ぞんびぐらしな作品紹介~その1~
今季期待のゆるふわ系日常アニメがっこうぐらし!がついに放映されましたね! いやもうどうなるか、わっくわくのドッキドキ。自分は未放映地域なのでネット配信待ちですが、是非とも本編を見つつ、客席も見るような感じで観たいですね! なんか管理者が「脚本陣のエクスペンダブルズっぷりな集まり具合がネタバレすぎる!」と言ってましたが、きっと彼、疲れているんですよ……。
というわけで、前置きとはあまり関係ないですが、がっこうぐらし!放映に合わせまして、これから週イチでゾンビもの……ゾンビものかなあ!?という作品について、毎週このタイミングで紹介していこうかと。多分厳密にはコレ違うよね?という作品も、つーか第一回目からしてそんな感じなのですが、こまけえこたぁいいんだよ!精神で、幅広く、そして変化球を混ぜつつやっていきます。ゲーム、漫画、アニメ、映画……幅広く!
マーベルユニバースVSザ・パニッシャー(Marvel Universe vs. The Punisher)
早速一発目から、ゾンビものかどうか怪しい作品です。やはりウチの変化球といえば、海外コミックス。この作品に出てくるのは、ゾンビというより食人鬼。ウィルスに感染した瞬間、生者のまま食人衝動に駆られ理性を失っていく。体中に妙な刺青や人骨のアクセサリーをつけているものの、腐敗はなく死体でもなく。普通に首を切れば死にますし、心臓を撃てばお亡くなりになります。その後、頭だけで動いたり、むっくり起き上がったり出来るのは、あらかじめそういう能力を持っている場合のみです。人々が「ミート! ミート!」と叫びつつ襲い喰らい現代社会が破滅していく光景はゾンビものなのですが、腐敗やゾンビ自体の登場を問われると、少し厳しいかもしれません。先ほど言った通り、こまけえこたぁ(以下略
犯罪者を狩るパニッシャーの標的、それはニューヨーク中のヒーローとヴィラン。ヒーローが自分の家族を殺したのではない、ヴィランが犯罪を犯したのではない。ヒーローは無数の家族を殺し、ヴィランは既に法の枠を超えている。肉を求め、NYに取り残された人々を喰らい続けている彼らを、処刑しなければならない。
全超人VSパニッシャーのパニシャー・キルズ・マーベルユニバースとも、マーベルヒーローゾンビ化なマーベルゾンビーズとも違う本作。ただの人でしか無い男が、地獄以上のNYで食人鬼を狩り続けていく。既に世界は末期であり、アイアンマンもキャプテン・アメリカもマイティ・ソーももう居ない。孤軍奮闘という言葉がこれほど相応しい作品もなく。
そして、そんな日常を続けるパニッシャーの元に訪れる、感染して狂っているしむしろ殺したはずのデッドプール、そして人を食い尽くし僅かな正気を取り戻したスパイダーマン。二人の来訪が、パニッシャーを更なる死地へと向かわせる。敵は食欲の一点において無数のヒーローとヴィランを配下にしたキングピン。キングピンの元にあるスパイダーマンの願いとは、そしてこの騒動の真実。原初の罪は、誰の元にあるのか。
ライターはジョナサン・マベリー。ホラー界の重鎮でありベストセラー作家、優れたホラー小説やダークファンタジーを対象としたブラム・ストーカー賞の受賞やノミネートも数多い方です。そんな重鎮が描いた残酷な世界は、目を背けたくなりつつも離せないものがあり。実際自分も「マーベルゾンビーズ結構売れてるみたいですし、こっちも邦訳出したらウケるんじゃないッスかねー」と、以前がっこうぐらし!原作者の海法先生に酒の席で……まあ、これは置いておくとして。
そして2011年、ジョナサン・マベリーはこの狂ったマーベルユニバースを描いた作品にて、ブラム・ストーカー賞にノミネート。だがその作品は、次作。時計の針は巻き戻り、感染初期。壊れ始めた世界にて、爪の男は生きるための戦いを続ける! そして更にそれより少し先、何故ヒーロー達の間にこうも感染が広がってしまったのか……!? マーベルユニバースVSシリーズ、それは三部作!
というわけで、本日はここまでで。実はこの作品と三部作は以前紹介しておりまして、待ちきれない方はネタバレ全開ですがこちらとこちらをどうぞ。そもそも、気が変わって来週別の作品を取り上げるよ!という展開もありえますので。いやまあ、流石に無いようには努力しますけど! とりあえず、暫くの間、お付き合いよろしくお願いします。これから先ちょっと忙しいし、まずはペース保てるよう努力せんとな……。