日々雑談~2049~

 明日はいよいよ今年最後の12月31日。そしてサークル参加のコミケ三日目です。新刊情報や頒布情報はこちらにあります。追加情報としては、昨日お伝えした、おまけペーパーの存在。こちら、ミニSS集を新刊既刊問わず、当サークルの本を一冊でもご購入された方にお付けします。
 しかしついに2015年も終わりですね。今年あったことで個人的に一番のニュースは、CHAOS;CHILD とある情弱の記録での、商業デビューでしたが。いやー、云年前の自分どころか、一年前の年越し直前な自分に言っても信じないでしょうね。ゲームプレイから本の完成に至るまでに色々なことを改めて学ぶことができ、非常に実りある一年でした。
 その作業の結果、少しホームページなどの作業に支障が出てしまったのは反省材料です。最初はイケると思っていたのですが、その結果、色々中途半端な形になってしまいましたね。
 あとまあ、ニーズを知りつつ、それに応えられなかったのも悔いです。そのニーズの名は、“アントマン”。実はアントマンが、ウチの検索ワードトップなデッドプールを抑えていた時期があったのですよ。ウチもアントマン関連の記事は、幾つかあったので、そこからの繋がりでしょう。
 映画公開の影響やデッドプールの紹介サイト自体が増えたというのを考慮するとしても、アントマン(スコット・ラング)の躍進と、そこから彼の知識を欲しようとした人が多かったのは事実。欲しようとしている人に、満足な資料を用意できなかったことは残念です。その知識が欲しい!と受け手に思ってもらうことは、ある意味何よりも難しいことなのですが……。
 ニーズを理解し、機会を狙いすまして知識を広めれば、その結果、みんなが得をして、自分にもおこぼれがあるかもしれない。遠回りな欲望ですが、ウチの鉄則です。ここで前のめりになったり、一人でまず何かを得ようとすると、結構コケます。
 それにまあ、元々、紹介すること自体が楽しい好きですからね。好きだからこそ、やってられるし続けられる。は好きでやっていて、読んだ人が楽しめればこれ幸い。Win-Winな話です。
 自分にあったこともそうですが、コミックスでの扱いが長年不遇気味だったスコット・ラングの躍進と、アメコミ業界も……話を広げてしまえば、世界全てにおいて来年また何があるかわかりませんね。起こりうる変動や変革が、良いことであるのを願います。
 それでは、皆様、良いお年を。明日コミケに来られる方は、是非ともお会いしましょう!
 ……終わりっぽい挨拶ですが、場合によってはもう一回、更新がありますので。無かったら、その時はこれが今年最後の更新ということで。なんかもう、グダグダだなあ!

日々雑談~2048~

 冬コミで配布するおまけペーパーの方、完成しました。
ふじい「こんな感じで書く、台本形式のミニSS集となっております」
 内容ジャンルは非常に雑多。今年ハマったものをメインに、バラエティに富んでおります。今回お休みとなったアメコミカタツキも……? こちらイベント当日、新刊既刊問わず、当サークルの本をご購入していただいた方に、先着順で配布しますので。なお、最近のイベントで無料配布しているポストカードも若干数有りますので。こちらは、購入なしでもOKです。

『CHAOS;CHILD(カオスチャイルド)』アニメ化企画進行中! PCへの移植も決定

 カオスチャイルドは贔屓目抜きで良い作品なので、PC版やアニメ化で多くの人の目に触れてほしいなあと。まだまだ、伸びしろの方、きっと残っております。なお、今月発売した電撃G’sコミック2月号でも、コミカライズ版カオスチャイルドの連載が始まっております。こっちも要チェックです。
 カオスチャイルドのアニメ化に際し複数の関係者ですら「うわあ……」となるぐらいのやりきれなさな“あのシーン”をそのまま映像化したら、そのシーズンの話題をがっつりかっさらうぐらいのインパクトはあると思うんですよね。でもアレが映像化して、それを目の当たりにしたら……うわあ……。
 実際、今年一番自分が何のゲームをプレイしていたかと言えば、カオスチャイルドです。ノベライズを書く上での必要性もありましたが、ホントどっぷりと妄想科学アドベンチャーに浸っておりました。いやねえ、どのヒロインもいいんですよ。脳内に留めたり試案を考えてみたりと、段階には差があるものの、ノベライズに際し全ヒロインを主人公候補と考えるくらいに。色々あった結果、ノベライズ版の主役は彼女となりましたが……許されるのであれば、今脳内にある妄想もまた形にしたいですね。
 あとアニメ化すればその、ある程度ネタバレトークも許されるじゃないですか! カオチャ唯一の弱点は、他人に薦めるときに、物語の核心になるたけ触れないように魅力を伝えるという繊細さが求められることです。俺もカオチャを管理者に紹介する時、地雷除去作業している気分だったもんなあ! 一歩一歩が慎重ですよ、もう。

ぞんびぐらしな作品紹介~その7~

 アニメがっこうぐらし!の放映に合わせて開始されたこの企画、しかし放映中に手が回らなくなり、停滞から休眠状態となってました。この企画を始める段階で、最終回にはコレの紹介をしよう!と思っていた作品があり、結局そのレビューも今まで書けずじまいとなっております。なので今年中に、ひとまずその作品のレビューだけは、書いてしまおうかと。ぞんびぐらしな以上、この作品のレビューは外せまいよ!

がっこうぐらし!

がっこうぐらし!

 学園生活部とは、みんなで学校で寝泊まりする部活。リーダー役でしっかりものなりーさん、シャベルが恋人元気でパワフルなくるみ、おっとりとした顧問のめぐねえと一緒に、丈槍ゆきは楽しい毎日を過ごし続ける!
 ……ゆきが見ている楽しさは虚構、すでに学校も含め社会は崩壊しており、めぐねえも消息不明。そこにあるのは、いつ終わるともしれぬ、ゾンビのごとき「かれら」に取り囲まれつつのサバイバル生活。見事な、表と裏です。裏もありありと書かれている原作がとうに出ているという状況で、表を押し通した制作サイドの努力は並大抵ではなく。だからこそ、アニメ一話で視聴者の阿鼻叫喚が起きたのでしょう。
 俺もこのホームページや日常会話では、「がっこうぐらし? 日常系な作品だよー」としらを切り通しておりました。でも日々を生きることが日常である以上、なにも間違ってはないですよね。でも一回、ネタバレ込みで話さざるを得ない状況がありまして……いやー、その一瞬は一瞬で、すっげえ楽しかったです!(満面の笑みで
 がっこうぐらし!のポイントとしては、やはり“狂気”の存在でしょう。そもそも、第一話の時点でゆき目線における学園の光景が、狂いですしね。日本発のゾンビ作品も増えた昨今ですが、ゾンビものの華である狂気を、こうも乗りこなしている作品は珍しいかと思います。なんと言いますか、狂気を描こうとしている作品も多いのですが、どちらかと言うと激情的な狂気が多いんですよね。大きなトラブルを巻き起こすものの、事態が収束、もしくは原因の排除により、収束してしまう発散型。この場合、狂気はテーマではなく、イベントに落ち着いてしまっているかと。あと、年齢層が高めな作品だと、狂気が性欲側や人としての黒さに振り切りすぎ、狂気自体が掻き消えてしまっていることも。その点、がっこうぐらし!の狂気は、一つの日常として書いている分、そのままありありと作品テーマとしても読者の心にもずっと在るんですよね。例えるならば、水面の如き静けさを持つ、清廉な狂気と言った感じでしょうか。激情枠ポジションには、りーさん入りそうですけど。
 しかし、がっこうぐらし! 冷静に作品の状況や単行本に付属している巻末資料を読むと、作中世界のきな臭さを感じます。そもそも、学校にライフライン完備され過ぎじゃない? なんで職員室に対ゾンビのマニュアルがあるのか? 舞台となる巡ヶ丘学院の校歌、オドロオドロしいよ!? 読めば読むほど謎や怪しさは尽きません。この作品、原作者の海法さんを筆頭に、アニメ漫画共にゾンビ好きスタッフが一挙集結してますからね。小ネタからして、色々ぶっ込んでおります。イメージで語るならば、「海外で評判のゾンビ映画が日本で発売されない?」という状況に際し「よし個人輸入だ!」「専門店行ってくる!」と、どうにかする手段を選ぶ方々かなあと。そんな好きと情熱が、めっちゃ詰まっております。
 太郎丸のピックアップやみーくんの登場時期を早めることで、原作既読組にすら先を読めなくしたりと、アニメ方面でも触れたいことは多いのですが、流石に長くなりすぎるので、俺が個人的に一番好きな部分を挙げさせてもらいますと……死がまかり通る世界における、生の見事さですね。
 俺が個人的に一番好きなシーンは、原作第四巻で、くるみが首吊り死体を目にして「いくじなし」と口にするシーン。冷酷にも見えますが、この状況で生活することを選んでいるくるみから見れば、絶望から死に逃げた人間はいくじなしでしかないのですよ。
 後は、めぐねえ。大人ポジションなのですが、万能で優秀な人ではない彼女。でも、本編で描かれていない部分や回想でのめぐねえは、唯一の大人として色々なものを抱え込み、みんなと共に生きようとしていました。そして、めぐねえが迎えた結末。「かれら」となり、心が虚ろとなった状態でも、みんなのためを思い出せためぐねえ。めぐねえは生きることが出来ませんでしたが、彼女の生と死には、残酷さややりきれなさと共に、一つの美しさも同居していたかと思います。
 アニメは終わりましたが、原作は続刊中。高校を卒業し、大学に向かった学園生活部はどうなるのか? 卒業が、彼女たちにもたらした変化とは。不穏の種があちこちにある現状。どう転んでもおかしくない、進学大学編。アニメ再開もアリじゃないかな! 最後の犬、気になるし!
 いやー、本来ならゾンビに引っかからない層を、アニメというメディアで釣り上げるという釣果! やがてそこから新たな発想が生まれ、パンデミックの如く新たなゾンビ物が増えていく。ゾンビって、いいですよね! 
 

日々雑談~2046~

 わりと普通に夜、ダウンしていたクリスマス。なのでこんな時間かつ、普通の更新です。もう普段動いている分には平気なのですが、やっぱ微妙に体力削られてるのかなあ。

Deadpool | Red Band Trailer 2 [HD] | 20th Century FOX

 クリスマスに色々配るのは、バットマン:アーカム・ナイトだけじゃねえ!とばかりに、映画デッドプールの新トレーラーも解禁! 残虐+笑いなデップーリッシュアクションだけでなく、シーンを追加することでストーリー展開を想起させてくれるのも特徴。日本はどうか分かりませんが、海外だと年明けてちょっと待てば公開ですからね。そりゃ、色々ぶっ込んでくるよ!

 同じく、バトライド・ウォー創生も、クリスマスのこのタイミングでキャラクター全解禁。RXのリボルクラッシュ、本来一対一での技なものの、おそらく決めポーズの後の爆発で、周囲一体が吹き飛ぶな……。前作2では放映中での参戦となり未完成部分も多かった鎧武も大幅強化。ギリギリのタイミングでの組み込みとなったジンバーアームズはアクションが簡素だったし、スイカアームズは未参戦。極アームズはDLCとして別キャラクターでの参戦だったわけで。バロンも前作最強形態だったマンゴーアームズがフォームチェンジ落ちした代わりに、レモンエナジーアームズが最強形態として登場と、結構手が加えられてるねえ……もうライダーというか怪人な、ロードバロンは無理だったか。ロードバロン出しちゃうと、ファイズにウルフオルフェノク無いの?みたいな話になりそうですしねえ。でも、ガンバライジングにはロードバロン出てたな。
 そして、特報として、あのライダーの参戦も決定。彼に関しては、居ないほうがおかしかったのですが。普通に実装されていないのは、別の予告編で登場が示唆されている超進化込みで、発売後にDLCとして配信するつもりだからだろうか……?
 

日々雑談~2045~

ダークナイトスキンや追加ミッションを含む「バットマン:アーカム・ナイト」の新DLCが配信

 ついに来た来たヤットキた! アーカム・ナイト大型DLC、シーズン・オブ・インファミー! 本編追加コンテンツという中々にハードルの高いものだったので、時間がかかる、下手をすれば未配信の可能性も考えていたのですが、実際は時間が掛かるどころかほぼ海外と同じタイミングでの配信。ワーナー・ゲームのDLCを取りこぼさず、なるべくファンの要望に答えようとする姿勢は、誠意以外の何者でもないですね。このあり方は、実に素晴らしいです。
 シーズン・オブ・インファミーとは何かと言いますと、今までのアーカムのエピソードとして収録されたナイトウィング編やロビン編とは違い、適用した時点でアーカム・ナイト本編に組み込まれることになる追加ミッションです。つまり、ゴッサムシティに前作や前々作に登場したものの出番がなかったヴィラン、マッドハッターやキラークロックやMrフリーズやラーズ・アル・グールが姿を見せることとなります。おそらく、他のミッションと同じく、ゲームを始めからプレイした場合、徐々に進行していくことになるかと。
 本編に登場していたペンギンやトゥーフェイスと同じ、最重要手配犯として登場する彼ら。ミッションの長さも濃さも、既存のヴィランに劣るものではありません。選択によりミッションの結末が変わるもの、アーカムシリーズにおける一つの決着となるイベントもありますしね。贔屓目抜きでも、税込み1080円のDLCとしてはかなり豪華な代物かと。唯一問題があるとしたら、メインプレイヤーがもうゴッサムではなく、ウェイストランドや神室町に引っ越してることぐらい。お、面白いから、ちょっとだけ帰ってこようぜ!?
 他にも映画ダークナイト仕様のスキンや、クリスマスと言えばなバットマン:ノエルのスキンと、無料コンテンツも中々に面白いですね。あと、アナウンスは無いものの、ハーレークィンのクラッシックコスチュームや、謎の騎士アーカム・ナイトもプレイアブルキャラになってますので! 動くだけで見惚れる造形。やっぱかっけえな、アーカム・ナイト!