日々雑談~2279~

 2017年も昨年になったということで、2017年の様々な出来事や作品を思い出してみる。
 まず最初に1月辺りから順繰りに思い出していかないと、2016年との境目が曖昧になるのよね。年を跨ぐ作品ってのもあるから、このあたり、判断が難しいのですが。例えば、12月公開で正月まで続くスター・ウォーズシリーズとか。

 スター・ウォーズと言えば、最初期の主人公であり伝説の男となったルーク・スカイウォーカーを演じるマーク・ハミル。

 伝説と言うしかない、円熟具合。若い時はルークという当たり役の重圧に苦しめられたマーク・ハミル。様々な経験を得た今ではもう、どんな重圧も歴史も着こなしてみせる名優ですよ。

 スター・ウォーズでは伝説の男でも、ザ・フラッシュでは永遠のイタズラ小僧なトリックスター。なんでも出来る懐の広さこそ、名優の証であり、そうであって欲しい姿。

 え? これはトリックスターですよ? 衣装に小物に歯をむき出しにする笑い方に特徴的な声に、全部どう見てもジョーカーだとしても、当人がトリックスターと呼ばれている以上、これはトリックスターですよ。このオリジナリティ溢れるトリックスターが気なる方は、THE FLASH/フラッシュ シーズン3 #9「サビター」を観ると良いよ!

 そういやこの「サビター」も、本国だと2016年の12月公開なので、ある意味スター・ウォーズと同じ年またぎの作品というか、ローグワンの公開とほぼかぶってたのね。年末つえーなー、マーク・ハミル。

日々雑談~2237~

 おお……今日はデッドプールVol.7:アクシスの発売日だったか。善悪反転イベント、アクシス! 一応悪カテゴリーなデッドプールは善ならぬ禅に目覚め禅プールに! しかし前回のオリジナル・シンもそうだったけど、本家オリジナル・シンやアクシスが出てないのに外伝ポジなデッドプールだけバンバン出ているというのも、妙な感じですな。

 月刊デッドプールのレギュラーシリーズも、10月発売のデッドプール Vol.8:オール・グッド・シングスでひとまず最終巻。まだ邦訳予定はありますし、きっとおそらくたぶん、この先の話もやることで、邦訳が途絶えることは無いでしょうが。

 デッドプールの邦訳は続くと、こうして信じることが出来る。いい、実に良い。まったく、スゲエ時代になったもんだぜ!

 

 日テレ系列で放映中のTHE FLASH/フラッシュ シーズン1。遂に次回9月21日(水)午前2:04~2:59(火曜深夜)は#21「グロッド」“Grodd Lives”。最強のゴリラことグロッドの登場回ですね。

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 一歩間違えれば面白映像にしかならない、VSゴリラ。しかし、ゴリラが出ないフラッシュとはいかがなものか。そんなジレンマに真正面からぶつかった、アメリカ最先端のゴリラがここに。ドラマ版フラッシュのグロッドは、シーズン1最大の強敵としてフラッシュの前に立ちはだかります。

 毎週何かしらのヴィランが登場するドラマだけど、ラスボスの彼と好敵手のキャプテン・コールド、そして強敵のグロッドはヴィランの中でも頭一つ抜けている感じがするね。今までの話が未見だとしても、このグロッド登場回には「なにこれスゲエ」となるインパクトがあるので、是非。フラッシュ自体、毎回なにこれスゲエの塊だけどな!

日々雑談~2135~

 明日深夜から、ついに日テレ系で地上波初となるザ・フラッシュの放送開始。毎週録画をセットしておこう。特撮としてもドラマとしても、近年トップクラスに速いし面白いぞ!

 ゴールデンウィークの休みの谷間となる、本日。道路事情が、本当にヤバかった。平日の混み具合+休日の混み具合+休日ドライバー出勤! と、マイナス要素を足すだけ足して、ちょっとだけ割ってみた感じで。ああもう、いくら広いワゴン車に乗ってるからって、幼児を車内に野放しにするのはアカンよ。ワゴン車そのまま高速道路のインター方面に行ったけど、流石にチャイルドシートに座らせたよな……?

 あと、昨日まで三連休+明日から三連休の合わせ技で、基本的に平日しか空いてない施設、病院やゴミ集積場なんかが、えらいことになってましたね。例え風邪気味ぐらいでも今日行っとかないと、明日からしばらく取り返しがつかないからなあ。逆に、取り返しがつかなくなって、今日を迎えてしまった方も居るわけで。
 金曜日も条件的には似ていますが、普段と同じ土日前の金曜日でもあるので、今日に比べれば、ちっとはマシになるでしょう。三連休後の平日という条件は、残ってしまいますが。
 GWは公共交通機関推奨ですよ。ホント。

日々雑談~2126~

熱は下がったものの、まだ完治と呼べる状況ではなく。なので今日は、さっくりと更新させていただきます。

 
 今週のアルティメット・スパイダーマン VS シニスター・シックス、ノーマン・オズボーンが落ち着いてしまった以上、グリーン・ゴブリンの参加は難しい……と思っていたら、まさかの別次元(マイルズ・モラレスの世界)のグリーン・ゴブリン参戦! アニメのタイトル的に、アルティメットユニバースだとアニメタイトルと被ってややこしいし、アースナンバーのEarth-1610つっても伝わらないしで、ややこしいね! そもそも、コミックスのマイルズ・モラレスが居るユニバースとは、若干違う世界なんだろうけど!
 
 全次元で唯一スパイダーマンを倒したグリーン・ゴブリンって、すげえプレミアム感なものの、無数に別れた平行世界でスパイダーマンを倒したゴブリンが一人しか居ないってのが逆にスゲエよ。どんだけ相性悪いんだよ……まあ、別の作品じゃあ、スパイダーマンどころかパチモンっぽい傭兵にCM中に倒されたゴブリンも居たので、むしろスパイダーマンまで辿りつけなかったゴブリンが平均値なんだろう。

 ドクター・オクトパス側にグリーン・ゴブリンが入って、スパイダーマン側にマイルズ・モラレスが参戦。ドクター・オクトパスが仲間を増やす度に、スパイダーマンにも仲間が増えてるって、これドクオック詰んでね?
 

フラッシュ シーズン1|日本テレビ

THE FLASH  フラッシュ

 日テレ系で毎週水曜(火曜深夜)午前1:59~2:59放映。初回の5月4日は2:59~3:54なので気をつけろ!
 こいつぁ、春からめでたいぜ! いきなり飛び込んできた、嬉しいニュース。ちょびちょびオススメしているドラマですが、こうして観る側殆どローリスクな地上波で放送されるのは、最高レベルの吉事。これ以上は、ゴールデンタイムでの放映ぐらいしか無えよ! あ、でも、第一話と第二話をセットで金曜ロードショーで流してみても……。
 アメコミという枠でありながら、特撮としての匂いも強い今作。光速の世界、たまらんですよ。

フラッシュとローグス~Mutual Respect~

 実は先月、Togetterまとめに載せてある、光速の男に抗う男たち~これからのローグズ~を追加削除共にしつつちょっとだけ改定しました。改定したのは、邦訳でも発売されているフォーエバー・イービルに関する部分。追加分は、作中におけるレックス・ルーサーのキャプテン・コールド&ローグス評です。

「キャプテン・コールドを見てると、勤勉だが、知識もなく野心もない田舎の善良な人々を思い出す。コールドと仲間は三流の悪党だが、お互いに対して忠誠を誓っている」
(ルーサー自身の側面である、謙虚さを持つコールドへの評)

 実際、どのような状況でこの評価が下されたのかはフォーエバー・イービルを読んでもらうとして……実はこれ、悪くない評価だったりします。そもそも自意識過剰気味なルーサーが己と照らしあわせるだけの物があると、認めているわけで。謙虚さを持つには、謙虚になるだけの実力が必要です。

 そして、削った部分は、「フォーエバー・イービルにて、キャプテン・コールドの口からフラッシュと自分たちの関係が語られている」という部分です。この評価は、キャプテン・コールドVS異世界から来た邪悪なフラッシュことジョニー・クイックにて、ジョニークイックと対比させる形でコールドが語っているのですが……邦訳だと「フラッシュとは大違いだな」と、シンプルな訳になっております。
 翻訳の方針やフキダシに詰める都合というものがあるのでコレは仕方のないことなのですが、評価を期待して買ってしまった場合、肩透かしになってしまうのではと思い、削らせていただきました。
 なお、原語における該当のコマは、こちらとなります。洋書だとForever Evil #6。邦訳フォーエバー・イービルだと、CHAPTER6―覚醒―の段。具体的なページ数としては162Pですね。

キャプテン・コールドVSジョニークイック
※ホームページ上だと縮小されてしまいましたが、画像をクリックするとフキダシの文字も読める大きさになります。

 れいとうパンチならぬ、れいとうキック! こうかはばつぐんだ!
 コールドのルール無用な残虐ファイトはひとまず置いておくとして、今回のテーマにそっているであろう英文を、抜き出してみます。

“The Flash And I Got Mutual Respect. That`s The Difference Between You And Him”

 やはり気になるのは、尊敬という意味を持つRespect(リスペクト)という単語が混じっていることですね。Mutualの意味は「共通、共同、相互の」が挙げられます。つまり、Mutual Respectとは、互いが持つ敬意ということになります。
 辞書を引きつつ、自己流で訳した場合、こんな感じとなります。

「フラッシュと俺は、互いにリスペクトしあってる。それが、お前とフラッシュの違いだ」

 このれいとうキックに至るまでの状況を補足しますと、ジョニー・クイックがキャプテン・コールドを拘束。ジョニー・クイックの世界で警官だったコールドを既に殺害していること、コールドが凍結銃を持っているだけの常人であることから、コールドのことを「銃がなけりゃなにも出来ない、ただのバカだ」とナメきった結果……コールドの逆襲により、ジョニー・クイックは足を砕かれました。つまり、コールド(敵)への敬意の無さこそが、ジョニー・クイック敗北の原因となっております。
 そして注目すべきは、ここでコールドがフラッシュとの間にある、リスペクトという関係を口にしていることですね。まずコールド自身は、間違いなくフラッシュにある種の敬意を払っているわけで。フラッシュがコールドに敬意を払っているかどうかは分かりませんが、敬意も何も無ければ、おそらくフラッシュも既に足を砕かれているんじゃないかと。悪役の口から出る、正義の味方への敬意。

 こうしてフォーエバー・イービルで示された、キャプテン・コールドとローグスの謙虚さに、コールドとフラッシュの間にある敬意。これもまた、ローグスのあり方を紐解く、材料となるでしょう。
 あと個人的には、フォーエバー・イービル解説内での「仁義を守る任侠集団」というのが、ツボにハマりました。愛嬌といい仁義といい任侠といい、なんでこうアイツら、英訳しにくい日本語がこうも似合うのか……。