。
 噛み合いかけてた歯車はズレて、最悪の方向へと。仮面ライダーW 38話感想。裏切り、逃亡、保護、冴子さんの周りだけ、ゴラクや漫画サンデーの世界や……。

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