炸裂! 下克上エルボー

田村ゆかりが声を演じている魔法少女といえば誰を想像しますか?
うん、まあ普通なのはだよね。だが待って欲しい、彼女は魔法少女というか魔砲少女でありむしろ悪魔将軍というかもう破壊王だろ。魔法少女というピュアなカテゴリーに入れr

ウワーナニヲスル キサマ-
スコシアタマヒヤソウカ
ウギャー!

うん。魔法少女と言えばなのはって考えは間違ってないと思うんだ(顔面をボコボコに腫らしながら)でも、今回ネタにしたいのはクイズマジックアカデミー(マジアカ)なのであえてクララ(メガネッ娘)って事にしておいてください。と言うわけでマジアカのお話。

マジアカには勝ち進みまくってもらえる魔術師や賢者等の称号とは別に、クラス分けがされてまして優勝したり平均して良い成績をたたき出すと上位クラスに昇格します。ぶっちゃけ下位クラスは例えば出題が5問あれば全問正解が合格確定ライン、4問で危うくなり3問辺りからデンジャラスなんですが、上位クラスになると2問でトップ、1問で当確。4択とかなら運でどうにかなるんですが、タイピングや一問多答なんかになると運じゃ無理。ゲーセンで問題必死にメモってる連中の気持ちがチョピっとわかったよ……俺は絶対メモらんが。

で、うっかり二回連続優勝なんかしてしまい、上位クラスにぶち込まれたわけで。問題の形式が殆ど見たこと無い上に、回りの称号が最低で魔導士、最高で大賢者ってアンタ……俺、初級魔術師ですよ。
わかりやすいランク図
青銅賢者>>(4ランクの壁)>>魔導士>>(3ランクの壁)>>初級魔術師
ドラゴンボールに例えれば、セルゲームにうっかりグルグルガムのギランさんが参戦したような物。なんらなパンプットさんでも可。
周りがかめはめ波とか普通にバシバシ撃っているレベルのなかグルグルガムなんてなんの役にも立たねーよとばかりに予選一回戦落ち。一応ギランさん序盤キャラには珍しく空が飛べるのにー、羽で

だがそもそもマジアカは技術タイピングなどの技術はあれども詰まる所知恵の勝負。苦手な芸能が出なければなんとかなる、下克上狙えるワケで。
「下克上ぅじゃー!」→下克上エルボー→ピンフォール
雑学や学問突破して決勝で〆! 見事一回戦予選落ちの直後に優勝!
大量に賢者や魔導士の首を取ったので昇格に必要な魔法石大量ゲット。初級から中級魔術師にアップしました。まあ、たいした進歩ではないがランクの壁が一枚割れてクラス仲間に近づいたのですよ。
おめでとうございます クラス昇格しました!
( ゜д゜)ポカーン
あ、そっか優勝したからクラスも昇格ってオーイ!
宝石賢者(TOP称号)がゴロゴロと回りに……称号の壁が1枚減ったと思ったら5倍ぐらい厚くなったよ。

なのは様へ
魔法少女として崇めますので称号とかクラスとか一気に焼き尽くしてください

真面目に例の事件について考えてみよう。

履歴書の特技欄に県大会出場以上の成果を出した相撲を記入

郵送した次の日に暴行事件発覚

面接の際にエラいツッコまれる

orz←今ココ

いつかこうなるとは思っていたがなんでこのタイミングでなー……俺の運とタイミングの悪さはこの際どうでもいい。
これ相撲だけの問題じゃねえよな、正直。新弟子の陰惨なお話は他のスポーツでもよく聞く。だいたい聞いたスポーツの全てが衰退気味のスポーツなんだが当たり前か、スポーツとは関係ない練習以下の事に命賭けたくねえし、ある程度賢い人間なら嬉々として行う先輩の姿を見て見限る。見限られた先輩は己の馬鹿さに気付かずに辞めた後輩を罵り同じ事を繰り返す。そんなんじゃあまともな新人育たねえよ。新人の枯渇=ジャンルの未来の崩壊だろうに。

more

仮面ライダーX 第○○話 恐怖! 寺院に忍ぶ魔女の影

 クラスはアサシン、名は佐々木小次郎と意味づけられたサーヴァントの役割は主の本拠の門を守る事。今日も一人、侵入者が石段の下に現れた。侵入者はバイクに乗ってこちらを伺っている。侵入者はやけにゴテゴテと飾りをつけたバイクに乗っていた。フロントの両脇についた二つのスクリューにはどんな意味があるのだろうか。
 石段はバイクでは登れない、そう小次郎も決め付けていた。だが、侵入者は石段をまるで平地を走るがごときスピードで駆け上がってくる。坂としてみても、この柳堂寺の階段は急だと言うのにだ。バイクはすぐに山門の直前にさしかかる、小次郎の愛刀の鞘が地面に落ちた。
 不可視であり、不可避であるという都合の良すぎる魔剣燕返し。三重の刃が疾走するバイクに向け放たれた。一つ目の刃はバイクの前輪、二つ目の刃は運転手の両腕、三つ目の刃は運転手の首。それぞれが受け側にとって致命傷である部位。己が剣技の集大成を放った小次郎が、皮肉げに笑った。
「さて。バイクという乗り物が、飛ぶ物だとは知らなんだ」
 バイクは直前で宙に飛んでいた。高速のバイクと小次郎の狙いのズレが生んだ不可避の歪み、歪みを山門ごと飛び越えたバイクは柳堂寺の境内に着地した。

「なるほど、確かに妙な雰囲気だな」
 己の愛車であるクルーザーから降り、神啓介は境内を一望する。いっけんなんの変哲も無いそこそこ大きな寺院。しかし、人の気配が無さ過ぎる。聞いた話ではこの寺には何人もの修行僧と住職の家族が住んでいるというに。そして山門に居た謎の侍。なんとかまく事ができたが、恐ろしいまでの剣の冴えだった。まともに対峙していたらどうなっていたか。あれほどのつわものが門を守っていたのだ、やはりここには何かが有る。
 カタカタ、カタカタ……
「ん!?」
 物音に啓介が気付いたときには、既に囲まれていた。大きな牙を顔面に備えた白骨の兵士達が周りを取り囲んでいる。手にはそれぞれ大刀を携えていた。
「貴様ら、何者だ!?」
 白骨の兵士は答えようともせず襲い掛かってくる、啓介は逃げずに真正面から彼らを迎え撃った。恐ろしい外見をしているが、実力は所詮人より少し上。啓介は素手でどんどんと彼らを打ち砕いていく。最後の一匹を打ち倒した瞬間、巨大なレーザーが啓介を飲み込んだ。
「まったく、ここまで突破してくるから何者かと思えば、サーヴァントじゃないじゃない。てっきりバイクであんな突破の仕方をするからライダーかと思ったのに」
 焼け焦げた啓介を、フードを目深に被った女性が見下ろす。威厳や風格に言い草からして、この女がここの指揮官に違いない。しかもライダーに対して警戒している、やはりここは奴らの基地だったのだ。
「いや、お前の見立ては間違っていない」
 啓介は一瞬で飛び起き、間合いを取る。女は少し驚いていた。
「俺は間違いなくライダーだからな」
「……なに言ってるの? ウソも大概にしなさい、今回のライダーが女である事は私自身の目で確認してるわよ」
「そちらこそ見え見えの嘘を。俺以外に四人先輩のライダーがいるがみんな男だ。女のライダーなんているものか」
 ワザとらしい嘘でこちらを混乱させようとする。こんな稚拙な策しか立てられない司令官を使うとは、GODもヤキが回ったものだ。
「貴様に本物のライダーを見せてやる。セターップ!」
 セタップの掛け声と同時に、啓介の体を銀色のスーツが包む。ベルトに備え付けられたレッドアイザーとパーフェクターを取り外し、それぞれ両手で掲げる。右手に掲げたレッドアイザーはXマスクの素体に、左手に掲げたパーフェクターを口蓋に取り付けることで変身は完全となる。仮面ライダーXへの。
 仮面ライダーX。暗黒組織GODが作り出した、ギリシャ神話の神々を模した神話怪人軍団と戦う銀色の仮面ライダーだ。
「行くぞGOD神話怪人魔女メディア!」
「なんで私の真名知ってるの!? って、何よこの展開はー!!」
 ベルトから万能スティックライドルを引き抜き、怪人メディアと対峙するXライダー。彼はまだ知らない、彼がつかんだ柳堂寺にGODの影有りと言う情報自体が、GODがしくんだ罠であると言う事を――
「ちょっと! 私はどうなるのよ!?」
 とりあえず頑張れ、怪人メディア。

そして数日後――

more

挑め、外なる神々に

「金髪・ぐーたら・スタイル抜群・寝る事大好き・自由奔放……」
「それは某アイドルの事か? それとも某妖怪の事か?」
「いや、両者の特徴だけ書き出すと区別がつかないなって」
「だが両者には徹底的な違いがあるが」
「そうだな。アイドルは少女臭、妖怪の方は加齢しゅ(ブツ
「おい、どうした!! マジか!? マジで神隠しされたか!?」
いやー本気でこんなタイミングで電話切れたんで管理者がスキマに飲み込まれたのかと。最も俺たちをスキマに吸い込んだところで、若返るわけでは(ヒュボ!

というわけで、東方風神録感想。俺たちをどうにかしようとも第二・第三の正直者が必ずお前の年齢を(ヒュボッ!

more

近世百鬼夜行~十~

「みんな、逃げるよー! 出遅れたら、普通に置いてくからね」
 社長の先導を受け、用意された車に被災者ボランティア問わずどんどんと乗り込んでいく。連絡を受け作業を投げ出してきた現場監督を筆頭とした社長の部下や、有志である消防署長らが誘導を手伝っていた。
「社長、あっちで遺族の何人かがゴネてる。遺体も連れて行きたいと」
「死者を気にするヒマはない! ガタイのイイ連中で無理やりにでも引っ張って来な。恨み言言われたら、私の命令である事を強調していいよッ!」
「わかりました。ガンコもののツラでやって来ますよ、社長の名は絶対出しませんがね!」
「この忠節モノ! それが終わったらこっちも退くよ」
「了解でさあ!!」
 監督は指示通りの連中をかき集め、指示通りに動く。入れ替わりに署長が社長の方へ寄ってくる。
「第一陣の用意が出来た。順次発車させるぞ」
「間に合ったねい。これなら、火が来る前に逃げられそうだね」
「ああ。十分に間に合うぞ」
 社長が下した決断は逃亡だった。消せない上にワケのわからないもの相手なら無駄な抵抗をせずにさっさと逃げる、被害を最小限に抑えられる実に思い切りの良い決断だった。
「なあに署長さん達が協力してくれたからさ。余所者の私だけじゃ絶対ここまでスムーズに動かせなかっただろうね」
 地元民の説得や安全なルートの確保等は署長が一手に引き受けてくれた。彼の協力がなければ、もっと手間取っていたに違いない。
 社長は懐から携帯を取り出すと、カメラレンズをゆっくりと炎の方へ向けた。
「何をしている」
「カメラは用意できなかったからね。こうやって証拠を取っているのさ、あとでグタグタ言う連中もコレを見れば黙るだろうからね」
 もはや講堂は異質の怪物と化していた。黒い炎に覆い尽くされ、触手のようにそこらじゅうがうねっている。延焼もどんどんと広がっていき、もはや講堂の周りの一帯全てが怪物になりかけている。社長達が居る場所も数分後には捕食範囲に入るだろう。
「この街で生まれ育ってきた者として、言ってはならないセリフなのだが」
 署長が悲しげに、忌々しげに、様々な感情を入り混じらせた表情でようやく言葉を続ける。
「我が故郷は死んだ……ッ!」

more