日々雑談~2392~

 作業に一区切りついたので、積んであったゴッド・オブ・ウォーを開始。神殺しのスパルタ人ことクレイトスが主人公のゴッド・オブ・ウォーシリーズ。その新た一歩となる一作。前シリーズの舞台はギリシャ神話で、新シリーズの舞台は北欧神話。ゼウスにポセイドンにハデスにヘラクレスと、ギリシャの神々や英雄も皆殺しにした男は、果たして極寒の地で何を成そうとするのか?

 いやー、ちょっと触ってビックリした。クレイトスさんが! すごく! 大人しい! すっげー……ちゃんと人の言う事聞いたり、報奨目当てとはいえ寄り道してるよ。ギリシャに居た頃は、他人の言う事は基本スルーだったし、復讐でもある神殺しに関わるコト以外は無視しての一直線だったのに。他人なんて、トラップの歯車を噛ませるための物体扱いだったじゃないですか!

 北欧に来て丸くなった理由の一つは、“息子”であるアトレウスの存在でしょう。不器用ながらも、彼の父として務めようとしているクレイトス。そんな優しさに繋がる思いを、ギリシャでの戦いの末に得た感情や年月が覆っていく。たくわえたヒゲに若干萎んだ身体、老いが前と変わったクレイトスを無理なく演出しているわ……。

 もっとも、いざ戦闘シーンになれば、荒々しいアクションとルール無用の残虐ファイトは建材。そりゃなあ、根っこたるここまで変わっちゃったら、流石にクレイトスさんも別人だよ!  新シリーズということで、操作性も視点もだいぶ変わってるんだけど、それでも楽しいってのは凄いわ。シリーズの過去作が大好きだった人間に、変化の後の新作も大好きと言わせるってとんでもないことですよ。