犬溶接マンの現在(かいつまんで)
片付けやメール返答などしつつ昨晩のメガネっ娘居酒屋実況TLを遡って拝見していたのだけれど、アメコミ話題の際我々がさも知ってて当然みたいな勢いで犬溶接マンの話してた辺りで、『犬を……溶接……?』『ヒーローが犬を…溶接する…?』と客席が一斉に動揺してたのを確認できて正直すまんかったw
— 磨伸映一郎@氷室の天地10巻発売中! (@eiitirou) 2017年10月2日
犬溶接マンは犬を溶接するマンである。
もちろんヒーロー。
犬溶接マンは「窓から物を投げ捨てるマン」とか「酔って酒瓶で殴るマン」とか「フランス人マン」などの頼れる仲間とともに悪と戦うぞ!
詳しい事はたぶん藤井先生が説明してくれる!(無責任 pic.twitter.com/GNSOJfTCY0— 磨伸映一郎@氷室の天地10巻発売中! (@eiitirou) 2017年10月2日
いや、自分ってメガネっ娘居酒屋初登板なわけでして、軽く色々自己紹介する必要があったわけですよ。カオチャやDies iraeのノベライズを担当したこと、そしてアメコミ関係でやってきたこと。その過程で、ありふれたキャラ、例えばアイアンマンやバットマンを紹介するように、さらっと犬溶接マン(Dogwelder)の話をしたわけですよ! なんという、ドッグウェルダーなことに!
うん……俺、犬溶接マンがメジャーなヒーローだと勘違いしてたんだ……客席の「え!?」ってリアクションを見て、色々正気に戻ったんだ……。画像も一切用意せずに、ぶっこむネタじゃないと!
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2017年10月2日
人間、あんまりに篭っていると、自分の常識が世間からズレていくというサンプル状態に! というわけで、流れ的にツイッターでつらつらと犬溶接マンの話を語ることになりました。
最近の犬溶接マンは、色々かいつまんで説明すると、宇宙を救いました。犬を溶接することで、救われる宇宙もある。 pic.twitter.com/djGpunkRty
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2017年10月2日
最初コレで済ませようかと思ったものの、流石にかいつまみすぎなので、連投ツイート。
記録として、ここに残しておきます。初めての人向けに、犬を溶接するという基本設定からやってます。
……次何かあったら、犬溶接マンの日本総本家な海法さんに投げよう(むせきにんパス
犬溶接マンというのは、酒瓶で相手の頭を殴るという恐ろしい能力を持つヒーロー、シックスパックが率いるセクション・エイトというチームのヒーローです。詳しくは、こちらの纏めをどうぞ。https://t.co/LZHj1QZ7v4
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2017年10月2日
彼らの激闘エピソードは、日本で丸々シリーズが翻訳された『ヒットマン』に掲載されています。翻訳担当は、Dogwelderを犬溶接マンと訳した男こと海法紀光さんです。ハードボイルドでイカした作中の会話や単語を、見事に訳されております。https://t.co/j24hdUDzVk
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2017年10月2日
彼らの激闘エピソードは、日本で丸々シリーズが翻訳された『ヒットマン』に掲載されています。翻訳担当は、Dogwelderを犬溶接マンと訳した男こと海法紀光さんです。ハードボイルドでイカした作中の会話や単語を、見事に訳されております。https://t.co/j24hdUDzVk
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2017年10月2日
犬溶接マンの姿が若干変わっていますが、彼はヒットマンの犬溶接マン(以後先代)の後を継いでしまった、新犬溶接マンとなります。正体不明、謎の存在だった先代と違い、彼は犬溶接マンになる前の姿も、犬溶接マンになってしまった瞬間もハッキリとしております。
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2017年10月2日
職もあり家族もある男が、犬溶接マンになってしまうという悲劇。考えても見てください、貴方の一番大事な人が、いきなり家に死んだ犬と溶接機を持って、帰ってくる姿を! うん、ごめん。忘れていいや。
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2017年10月2日
そんなセクション・エイトの戦いが終わり、これまたしばらく後、新シリーズSIXPACK AND DOGWELDERが開始しました。シックスパックと共に、犬溶接マンも主人公化。これでもう、スーパーマンやバットマンと同格だ! pic.twitter.com/fjoqvFvxYS
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2017年10月2日
主人公になったことで、犬溶接マンの設定も掘り下げられ、新たな能力もゲットしました。今まで、一言も喋らず黙々と犬を溶接するだけだった犬溶接マンが、なんと犬の死体を介することで、喋れるように! 意思疎通が出来るだなんて、超絶強化だ!
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2017年10月2日
そして、犬溶接マンという存在の真実も明らかに。犬溶接マンは、先代と新犬溶接マンだけではなかった。彼らは、神話の時代から脈々と代を重ねる存在だったのだ。人類史の裏には、必ず犬を溶接する男が居たのだ。 pic.twitter.com/uxLRFyePxP
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2017年10月2日
犬溶接マンの歴史は、始祖犬溶接マンが、神々の依頼により人面だったアヌビスに犬を溶接したことから始まった。そしてアヌビスにかけられた「犬を溶接することしか出来ない」呪いは始祖が死んでも続き、犬溶接バイキング、犬溶接侍と、時代と共に宿主を変え、現代まで生き続けていたのだった! pic.twitter.com/BSs5mT1c4v
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2017年10月2日
先代犬溶接マンの魂に、死んだ犬を二匹使った会話で真実を授かった犬溶接マン。全てを知った彼は、銀河最大の犬溶接に挑むこととなる。その目線の先にあるのは、不気味な光を放つ、おおいぬ座の恒星シリウス――!
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2017年10月2日
というわけで、犬溶接マンの基本設定+近年のハイライトでした。犬溶接マンは狂人なのか、ヒーローなのか。その結末は、果たして。個人的な考えを言わせてもらえるのなら……犬溶接マンがヒーローでなかったら、世の中のヒーローという人種は、片手で数えられるほども居ないと思います。 pic.twitter.com/O5wUtaoEBE
— 藤井三打 (@nikuzousui) 2017年10月2日
ヒットマンのライターであり犬溶接マンを作り書き続けた男でもあるガース・エニス。宗教関係者者の頭で花火大会なドラマ「プリーチャー」を始めとして、最近作品がドラマ化の波に乗ってるわけでして。
犬溶接マン実写化、可能性0じゃねえな……。https://t.co/FBo3pQnpo6— 藤井三打 (@nikuzousui) 2017年10月2日
以上です。ハッハッハ、メガネ系のイベントなのに、なんで別の方向への布教が進んでいるのかな、もう!
詳しい話に興味のある方は、電子書籍に挑むか専門店に頼むか、もしくはヒットマンを買って応援、そしてアンケートハガキ等に「続きが読みたいです!」と書いて送ってください。いや、そもそもヒットマンが熱意から始まってるので、熱意は思いもよらぬ原動力の源ですよ。