全てを破壊し 全てを繋げ!(ただし全裸で)

フィリップ「全裸ライダーについて調べてみたよ」
翔太郎「いいから、それは調べなくていいから」
フィリップ「公共での露出=犯罪行為。なので当然ながら、公共の場で全裸になったライダーはそんなに居ない」
翔太郎「だろ? 居ないに決まってる。ちょっと待て、“そんな”に?」
フィリップ「鬼と呼ばれる仮面ライダー達。彼らは変身時に衣服を弾き飛ばしてしまうからね。ただ、テントが用意してあったりして、人前で無闇に晒すことはないけど。ただ突発的な事故でやむなくというのは有る。轟鬼、斬鬼、そして女の子の天美あきら。この三人ぐらいだね、全裸経験者」
翔太郎「……約一名、とても詳しく知りたい人物がいるな」
フィリップ「そう言うと思ったよ。斬鬼という人は、クールで渋いハードボイルドな雰囲気とは逆に実はお茶目で、「斬」と大きく書いてある前張りだけを貼って、撮影現場を尻丸出しの半裸で闊歩。その上」
翔太郎「全力でそいつじゃねーよ! てーか、人前で思いっきり無闇に晒してるじゃねーか!」

 前回、結婚宣言でなんで変身wとか思ってたら、今回は婿と父の挨拶で婿が全裸って。第二話でこのアグレッシブさ、最終回とか登場人物みんな全裸なんじゃねえの?
 よし、大丈夫。相関図も用意されていて掴みはOKな仮面ライダーW(ダブル)第二話感想。一話につき怪人一人を撃破。なんという久々の贅沢さか。

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ブロロンでズババンな新ライダー

フリップ「仮面ライダーと風。初期の1号ライダーはベルトに風を受けないと変身できなかったんだ。変身ポーズが出来るまではね」
翔太郎「風を由来とする俺達は原点に近い、って事か」
フィリップ「ダブルのマフラー、これも風の象徴だね。たなびく事で、風を連想させる。昭和ライダー、1号からZXまではマフラーは必須のアイテムだった。BLACK以降、僕らまでマフラーを付けるライダーは居なかった筈だよ。でも、グロンギのゴー・バダゴーやアンデッドが変身した偽ブレイドはマフラーをしていた。平成では、偽物の分かりやすいライダーのイメージとして使われてきた記録がある」
翔太郎「ま、つまり。俺達がマフラーを復権させればいいって事だな。そして、平成には風をモチーフにするまで前面に押し出したライダーも居なかったと」

???「僕は花から花へ渡る風、残念ながらその……か、かなんとかには僕が居る」
幼女「風上」
???「そう、それ」

翔太郎「……おい、幼女連れのメイクアップアーティストが何か言ってるぞ」
フィリップ「仮面ライダードレイクが水中戦に強いって設定、どうもドレイクごと世間の知識には無いようだね。キャラは濃いのに、あの影の薄さ。実に興味深い」

 なんだろう、この第一話の安定感。ポイントポイントを押さえてあって、理解もしやすい上に、伏線がないわけでもない。なにこの土台のしっかり具合、これホントに平成ライダー? 戦隊ヒーローレベルの安定感よ?
 前作最終回の暴投をなんとかキャッチングした、仮面ライダーW(ダブル)第一話感想。あー、チーフプロデューサーがデカレンジャーの塚田さんで、脚本がダイの大冒険原作の三条陸さん。そりゃ安定感あるわな。納得。

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どうすんだ、コレ

「ディケイドの物語は終わり、劇場版へと進むワケだ」
「12月ってのは、先すぎると思うけどな。ああいう終わり方をするなら、せめて秋口にはやるべきだ。どっかの新聞のコラムにも、ガッカリ最終回だったって書かれちゃったし。子供が口をあんぐりとって」
「まあいいじゃないか。ああいう終わり方をして、最終回にはオリジナルライダーが二人、剣崎一真と紅渡。限界まで風呂敷は広げたんだ。あとは上手く畳むだけさ」

椿隆之の奇抜!?~今日はオーデションに~
>てか、ディケイドの映画出たいな(笑) 

「「がふっ!(吐血)」」

「出たいなって、むしろ逆に聞くけど、椿さん出ないの!?」
「え、え? これマズくない? さらりと言ってるけど、爆弾発言じゃない? 現状では、参加の予定も無いってことだよね?」
「もう撮影終わってるんじゃないか、劇場版。このタイミングで出たいじゃ、色々無理だろ」
「アフレコだけの参加にしても、香港行ったら難しいよなあ……」
「おいおい、どうすんだよ。剣崎不在、風呂敷にデカい穴が」
「あのヒキで剣崎も渡も出なかったら、まずそれだけで炎上するよな」
「まだわかんないよ! まだわかんないよ! 現状、ガソリンぶっ掛けられて、火種を待つような状況だけど、まだわかんないよ! ちょっとでも火が点いたら、大炎上の状態だけど!」
「ううっ、気づかなきゃ良かった。それくらいの事を、さらりとブログに」
「やはり元祖ブレイド出演者のド天然ぶりは凄まじいの一言だ。それ以上は、無い」

 あのヒキで、ディケイド出演者だけで作るような、とてもせせこましい映画だとしたら。うわ、考えたくない。だってコンビナート火災レベルの大炎上確定じゃん。

昭和ライダーと平成ライダー、その差異

 アマゾンも見たということで、昭和ライダーの違いと平成ライダーの違いを考えてみようかと。なお、あくまで違いを考えるだけで、優劣を決めるとかではありません。

 まずはこの映像を参考に。

 携帯などで見られない方のためにざっと説明をすると、遊園地を舞台にした元祖ダブルライダーVSヒルカメレオンの決戦から決着までの映像。遊園地の遊具はいくつか動いており、ブランコから戦闘員を叩き落としたり、ジェットコースターの上での殺陣や、コースのレールにぶら下がって暴走コースターを避けるシーンがある。
 昔こち亀で『動くジェットコースターの上で撮影をして、しっちゃかめっちゃかになる特撮スタントマン』というネタがあった。俺もネタを見た当時は笑ったが、現実の特撮スタッフは普通にそれをこなしていた。ギャグを容易く超えている。
 昭和ライダーの頃は、日本全国各地でロケーションをして、様々な状況下で撮影をおこなっていた。海があれば十中八九水に落ちるし、山にロープウェイがあればその上で、砂丘で撮るなら砂に当然のように潜り。スタッフは美味しいシチュエーションを探り、命を賭けて撮影していた。足りない技術を気迫でカバーする、という言葉の見本である。ただその裏で、何件か痛ましい事故が起こり、犠牲者も出てしまっているの点は、目をそらしてはいけない事実である。
 今の平成ライダーのスタッフは別の物と戦っている。それは規制である。火薬の量も制限され、危険な撮影もNGな昨今、昭和と同じような体当たりの撮影は絶対に出来ない。「主演俳優に、生身でジェットコースターを避けるアクションさせましょうよ、レールの下にぶら下がって避けるって感じで!」多分今の世の中でこんな事言い出すスタッフが居たら、降板騒動になる。ちなみに昭和アマゾンでは主演俳優がスタントマン無しでジェットコースター避けをやってた。今が慎重というより、昔がおおらかすぎる。
 しかし規制があるから平成がダメかといわれると、決してそうではない。技術レベルは上がっているし、CGのような新技術も使えるようになった。少なくともCGが無ければ、街中での怪人爆発シーンなんか絶対出来ないだろう。例がウルトラマンになってしまうが、当時は人形でやるしかなかった空中戦を板野サーカス全開で撮れるようになったのは、分かりやすい技術の進歩である。ミサイル超獣ベロクロンは、最新特撮技術を取り入れることで、ミサイルという武器の本領をようやく発揮できるようになった。
 一長一短、まずはこの言葉を認めないと、何も紐解くことは出来ない。

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エンドレス・ディケイド

「ヤマアラシのジレンマ」
「対象を愛し、近づこうとしても抱きしめようとしても、己の針が相手を傷付けてしまう」
「かつて、俺の友も悩んでいた。そして俺も今は同じ」
「僕は生まれた時からそうだった。別の僕も、同じ悩みを抱えていた」
「しかし、あいつの針は鋭すぎる。世界の全てを貫く程に」
「彼の針は僕らが折る。同じヤマアラシの僕らが」
「変身」
――ターンアップ
「変身」
――ウェイクアップ!

真なる戦士、仮面ライダーブレイド、仮面ライダーキバ、降臨。

 最後くらい、真面目なネタをやりたくなるんスよ。あんま最後って気がしないけど。
 仮面ライダーディケイド31話にして最終回~ライダー大戦 開幕~の感想。男坂に例えるにしても、正直あっちの方がマシですよ? ほらだって、男坂は最後に見開きで一応の終わりをアピールしてるんで。今日のディケイドは、全くそういうのが無かった。
 最終回の風呂敷広げっぱなしは予想していたけど、まさか終わりを示すような演出も無いとは。唐突な打ち切りで、明日が救えなかったバルディオスかよ。むしろバルディオスとは逆に、ディケイドは全三十話予定に一話追加されてるのに。
 TVでやってんだから、せめてTVでも終わりの形を見せるのは礼儀。この考えって、もう古いのかな……。

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