X-MEN:フューチャー&パスト スタッフロール後のアレについて

X-MEN:フューチャー&パストを観てきました。今までのX―MEN映画の集大成にして、新たなステージへと繋がるターニングポイントでもあり。今まで追ってきた事もあり、満足度は高いですね、やはり。
そして、もはやお馴染みとなったスタッフロール後のサプライズ。というわけで、知っている人はおおっ!?となるものの、知らない場合はちょっと理解に困る、最後のサプライズに関しての解説です。現状、半分推測や希望も入っていますが、その辺は見逃していただければ。
当然、この先はネタバレです。あと最後にちょっとだけ、身も蓋もない感想を一つ。

 

 

エジプトらしき砂丘にて崇められる、一人のミュータントらしき細面の人物。顔色は青、一人でピラミッドを組み上げる強大な力。付き従うのは、四人の謎の騎士。
体格だけは見慣れぬ姿なものの、エジプト、強大な力、青い肌、四人の騎士。残りのこれら全ての要素を持ち、X―MEN最大の敵としての顔も持つ者と言えば……。
“ファースト・ワン” アポカリプス!

魔人アポカリプス

X-MEN VS. STREET FIGHTERにて、格闘ゲームの常識を超えた巨体でプレイヤーの前に立ちふさがったG秋葉の元ネタあのミュータント!
VSシリーズでは時代とともにメカ豪鬼やオンスロートやギャラクタスの後塵を拝すようになった彼ですが、その巨大化の理屈である“自らの原子構造変換能力”は実にチート。原子から身体を組み替えることにより、変形や巨大化、なんでもこなし、例え女子供でもアポカリプスにとってはあり得る姿。
そして身体能力も超一流。スピードは一説に時速800キロ。パワーはX―MEN比率で言うならジャガーノートと互角、Marvelユニバースを見渡すならばハルク並。知識戦略共に優れた頭脳、強者にありがちな戦いの美学に拘る面はあるものの、美学に殉じようとする姿勢は高いカリスマ性に直結と弱点すら華にする恐ろしさ。

アポカリプスVSハルク

古代エジプトで生まれ能力に覚醒した、人類史上最も初期のミュータントの一人であり、適者生存の名の元に各地で戦争を起こすことにより、先人に戦神と呼ばれた男。寿命は不老同然な上、更にはレア技能の一つであるテレポートまで所持。
時代が一つでも狂えば、世界を支配していたであろう巨悪、アポカリプス。今後の展開においてここまで強烈な敵は、多数のキャラを抱えるX―MENと言えども数人いるかどうか。まさに、満を持しての登場です。
そして話的に、次回作の展開的に面白くなりそうなのがアポカリプス配下のフォーホースメン、黙示録の四騎士の存在かと。

ある時の四騎士

メンバーは、フェミン、ウォー、ペスティレンス、デスの四人。この災厄の名を冠する四人はそれぞれ個々として存在するのではなく、あくまで称号。アポカリプスに魅入られてしまった者が名乗る名であり、メンバーは流動的。そしてその称号を名乗った者は、既に映画X―MENにも多数存在。例えばデスならば、エンジェル、ガンビット、そしてウルヴァリン。誰が転んでも、話が膨らむメンツです。

デス(ウルヴァリン)

既存キャラだけでなく、日本人ミュータントのサンファイア(称号はフェミン)のような映画に未出演な有名キャラも名乗っていた時期があるので、可能性は無限。ぶっちゃけ、元ネタにこだわらないまま誰を選んでもOKな雰囲気も。制作側のさじ加減に期待大です。
まあ、絶対映画X―MENに出ないであろう、フォーホースメン経験者も一人居ますが。フォーホースメン史上最強と目されるこのウォーは、きっと出れまい……。

ウォー(ハルク)

DCコミックスで、定期的に行われているクライシス。大事件により事件や歴史が歪み、新たな物語が始まる一種のアメコミ名物。
出版社違いますけど、フューチャー&パストはX―MEN映画のクライシスその物かと。こうも綺麗なクライシスが例として日本でも今後使えるのは、なんとも幸いで。