ネガタロス「……俺は!?」

矢車「輝ける過去と本人は思っているが、他人から見れば気恥ずかしすぎる漆黒の過去。ああ、滑稽だ。その滑稽さは俺達に通ずる物がある」
影山「ねえ兄貴、アレ、妹にしようよ」

草加「……ハッw」

浅倉「これ以上、それを得意顔で聞かせんな。イライラすんだよ!」

士「頼む鳴滝、お前の手駒の召還ライダーなら、こうやって上手く夏みかんの黒歴史をあしらえるだろ。召還してくれ……ないか、やはり」

 管理者が、士=ジャガーさん ユウスケ=ピヨ彦 夏海=ハマーで見るとしっくり来るって言ってたよ! 
 結構深刻なレベルで当てはまってしまう……死んだ魚のような目の主人公と冷めたツッコミの脇役は良いとして、あのレベルでうっとおしいヒロインはマズいだろ、常識的に。
 夏海の世界じゃなくて敏樹の世界、もといネガの世界のディケイド20話感想。さすが士のモデルだけあって、世界観の破壊には定評があるお人だ。

 まあほら、学生って退学が代表するような退廃的な言葉に憧れるじゃん。だからTGクラブなんて黒歴史の源みたいなのが生まれたんだろう。
「いやー先生も最近人生に疲れててさ」
 でも大人が言い出したら、TGクラブとかの顧問やってる状況じゃなくね? 病院だよゥッッッ!
 それにしても、辛かった。人の黒歴史を延々十五分、前半丸々見せ付けられるなんて。泣いて許しを請うたら勘弁してもらえるのかな、と視聴中真剣に考えていた。しかも夏海黒歴史進行中だし、嬉々として語っている事も含めて、数年後の黒歴史ですよ。
 まさかこれひょっとして、発想の元ネタはハルヒとかじゃないよな。井上先生にハルヒ書かせたら、マジこんな感じになりそうなんですけれども。多分、比喩でもなんでもなく、死人が出るな。

 いずれ全国の教科書に俺の名前が載るとか言ってる人間や、先週バケガニに乗って大はしゃぎだった人間に、ここはお前の世界だと言われたら逆に信じられなくなる。アレか、ここは数も世界の主導権もオルフェノク>>人類のパラダイスロストな世界か。パラダイスロストにオーガ&リュウガの劇場版ライダーといい、ココは本当に敏樹の世界なんじゃねえの。どのダークライダーも氏との縁が深いし。

 ディエンドはえー。召還能力使わなくても、オーガとダークカブトとリュウガをあしらうだなんて、なんてチートだよ。まあ、ダークカブトが素直にクロックアップしてたら積んでたけど。むしろ何故しなかった。
 ダークキバのデザインはやはり素晴らしい。ドラキュラを連想させるレトロな風情とキバ本来の持ち味のスタイリッシュさの融合がたまらん。そして音也の余裕綽々さが似合う似合う、それにしてもディケイドは龍騎がお気に入りだな。えっと三話連続出演?
「うわーーあ!? な、なんだよ、これ!?」
 ユウスケはもうなんかこの立ち位置でいい気がしてきた。

 何がしっくりこなかったって、展開の遅さがねえ。どの世界の話も初速マッハな作りだったのに、今回どうも平成ライダー本来ののんびりとした幕開けに。分かる、最初に平和な描写を打ち出して、後半一気に落とす。ジェットコースターみたいな作りにしようとしているのは良く分かる。でも、退屈なもんはしょうがない。ディケイドの作りは、パッパと話が進行してアクションシーンもふんだんな昭和ライダーに近い。スパンの長い話を組めると言う点では平成優位だけど、昭和の中に平成をポンと入れられたら、そりゃあ悪目立ちするわ。

 カードは全部台無しで、世界も胡散臭い。結局、士は何も得られなかったのか? 全ての答えは来週に。そして、そして、インディアンポーカーフォームorz 毎年毎年言うように、動いているのを見ればしっくりくるようになるのかなあ。電王も最初は散々言われてたし。でもやっぱコレは、難しいッ。
 ジェットコースターは山から一気に下った後が凄いので、そういう意味では来週に期待しています。

おまけ

 あれ? いくつか圧倒的に本編よりカッコよくね? 全く別物のキバとカブトがお気に入りです。