翔太郎「地下の秘密工場ね。ったく、風都の住人はおちおち出歩けねえな。何処に秘密の施設があるかわかったもんじゃない」
フィリップ「地下の工場も爆破されてしまったようだね。地下から謎の機械音がする都市伝説も、コレでおしまいだね」
翔太郎「まあ、地下の怪しい施設を一個潰せただけでも良かったってコトか。まったく、勝手に建物の下に変なモン作るなってな」

亜樹子「リボルギャリー格納庫もじゅーぶん、地下の秘密工場と同レベルだと思うけど。騒音も世間への秘密さも」（ボソッ）
フィリップ「大丈夫、防音設計は完璧さ」
亜樹子「そーいう問題じゃないから」

　ディケイドからＷに受け継がれた形式、前後二話で世界編終了or事件解決。俺、これ大好き。話に区切りがあった方が個々を理解しやすいし、間延びしないでスッキリする。第一話から見ていない人も、途中から入りやすいんじゃないでしょうか。
　第二タワー正直カッコ悪いよね（管理者談）な、仮面ライダーＷ（ダブル）第六話感想。それをいっちゃあ、おしめえよ。

　よかった、最悪の鬱エンドにはならなかった。ベスト、グッド、ノーマル、バッドで分けたら、根本的な解決を避けたノーマルエンドぐらいだけど、二話で終える話ならば上等。無理にベストに持って行こうとして、特撮要のバトル部分を削られても困るし。三話とか四話あればベストでもなんでももっていけるんだろうけどさ。公共事業とアノマロカリスで一ヶ月近く放映引っ張られても……。　
　嘘をバラそうとして、バラせない翔太郎。真実を告げるまではハードボイルドだけど、いざ告げるとなるとヘタって生卵に。ハーフボイルドって造語、本当に翔太郎のキャラを表しているわ。結構こういう気質の主人公キャラは多いんじゃないか。熱血でもなく冷酷でもない、ハーフなキャラ。こういうの、一昔前のアニメに多かった気がする。
　今回の話と言う小さな視点では間違ってんだけど、翔太郎のキャラ付けという大きな視点では、真実を言えなかったことは正解。分かりやすいハーフさよ。冷静なフィリップが翔太郎に加わらないと、ハードボイルドは貫きとおせないのようで。翔太郎一人じゃ、ハーフマイルドくらいかもな。
　嘘の代償、それは少女ではなく、嘘を突き通してしまったＷが払うべき責任。少女の夢も守ること。よかった、ホントいい意味での代償で。

　主人公とライバルキャラが初っ端からほぼ互角と言うのも珍しいな。てーか、霧彦さんがナスカメモリを使い始めたのは数日～数週間前、Ｗ初変身は一年前。ライダー側のほうが経験豊富というのも珍しい。経験を押し出せるライダーって、響鬼さんぐらいじゃないか？　カブトの天道は第一話デビュー戦の時点で玄人っぽかったけどな。
　というわけで、自身の能力をフル活用した上での、Ｗ捨て身の零距離射撃でナスカ撃墜。管理者がギャレンギャレンうるさいので、誰か黙らせてください。うるせーなー霧彦さんにはバリアはねえだろー。
　ナスカといわれてパッと鳥しか思い出せなかったけど、ナスカの地上絵は鳥だけじゃなくてシャチやイグアナみたいなのもあるんですよね。ナスカドーパントの伸び代は、ひょっとしてＷ並みなんじゃないか。きっと全力で敗れた後、撃破後全裸になってる。
　ナスカに太刀打ちできなかったクレイドール＜＜Ｗの公式が出来た妹もまずいけど、姉の冴子はもっとまずいのでは。Ｗの誕生＝冴子の失策。仮面ライダーの名前を聞いた時に、彼女すげえ忌々しそうにしていたし。若菜がラジオで仮面ライダーの話をしたのも、冴子への嫌がらせだったんじゃないでしょうか。父権はしっかりしているのに、ドロドロだね、園咲さん家は。

　実はＸライダーってあんま水中や水上で戦ってないんだぜ。下手をすると、昭和ライダーの中でも少ない側のライダー。
　それはともかく、巨大アロマノカリス戦は楽しかった。こういう巨大戦って男の子だよな。等身大同士の戦いはナスカでやったので、殺陣が物足りないなーってのはないし。今後に立ちはだかるであろう課題は、やはり予算か。電王もいつのまにか列車戦殆ど無くなったし、響鬼も等身大マカモウばかりになった。あの当時はウルトラマンメビウスがあったんで、正直仮面ライダーでそういう戦いを見る必要性を感じなかったけど。
　ルナトリガー、ヒートメタル、サイクロンジョーカー、これで全ての基本フォームが勢ぞろい。これに派生フォームを＋となると、強化形態いらないんじゃないかというくらいに充実している。全てを融合させた六色ライダーとか出るのかなあ。てんこもりだぜっ！

ミック「にゃー、にゃー、にゃーー」
（訳「ええぃ！　霧彦、もはや貴様には任せておけぬ！」）
　次回、Ｗ撮影現場１の人気者、猫のミック君参戦。スミロドン、ヌホー！
　って、またエラくリアルなドーパントも参戦するな！　コックローチ・ドーパント、地球の誕生から今まで、あんま姿形変わってない生物じゃね？