誰が殺したバイラス・ドーパント

翔太郎「入り組んだ謎、やりきれない痛み、悲しい結末。最初、ナスカに負けた時はどーも不安だったが、なんとか解決出来たか」
フィリップ「ベストではなく、ベターな解決だったけどね。ただ、この事件のベストな解決方法は思いつかない。つまり、現状ではベターが最上級なんだよ。翔太郎、ハーフボイルドらしさも見えたし、名誉挽回だね」

霧彦「精神体ドーパント、感染する悪意、貴重なサンプル。最初、Wに勝った時は汚名返上確実と思っていたのに」
若菜「クスッ……汚名挽回ですわね」
霧彦「!?」

 霧彦さん、スパロボや真マジンガーのあしゅら男爵みたいな扱いになってきた。毎日が汚名挽回。
 誰も救えず、誰も罰せなかったのか? それとも、僅かに救え、苛烈に罰したのか? ただし、どう解釈をしても、翔太郎はやるべきことはやった筈。スッキリしないけど面白かった、仮面ライダーW(ダブル)第12話感想。子供に今回の話が分かるか?と結構言われているけれども、意外と子供ってポイントは理解しているものよ。

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四輪VS二輪乗りのデスレース2009

亜樹子「う~鼻水止まんない。バカは風邪ひかないから、バカは高いところが好きにまで検索の範囲を広げるだなんて、さすがはフィリップくん。へっくし」
フィリップ「それほどでもないよ」
亜樹子「でもさあ、惜しいよねえ。今回の事件は、珍しく怖さの方向で面白い検索ワードが多いのに」
フィリップ「へえ」
亜樹子「幽霊カーを掘り下げれば、ホラー的なキーワードを探せるし、ウイルスってキーワードにはパニック映画的な要素が混じってる。珍しいよ、うちに持ち込まれるホラー風味の事件って。風邪なんて、冬ならいつでも引っかかりそうなキーワードじゃん。おしい、おしいねえ」

翔太郎「あ~き~こ~! お前、なんでだ、なんか俺に恨みでもあるんか!?」
亜樹子「いやあ、ゴメン、ゴメン。ついつい口が……」
フィリップ「なるほど、今回のウイルスは伝染力は低いから、パニック映画の切っ掛けにはならないのか。口直しに、幽霊カーについて検索して見よう。これは!? 翔太郎、首なしライダーって、僕たちの仲間なのかい? だったら、歴代ライダーの情報と照らし合わせて見るよ」
翔太郎「ちげーよ……どうすんだこれ、キーワードが連鎖して、終わりそうにねーぞ」
亜樹子「と、年明けまでに終わるかなあ?」

 仮面ライダーとは違うし、ましてやウルトラマンではない。えーと、えーと、そうだ! 怪奇大作戦だ! そんな感じでホラー風味な仮面ライダーW(ダブル)第11話感想。下半身が車の怪人や、車での轢き逃げが大好きな怪人は居たけど、まさか真面目に車VS仮面ライダーが行われる日が来るとは。

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扉全開のシャワーシーンに全く違和感を感じない

・状況も読まずに乱入して、雑魚に一撃くらう
・侵入者ごと義父に殺されかける
・Wにあしらわれる
・嫁に虐待される
・尻

霧彦「今週は散々だった。しかし、これ以上の屈辱は今後早々あるまい。園咲霧彦のサクセスストーリーは、まだまだこれからだ」
若菜「あら、お義兄様。まだまだ、下はありますよ。なんなら、やってみせてあげましょうか? えーと、確か須藤さんでしたよね?」
霧彦「ぐはぁ! きゅ、旧姓……!?」
琉兵衛「おやおや、どうしたのかね須藤君。油汗なんか出して」
ミック「にゃーん」
霧彦「ううっ……義父さまやミック君までもが、私を婿入り前の名で。おのれW。こうなったのも全部ディケイドWのせいだ!」

冴子(なんであの人、ミックに須藤呼ばわりされたのが分かるのかしら……)

 血は繋がってないが思い出は繋がっている翔太郎、血は繋がっているものの思い出がない亜樹子。鳴海壮吉を巡る、人間模様。
 軽い話と見せかけて、結構なターニングポイントだった仮面ライダーW(ダブル)第十話感想。最初、亜樹子と御当主様でちゅるやさんネタやろうと思ったら、2CHに大量にあったのでやめた。
例:「ねえねえ、アキコくん。サプライズってすごいお菓子だよね?」
  「推理です」
  「ざき~~ん」
 やっぱみんな考えつくよなー。

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この街の名士=全裸

亜樹子「ハードボイルド小説が経費でおちるわけないじゃない、バカー! そんなにハードボイルドが好きなら、ハードボイルドさんちの子になっちゃいなさい!」
翔太郎「ワケわかんねーよ! これはな、必要な資料なの。ハードボイルドを極める為に、必要なの!」
亜樹子「必要必要って言って、アンタずっとハーフボイルドじゃない。タメにならないものに経費は出せませ~ん」
翔太郎「うがー! 腹立つー!」

フィリップ「後先考えない買い物をした子供と、それを叱るお母さん。本当にハーフボイルドだねえ」

 領収書を切ろうとする主人公ライダーって多分ライダー史上初だよなあ。そもそも、普通経費請求する相手が居ない。猛士なら余程あやふやでも落としてくれそうだけど。
 ヒロイン大活躍!?、ホントにライダーにしては珍しい響きのあらすじ、仮面ライダーW(ダブル)第九話感想。余所で散々ネタにされているようなので、以下の感想、キーワード「メトロン星人」禁止。

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先生「え!? シンクロはダンスの踏み台!?」

翔太郎「あー……疲れた」
亜樹子「まったく、嫌な事件だったね」
翔太郎「弾吾に千鶴、両方ともに自分勝手だから起こった事件だったからな。どちらかが少しでもマトモなら、起こらなかった事件だ」
亜樹子「まあねえ。もっと早い段階で、心の内を話してればね」
翔太郎「なにより俺が疲れている理由はだ。今回、結構真面目に探偵として調査していたのに、件の二人以上に自由なヤツがオイシイとこ全部持っていっちまった」

フィリップ「驚邏大四凶殺? こんな非科学的なイベントが現代社会でおこなわれているのか。なんて奥が深いんだ、富士山は!」

 今回の事件のテーマって、ロクデナシの起こした事件を、人知を超えたロクデナシが解決するってテーマじゃないのか? 並の自分勝手を凌駕するのは、バカ負けするレベルの自分勝手さだとてっきり。
 ああ、今回脚本が三条さんじゃないのかと今更気が付いた、仮面ライダーW(ダブル)第八話感想。後半は平成ライダーのお約束尽くしだった……。

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