日々雑談~2234~

 レイトショーで超高速!参勤交代 リターンズを観て来ました。最初はスーサイド・スクワッドにしようと思っていたものの、レイトショーにしては早めで時間が合わなかったので断念。イメージ的に、夜中の似合うメンツの映画なんだけどなあ。それっぽく観えてR指定でなかったりと、意外性のある映画だ。

 超高速参勤交代での参勤から一ヶ月後、予算不足からゆるゆると帰路である交代の道を進んでいた湯長谷藩一行に振りかかる新たな災難! 国元での唐突な一揆! 前作の原因ともなった老中松平信祝の復権! 暗躍する尾張柳生の一団!
 再び走る時が来た、超高速参勤交代リターンズ、ここに開幕!

 前作が行きだったので、今回は帰りの話。前作は道中での苦難がメインでしたが、リターンズは帰る藩がないという危機的状況がメインです。帰るまでが参勤交代、ならば帰るところが無ければ参勤交代は終えられない。なるほど、その手があったか。

 やはり尾張柳生が出ているだけあって、今回めっちゃチャンバラがパワーアップしております。そりゃ柳生が出るんだもの、チャンバラやってナンボよ。一対一、室内戦、集団戦……めくるめく、ザ・チャンバラ。人気作かつファミリー向け映画で、ここまでチャンバラに力入れている作品もそうそうあるまい。なお、裏柳生めいている尾張柳生のメンツですが、ストーリー的に尾張柳生でないといかんところがあるので、あくまで尾張柳生です。幾つかの台詞を見るに、裏柳生と尾張柳生の混在柳生っぽいけどな。行動派の能吏である大岡忠相と合わせて、新キャラも前作続投組に負けない個性よ。

 前作のテイストを維持しつつも、前作とは違うものを目指した続編。笑いと多幸感は忘れない、超高速参勤交代リターンズ。時間が空いた際差し込むにはベリーナイスすぎる映画です。どんな状況でも、大多数の人が楽しめる映画って希少ですよ。