超人破壊者現る!

 21世紀のネプチューンマンと彼により覚醒させられたセイウチンによるチーム、ヘル・イクスパンションズ。スカーフェイス&ジェイドのトリニティーズを惨殺した彼らの前に立ち塞がったのは、謎の着ぐるみタッグことマイケル&ベルモンドのヘルズ・ベアーズだった。
 ベルモンドの正体は不老の機械超人ウォーズマン(21世紀より来訪)なので、実力的には問題なし。つまりこの戦いは残りのクマーことマイケルの正体に左右されることに。
 そして、ついに今週マイケルの正体が明らかに。ネプチューンマンをロックアップで圧倒し、悲鳴をあげさせるほどの怪力を持つマイケルの正体とは……。
「な、なんだ~っ!?ヌイグルミをぶち破り出てきたのは~っ、この世のものとは思えぬ巨大な生物だーっ!」

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せめて狩人らしく

 ティガレックスの咆哮が地を揺らす。なまじ遠くで聞けば鼓膜が裂け、近くで聞けば身をも裂く咆哮も、遥か遠くであればただの大きな隙でしかない。
 轟砲【大虎頭】の照準がティガレックスの眉間に合わさる。轟砲というヘビィボウガンの素材はティガレックスであり、【大虎頭】は特に強力な個体の素材から作られた一品だ。多少当たりがブレる事があり、散弾や属性弾が一切撃てないものの、威力は絶大でリロードも早い玄人好みの一品だ。
 そしてこのティガの頭蓋に似たボウガンは、ティガレックスを大量に狩って来た証でも有る。
「グオォォォォォォォォォ!」
 同族の敵と言わんばかりに、ティガレックスは激しい雄叫びを上げ憎きハンターへと突撃する。怒りの余りに体の各所の血管が激しく膨張し、茶色の表皮を透かして浮き出ている。
 当たれば必死の突進を前にして、ハンターは構わず弾を撃った。通常弾がティガの頭をかすめ、何発かがティガの目をかする。しかし視界を少し邪魔されたくらいで、ティガの突進は止まらない。狩人と轟龍の距離はあと僅か、数秒後に狩人はティガの咢に砕かれ肉塊と化す。もはや回避も間に合わぬ、狩人の必死は絶対的であった。あそこで欲を張らずに素直に逃げていれば、避けられた物を。
 だが、必死の運命を容易く覆すのが狩人であり人の可能性。この可能性があるから、人は怪物と互角以上に渡り合えるのだ。
 絶対不可能なタイミングで、彼女は回避に成功した。自ずから転倒し、ボウガンをすぐに構えた。
 彼女の纏う衣装は、多少違う部分があれど迅竜ナルガクルガの素材で作られている。ナルガクルガは素早い竜であり、ナルガで作られた装備品は使用者に彼の竜の素早さを与える。この装備をしているからこその奇跡の回避であり、必然の回避であった。
 ティガレックスの牙は獲物を見失っても勢いが殺せず、とんでもない物を噛んでしまう。彼が噛んだのは巨壁。悠久の時を生き抜いてきた硬い岩壁を噛んでしまったのだ。ティガは牙を引き抜こうともがくが、怒りの牙は壁に深く食い込み抜けない。
 動けぬティガの各所を、貫通弾が貫いた。爪が割れ、牙が砕け、片目が潰される。だが、ティガの怒りはそれぐらいの痛みでは収まらない。轟竜の怒りは、負傷の残酷さを凌駕するほどに激しいのだ。
 牙が砕けたおかげで自由になったティガは、憎き狩人へと向き直る。向き直った瞬間、最後の貫通弾がティガの脳天を貫いた。

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2008夏コミ新刊!

 夏コミまで2週間を切ったので、いい加減新刊告知だろ常考……
 というわけで月姫&FateSS本『Moon salto press』のお出ましだー!!

MoonSaltoPress

 というわけで表紙はいつも通りにうみつきさんにお願いしました。正直、この人が居なかったらウチのサークル成り立たない。なんと素晴らしき準ヒロインの眼鏡コンビか! ……俺、なんか変なこと言った?
 本の仕様もいつもと違い、ブックカバーも使用できる文庫サイズの短編集。収録タイトルは以下の通りとなります。

弓塚夢残
夢の終わり
舞台袖の死闘
活きる糧
萌えよ! 闘魂!?
ワカメ同情
ザ・サムライ~完璧版~

 おいおい、全部このホームページで見れる短編じゃね? 再録で金を取るなんて、ふじいのヤローふざけてやがるぜって思った方は正直者。
 流石の俺もそこまで出来るほど、怠けモンかつズルっこではないです。全ての短編に大幅な修正と加筆を加え、なおかつサムライにいたっては全編ほぼ書き下ろしだー!

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熱いうちに打とう、次からは

 思い立ったが吉日と申しますが、なかなか思い立った日には実行に移せずズルズルとしている内に余所とネタがかぶってお蔵入りというネタもありまして。
 ちくしょう、Fateで英霊血盟軍ってやろうと思ったら、氷室の天地で打倒遠坂の為にクラスを乗り越え集結した超人血盟軍とかが結成されてた。磨神さんほど俺にとって大きな壁はいねえ、料理対決で美味しんぼネタを持ってくるのは定石だが、グルマンくんネタを使うだなんて恐ろしいセンスだ。え? グルマンくん知らない? ゆでたまご先生が空気も読まず少年エースで連載していた料理漫画。エヴァやナデシコと並んで連載されていたヤツですよ。ほら、あの氷室さんが作った冬瓜の細工皿は、グルマンくんのグルマン・キッズ・レースで王府くんが作った純粋卵大王麺のオマージュじゃないですか。うん、正直ネタを見た瞬間に王府くんの顔が浮かんできた俺もたいがいだと思うんだ。
 ……なんでこんなニッチなネタを使っているのに、この漫画オフィシャルなんだろうか。

 話が大幅にズレましたが、要はコレなんですよ。

 真・恋姫無双、やはり来たか……!
 前回は顔も出てなかったのに関羽に殺意を向けられていた呂蒙が居たり、厳顔や黄蓋がババア結婚してくれ!って感じだったり、大将軍や孟獲のようなあんまり(皆無か?)女性化されていない連中が出ていたりするんですが、それよりなにより劉備と魏延なんですよ。
 いやね、実は彼ら(?)二人を使った二次創作を考えていたんですよ。もうこりゃ出せないなーって感じに。俺が考えていた方だと、劉備は男ですからね。もう女の劉備が恋姫に出た時点で俺の出番は無いなと。

ところで、三国一のヤラレ役こと華雄さんに真名が無いのはやはり……。あの人、原典にも字が無いからなあ。最近発売した呂布子ちゃんの3巻でも某痔持ちに一蹴されてました。シ、シンクロニシティ(違います)
 あ、三国志大戦では華雄サン強いんで僕も愛用してますよ。馬だろうが槍だろうがコスト比最高峰の武将なんで。耐え難いバカさかげんと、使いにくい計略のせいで人気無いですけど。強いんだけどね! 強いんですけどね!
 同じ前作おざなりヒロインの公孫サンには真名が付くというヒロインフラグが立ったのに比べると、彼女はなんと不憫か。

 現在、ボツった恋姫SS発掘中。プロットだけですが、見つかったら載せます。わざわざ書き出す時間と根気はねえよう。

ヘイヘさんとギャレンくん~その4~

「……ぼけーっと」

ヘイヘさん
得意武器:ライト&ヘビィボウガン
久々に登場のモンハンG級ハンター。前回登場時は上位ハンターだった事を思えば、どれだけこのネタを放置していたのかと。回避距離スキルを持つことで、ヘビィのG級ソロ運用に成功。大方のモンスターを倒した彼女の行きつく先は。

「どうした、ヘイヘさん! 元気無いな」

ギャレンくん
得意武器:ガンランス
実はG級ハンター。前回登場時は下位だったのに。使いにくいと言われているガンランスのみでここまで来たのだから、大した物である。ボマースキルを手に入れたが、足の遅いガンランスに最も合っていないスキルである事はいまだに気付いていない。

「あー……ギャレンかぁ」
「抜け殻だ、抜け殻がいる。どうしたヘイヘさん、久々でキャラを忘れたか? それともピアスに装備を変えたせいで、目隠れッ娘と言うのがバレてローテンションなのか?」
「いや、それはそんなに」
「俺もG級になったんだから、さっさとG級クエストにでも行こうぜ」
「そうだな。君ももう、上位ティガ二頭や覇龍アカムトルムを倒したG級ハンターなんだよな……」

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