マーベル・アベンジャーズ事典発売記念放談

ふじい(以下F)「記念放談っつっても、新しいネタが入ったのにカコつけて、新たにネタを撒き散らそうってだけッスけどね」

サイレン(以下S)「いきなりぶっちゃけた!」

F「というわけで先日、マーベル・アベンジャーズ事典がめでたく発売されました。メジャー、マイナー関わらず、1Pで一人紹介するという方針の為、えらくマイナーなキャラのことも、じっくり解説してあります。キャプテン・アメリカとMr・イモータルも同じ広さで紹介って、よく考えたら正気じゃねえよな!」

S「まあ、GLAのようなマイナーなキャラもきちんとフォローしているというのは素晴らしいな。ところで、GLAの補欠メンバーことグラスホッパーは載っているのかね?」

F「お前何、しれっとおこがましいことを口にしているんだ。まあ確かに、ほんのちょっとアベンジャーズに在籍した人間や、なんとなく気の迷いで敵対しちゃった悪役もフォローしてはいるが……。同じ補欠メンバーのデッドプールさんが載っていない時点で、お察しあれだ。というわけで、X-MENやファンタスティック・フォーのような、アベンジャーズ以外のチームに所属するキャラはあんま載ってないので、買おうとしている方はご注意を」

S「ウルヴァリンとビーストと、ハウス・オブ・エムという大事件に関わったマグニートーは載っているんだな。ところで、僕らのレッキングクルーは?」

F「……ホントだ。あのアメリカンバカルテットども、掲載されてねえや。要所要所で、適当にアベンジャーズと敵対しているのに、なんでだろ?」

F「まあ、得意技:単独行動なバカどもは放っておこう」

S「チームの四人が揃えば、ハルクやソーでも倒せるのに、あいつら何故かバラけて行動しやがるからな……。で、何処まで触れるんだ」

F「そうだなあ。タスクマスターやGLAみたいに、ウチで嘗て触れたヒーローについて、再度触れてみようか。あと、以前使わなかったネタや最新のネタも絡めてな。ああそれと」

注:この記事は独自研究に基づいています。

S「なんじゃい、コレ」

F「いやねえ。別に情報を持っていくぶんにはガンガン持って行って構わないんだけど、ネタをネタと見抜けぬままWIKIみたいなのに記載しちゃう人がいてねえ。そういう記事を書くなら、まず自分で文章の推敲と資料の検証をしないとダメだぜ!?」

S「まあ、ネタがそのまま時と他人の口を経て真実になったら、色々困るもんな」

 タスクマスターについて

F「図鑑の情報により、道具無しで他人の声を模写できることが分かりました。タスクマスターさん、マジタスキー」

S「ふーん、色々な武器を万能ベルトに仕込んでいたのか。確かに武器を持てば持つほど強さが一枚上がる人だけど。ん!? ちょっとまて、これは!?」

F「ああ、どうやらあの骸骨顔はマスクではなくホログラフィらしい。どおりでデッドプールに化けた時、骸骨顔の上からマスクを被っていたワケだぜ。ホログラフィ投影装置があれば、スイッチひとつで変身可能だからなあ。あの素顔でさえ、本当に素顔なのか分からなくなってきたぜ」

S「なら、なんでデッドプールに化けた時、わざわざタイツとマスクを借りたんだろ。ホログラフィを書き換えればいいんじゃね?」

F「……それはそれとして。そういやタスキー、アメリカに帰ってきたんだな。隠し子疑惑と共に」

S「いや待て、その疑惑は一緒に帰ってきちゃマズいだろ!?」

F「まあ、タスキーに関してはまた今度書くことになるだろ。隠し子疑惑の冊子はまだ訳してないし、個人誌総集編も出ることだし。それにしても、眼の色は不明と記述されてるのに、なんで髪の色だけ茶色と明記されているんだろうか?」

グレイト・レイクス……アベンジャーズ? チャンピオンズ?

F「イモータルをリーダーとした、外見的にはイマイチだけど心は熱いヒーローチームこと、グレイト・レイクス・アベンジャーズ。やったね、イモータル! 今回の能力値見直しで耐久力がMAXの7に設定されたよ! 知力も4で、スパイダーマンクラスの天才レベルだ!」

S「ところで“グレイト・レイクス・アベンジャーズはグレイト・レイクス・チャンピオンズに改名した”って記載されてるけど、最新刊でスクイールガールが“グレイト・レイクス・アベンジャーズはスゴいのよ?”って口にしていた気が」

F「流石は日本で5番目くらいにはGLAに詳しいサイレンさんだな! というわけで、以下に彼らの名前をまとめてみました。なお事典では、スクイールガールではなく、スクレイルガールで登録されてます。めんどいので、ウチはスクイールで行くけど。発音的には、間違ってないし」

S「どさくさ紛れに、なんか微妙な称号与えられた!?」

グレイト・レイクス・アベンジャーズ
 結成当初から名乗っていた名前。本家アベンジャーズには許可を取っておらず、自称だったため、商標権の無断使用で訴えられる。様々な変遷を経て、最近再び、このチーム名を名乗れることに。

グレイト・レイクス・エックスメン
 俺たち、広域的にはミュータントみたいなもんだし、X-MENを名乗っても問題ないよね!?と言ってみたものの、サイクロップスにやんわり断られる。

グレイト・レイクス・ディフェンダーズ
 じゃあディフェンダーズを名乗っていい?と提案したものの、創設者のDr・ストレンジにやんわりと(以下略)

グレイト・レイクス・チャンピオンズ
 フラットマンがヒーロー限定ポーカー大会で優勝、ポーカーに熱くなりすぎたヘラクラスから、彼の作ったチームであるチャンピオンズの商標権を勝ち取り、堂々とGLCと名乗れることに。

グレイト・レイクス・イニシアチブ
 シビルウォーより始まった、ヒーロー登録法施行時に名乗っていた名前。熱烈なアイアンマンファンであるスクイールガールがいるだけあって、彼らは賛成派だった。後、社長から権力を奪い取ったノーマン・オズボーン(グリーンゴブリン)と喧嘩したグラビティというヒーローが、報復人事で左遷されてきた。なお、GLAが敵対したヴィランにグラビトンというのもいる。非常にややこしい。

S「だいたいあってる、よな?」

F「俺も正直、自信がない。こいつら、結構コロコロとチーム名を変えるもんでなあ。ライティングロッズという、グレイトでもレイクスでもないチーム名を名乗っていたこともあるし。こんなに面倒なら、世界中の誰よりも長生きし、最後に残される大いなる秘密を知ることを運命づけられた、イモータルさんについてでも解説しておけば良かった」

S「なにその、カッコいい使命!?」

敵か味方か!? デッドプール!?

S「敵だろ」

F「そんなアッサリと!? いやね、この事典にはそのキャラの敵味方も記載されているんだけど、何故かGLAはキャラごとにデッドプールの立ち位置が違うという話でしてね」

デッドプールは味方じゃね?派
 イモータル、ビック・バーサ

デッドプールは敵だ!派
 ドアマン、フラットマン

どうでもいい派
 ダイナ・ソアー、スクイールガール

S「何度もデッドプールに殺されてるのに、味方にカテゴライズするイモータルはマジでいい人。おはようで斬首、こんにちはで爆殺、こんばんはで絞殺」

F「声が読者にも聞き取れないダイナ・ソアーは置いておくとして、スクイールガールの場合は嫌いな人かなあ。バット・ガイ!と言って、嫌っているし。敵にするほどでもないけど、味方にしたくもない。デッドプールさん、バット・ガイの異名が気に入って、バット・ガイのデットプールだぜ!って時折名乗るけど」

S「フラットマンはアレだろうなあ、お風呂で折り紙事件か。ペラペラの身体を帆船や紙飛行機にされて、さんざん遊ばれたもんなあ」

F「ドアマンはアレだろ。デッドプールタイムワープ事件のせいだろ」

デッドプールタイムワープ事件
 身体が異世界ダークフォース・ディメンションへの扉であるドアマン。ノリでX-MENの連携技をパクって使用してみた結果、デッドプールと某老女を体内に飲み込んでしまう。何をどう間違ったか、飲み込まれた二人は70年代のピーター・パーカー宅にタイムワープ。メイおばさんを気絶させてしまい、とっさに老女がメイおばさんに成り代わる。開き直ったデッドプールはホログラフィ装置を悪用し、ピーター・パーカーに変身。スパイダーマンが活躍するはずの歴史を、デッドプール大活躍の歴史に改編してしまう。グリーンゴブリンの陰謀や盟友ウィーゼルの人生をさんざん引っ掻き回す大騒動に発展してしまった。なお、自分の体内からデッドプール達が帰って来るまで、ドアマンは強烈な腹痛に悩まされていた。

F「こりゃあ恨むよな!」

S「いやー、ドアマンより、スパイディやウィーゼルの方が恨む資格あると思うけどな!」

彼女の相棒であるリスはGLAに加入できなかったレザー・ボーイという少年に殺されてしまった

F「って、スクイールガールの項目に書いてあったけど、俺の記憶が正しければ、レザー・ボーイってコイツなんだけど」

変態だー!

S「なんてこった、こんなに脛毛と胸毛が豊かでも、アメリカだと少年扱いされるのか」

F「ああ。このフェロモンで少年だとしたら、いったい成人男性はどれだけの……!? そりゃ日本も戦争に負けるわけだぜ。アメリカ、超怖い」