懐かしのはんぶんこキック
亜樹子「ライアードーパント、嘘つきドーパントねえ」
翔太郎「まったく、最低の野郎だったぜ」
亜樹子「ところでさ、『左翔太郎はハードボイルドだ』って嘘を翔太郎くんに吹き込んだらどうなるのかな?」
翔太郎「嘘じゃねーから! それ本当だから!」
フィリップ「それは面白い嘘だね。ひょっとしたら強烈な催眠効果で、本当に翔太郎がハードボイルドな行動を取れるようになるかもしれない」
翔太郎「俺ちょっと、ライアーに面会に行ってこようかな……」
亜樹子「でもねえ、所詮ベースは翔太郎くんでしょ? 結局何時も通りにハードボイルドを演じようとして、いつもどおり滑稽になるんじゃない?」
フィリップ「まあ、そっちの公算の方が高いね。安定と信頼のハーフボイルド」
翔太郎「……ちょっと海辺でギター弾いてくる」
「おい、知ってるか? 夢ってのはな、時々スッゲー熱くなって、時々スッゲー切なくなる、らしいぜ」
「夢っていうのは、呪いと同じなんだ。呪いを解くには夢を叶えるしかない。けど、途中で夢を挫折した者は一生呪われたまま……らしい」
ライダーで夢って言ったら、まず555のこのセリフなんですけど、やっぱ井上先生は台詞回し上手いなー。台詞回しだけじゃあ、何も始まらんけどな。録画失敗して一時はほんとどうしようかと思った、仮面ライダーW 24話感想。夢は時間を裏切らない……これはちょっと違うなw
もしもまだ、霧彦さんが存命だとしたら、俺達はニチアサタイムに寝取られドラマを見せられるところだったのか。寝取られ、略してNTR! 決して素人にはオススメ出来ないジャンルの一つだぜ。エロゲーでもAVでも。
全力全開で変態っぷりをアピールする井坂さん、それにときめく冴子さん。S気質のキャラの内面にはMの要素も隠れているというのは王道、エロゲーの。俺なんでよい子の友達かめんらいだーの感想でエロゲーって単語を連呼しているんだろうか。
三人(二人で一人+一人)揃い踏みでの変身だけど、ここまでしまらねーのは始めてだぜ! 一人仮装で一人女装、ついでに残りの一人も変装。カッコいいのに、カッコいいはずなのに。そして駄目出しされた所長も哀れの一言。えー、所長だって油断すると可愛く見える、株価変動型の上玉だぜ? 上がマチュピュチュ下がマリアナ海溝くらいの激しい変動域だけど。
うん。やはり所長に若菜姫は無理だな。
他人の夢を小馬鹿にする人間は死ねばいいと思うの。
結局のトコ、今回誰も夢を馬鹿にしてはいないんですよね。誰も下手と断念という言葉を直結させていない。下手だから辞めろ、才能無いから足を洗え。こういう言葉は誰も使っていない。夢を呪いに変えようとはしていない。
「どんな願いでも叶えてあげるよ~。詩集だって出したんだ。全然売れなかったけどネ」
「や、やめろぉ! あんな詩集だってなあ! 俺は一生懸命書いたんだよ!」
挫折した若者の涙の収拾という捻じれた趣味を持っているライアーも、このセリフを見る限り、彼自身もかつて挫折した若者だったんでしょうね。絶望や挫折の結果、他人の夢を馬鹿にし見下し始め、諦めた自分と同じところに引きずりこもうとする人間はリアルに存在します。怖!
とにかく、夢をテーマにした深い話でした。まだちょっと、心臓が痛いんだけどな。創作活動なんて、半分夢で出来ているような物……。
おまけ
元祖V3マッハキック貼っておきますね。
元祖マッハキック→村枝先生が漫画の表現を利して演出強化→特撮で村枝版マッハキック並みの演出をすることが可能に。この進化の流れは素晴らしい。
もしもライアードーパントが空飛ぶドーパントだったら、もっと凄まじい動きをWが見せてくれたのだろうか。でもそもそもWは、空中戦にあんま不自由してないので、その場合わざわざ照井さんを足場に使わないかw
なおV3には空を飛ぶ手段が上手く用意できなかったので、飛行能力完備のツバサ一族編は毎回試行錯誤の繰り返しでした。ビッグスカイパンチやビッグスカイキックを得て、マッハキックで完全な空中戦対策が練れたって感じですかね。マッハキック以後、重装甲がウリのヨロイ一族編に移ったけどな!