コミケ97 新刊『アメコミカタツキ~童夢残留~』 告知

 今年年末、12月28日~31日の4日体制で開催されるコミックマーケット97

 当サークル肉雑炊は、29日(二日目 日曜日)に参加します。
 スペースナンバーは以下の通りになっております。

日曜日 西ホール ほ―38b(TYPE-MOONスペース)

 

 今回の新刊ですが、タイトルは『アメコミカタツキ~童夢残留~』。
 内容は空の境界×バットマンのクロスオーバーです。

アメコミカタツキ~童夢残留~ あらすじ

 日本に出現したポイズン・アイビーやベインらフリークス、ゴッサムに出現した巫条霧絵や白純里緒ら起源覚醒者。投獄、死亡、日常への帰還を果たした彼らがなぜ見知らぬ土地にいるのか。同時期に行方不明となった黒桐幹也を追う両儀式。いつもとは毛色の違う事件に翻弄されるバットマン。やがて二つの事件は、ジョーカーという一人の狂人の元に収束する。古びたレッドフードの衣装をまとうジョーカーの謎と罠が、式とバットマンに襲いかかる。

 

 タイトルと内容を聞き、思い当たった方もいるかもしれません。
 この童夢残留は2010年の冬コミで頒布し、現在完売状態にあるアメコミカタツキに収録された作品です。

 今回の童夢残留は、この2010年バージョンを大幅に修正した作品となっております。
 映画ジョーカーの公開に、FGOによる空の境界の認知度の拡大。
 一度、完売をフォローする形での修正と頒布もやっておきたかったので、今回はこういう形になりました。
 まあ、この作品のジョーカーのイメージ、映画ジョーカーというか、CV青野武のジョーカー寄りですが。
 修正部分は、誤字脱字や文章の修正や書式の見直しと言った部分が主で、内容に大きな変化はありません。
 サンプルとして、それぞれの本文1P目をあげてみます。


※アメコミカタツキ(2010年)収録バージョン


※アメコミカタツキ~童夢残留~収録バージョン

 クリックして拡大するとよく分かると思いますが、書式と文章、共に大きく変わっております。
 旧バージョンが文字数を詰め込む仕様ならば、新バージョンは見やすさを考えたバージョンですね。

 文章に関しましては……9年前の俺、もうちょっと頑張ってほしかったなあと! 
 何をやりたいのかはわかるけど、それをするに足りない部分もわかる。伏線や展開の組み方にも穴があって、修正中、4回ぐらい泣きそうになりました。とにかく、それぐらい修正してあります。こうして未熟さに泣きそうになるのは、ある意味、9年間の成長の証なのでしょう。そう、思いたい。

 旧アメコミカタツキ(以下旧)と今回の童夢残留(以下新)の違いは、ざっと以下の通りになっております。

・文章、書式など仕様面の大幅修正。
・内容は大筋変わらないものの、不自然な点の修正や僅かなネタの追加はアリ。
・旧と新の表紙は同じ。ただし、旧はカラーで新は一色刷り。
・挿絵は当時そのままで新にも収録。
・旧収録のデッドプール×Fateのぶらり冬木旅は、新に本文挿絵共に未収録。
・旧にあったデッドプールとライダー(メドゥーサ)の裏表紙は新にて削除。
 ただしこちらはポストカード化して当日のオマケとする予定あり
・価格の大幅な見直し。旧は1000円だったが、新は500円以下を予定。

 ゲームで言うなら、最新パッチが適用されたベスト版といったところですね。
 価格の正式な設定や当日持ち込む既刊やオマケなどは検討中ですので、続報をお待ち下さい。

 

日々雑談~6714~

 映画のバットマンシリーズや映画ジョーカーを見ていると、ゴッサム・シティはもうまるごと核兵器でふっ飛ばしたほうが……という禁断の考えもよぎるけど、そういう強硬策へのカウンターは、このタイプの危機感兼抑止力よ。グリーン・ランタン(ハル・ジョーダン)のホームタウンのコーストシティは700万の市民ごと一度根こそぎ吹き飛んでるし、ゴッサムの近所でナイトウィングのホームタウンだったブルードヘイブンも人間爆弾ケモのせいで壊滅。DCコミックスの舞台は架空の都市が多いだけあって、潰すとなるとほんと遠慮がねえな。

 ゴッサムには希望もあり、絶望もある。バットマンのファンもいれば、実在を疑っている人もいる。ジョーカーが街を壊しかける時もあれば、あっさり撃ち殺されそうになる時もある。数々のライターが己の解釈や物語を注ぎ込んで出来たのが、ゴッサム・シティやメトロポリスのような架空の都市。キャラクターも含め、数々の人間の意思が集まったことによる懐の広さや多様性が、アメコミの強みよ。

 多様性があるということは、見方によってその形はいろいろ変わるし、当然意見も色々出てくる。だからまあ、解釈違いや意見の相違に対して、前のめりでぶつかるのではなく、まずはその意見を冷静に見てみよう。一歩退いて全体像を見ることで、すっと飲み込めるようになるかも知れない。なんかやけに真面目な着地点になったけど、そういうこったね。

日々雑談~3478~

 他のメディアでやったら、毒が目立つ展開もさらりとぶち込んでくる。それが、レゴワールド。それが、レゴDCスーパーヴィランズ。レゴはアニメもゲームも、「レゴだから年齢層に合わせよう!」と同時に「レゴでヤバい展開を中和しよう!」にもめっちゃ力を割いてるからね。そういや、ナイトウィングにレッドフードにレッドロビンが別にいるから、このロビンはおそらくダミアンなんだよな。バットマンが信じられてないことが、よけい重いよ!w

日々雑談~3449~

 あ。これ読みたいと思いたち、外に出ることもなく衝動的に買えるのは電子書籍の強み。買うのが難しい洋書だと更に。
 収録されているのはBATMAN/ALIENS #1-2, BATMAN/ALIENS II #1-3, SUPERMAN/BATMAN VS. ALIENS/PREDATOR #1-2, WILDC.A.T.S/ALIENS #1.となり、メインは表紙の通りバットマンとエイリアンですね。BATMAN/ALIENSはジャングルの古代遺跡を舞台にした物語、BATMAN/ALIENS IIはかつてゴッサム・シティに密かに持ち込まれていたエイリアンの卵が孵化する物語。前者はエイリアン寄りの世界観で、後者はバットマン寄りの世界観。エイリアン的世界観から見たら銃をもたないバットマンは信じられない存在だし、凶悪なエイリアンもジョーカーやトゥーフェイスから見たら派手な新顔でしか無い。時系列として数年の間を置いた直接の続編でありながら、物語の掘り方が一変しているのは面白い。

 上記ツイートだとスーパーマン超強いと言っているんだけど、SUPERMAN/BATMAN VS. ALIENS/PREDATORの頃にはバットマンも度重なる戦いの結果対エイリアンや対プレデターに慣れてきたのか、ところどころあっさりあしらっているんだよな。やっぱバットマンも、ハンパねえわ。

日々雑談~3442~

 もうそろそろ、PS4のスパイダーマンの発売日かー。とりあえず、買うしかねえわなあ。据え置きのスパイダーマンゲーは、PSの頃から出来る限り追いかけてきたから、そりゃあ買うさ。

 しかし、一回、スパイダーマンゲーのプレイ経験や概要はざっとまとめておいたほうがいいのかもしれんなあ……いや、これ実際、マーベルの関係者も語っていたと思うのですが、PS4のスパイダーマンはバットマン:アーカムシリーズを大いに参考にしているとか。でも、個人的にはここに、バットマン:アーカムシリーズもスパイダーマンの(ゲームの)影響を受けているっていうのもプラスしていいと思うんですよ。

 3Dアクションとしてはスパイダーマンの方が先に行っていたし、ステルスゲーとしての要素を先に取り入れたのもスパイダーマンのはずです。PSで出たスパイダーマンの時点で、天井や壁に張り付いて銀行強盗を仕留めていくステージがありましたし。アーカム以前のバットマンゲーは、敵を真正面から倒していくアクションゲーが殆どだったと記憶しております。サンソフトのバットマンや、コトブキシステムのバットマン:ダークトゥモローとかね。

 個人的な見解としては、バットマンとスパイダーマンのゲームは、お互いに影響を受けて高めあったのではないかと。つーか、スパイダーマンも、一回完成しかけていたアクションのシステムを、ほぼ1から見直しているんですよね。見直している間にアーカムシリーズが流行って、アーカムを参考にしたアクションが差し込まれた感じ。この辺りを見直すにも、まずは自分の記憶をまとめないとな……流石に、うろ覚えなところも多いわけで。

 スパイダーマンがアクションのシステムを見直した理由? いやだって、当時敵相手へのセーフティーとかそういうのまったく考えられてなかったから、人を容易くビルから突き落とせたし……地上の犯罪者を捕まえて上まで持ってきて、ビルの屋上からウェブスローでNYのどこまで飛ばせるか挑戦できたし……パニッシャーよりヒデえや!