日々雑談~2271~

 そんなこんなで、クリスマスらしい作品を電子書籍で改めて購入。思い立ったらすぐ買える上に場所を取らない点は、電子書籍はホント便利。イブのタイミングかつ紙媒体でゲットしようとしたら、最短でも2~3日は見込まないと無理。計画的な衝動買いは難しいねえ。

 いやいや、確かに放射能サンタというキーワードを出しましたが、ライターはガース・エニス(代表作:ヒットマン ザ・ボーイズ)じゃないですよ? そりゃあ、狂気を飼いならしつつ、綺麗な形で纏められるライターは中々いないですけど。

 そんなThe Last Christmasのライターは、ジェリー・ダガン(代表作:デッドプール)です。このThe Last Christmasの評価から、デッドプール担当ライターへの抜擢に繋がったとも言えるので、ある意味記念碑的な作品でもあり。

 うむ、俺はきっと、こういう真面目に不真面目な世界観を貫けるタイプの作家が好きなんだな! ならばよし!

日々雑談~2303~

SIXPACK AND DOGWELDER: HARD-TRAVELIN’ HEROZ #6

SIXPACK AND DOGWELDER HARD-TRAVELIN’ HEROZ #6

 犬を溶接する。犬溶接マンの能力はそれだけであった。だが犬を溶接することで、救われる星と生命がある。空前絶後の犬溶接が宇宙をも震わし、彼は伝説となる――

 本日発売(配信開始)された、セクションエイトの仲間たちの旅路を描くシックスパック&犬溶接マンのシリーズ最終話。ゴッサムから始まり、エジプトやNASA、最終的には宇宙にまで到達した彼らの旅の終焉とは。さっき読んだばかりなのですが、これはまるで作者であるガース・エニスの原液のような話。字面だけでも面白い馬鹿らしさを磨き上げ、馬鹿らしさとは相反しているように見える、ほろ苦さも内包。笑い転げつつも泣けるストーリの、強烈な読後感。ああ、濃厚なガース・エニスだ。普通のヒーローへの冷めた目線も、世間一般に流通する本にこんなシーン入れて大丈夫なんですか!?という危うさも、全部ひっくるめてガース・エニスだ。

 今日は凄いものを、読んでしまった。あまりに凄さに頭が働かないので、詳しい話はまた、別の機会に。すごい。ほんと、すごい(語彙消失